連続ドラマW　東野圭吾「ゲームの名は誘拐」2024/07/01

記者会見情報

WOWOWプライムで放送・配信される、連続ドラマW　東野圭吾「ゲームの名は誘拐」の完成披露試写会が開催され、主演の亀梨和也と、共演の見上愛、渡部篤郎が登壇。MCとして、本作に出演することが決定している森香澄が登場した。同作は、東野圭吾の同名のミステリー小説を原作にドラマ化。広告代理店のプランナー・佐久間駿介（亀梨）が、自分をプロジェクトから引きずり下ろした大企業の副社長に一矢報いるため、その娘と共謀して狂言誘拐を企てたことから始まるミステリー 。試写会の前に行われた舞台あいさつで、客席後方からサプライズ登場した亀梨は、1人で呼ばれるのを待っていたそうで、ステージに上がると「後ろで小っ恥ずかしかったです（笑）」と照れくさそうに笑った。会見中にMCの森が亀梨のことを「亀梨“そん”」とかんでしまうと、「亀そんとしては…」と亀梨が話し始め、会場が爆笑するなど、終始楽しいムードで進行していった。

本当に素晴らしい作品に仕上がった（亀梨和也／佐久間駿介）

映像にするにあたって、なかなか大変だなと思う部分もあり、どうやって作っていくのかと思っていました。われわれキャストも「ここでこういう流れが生まれます」と、現場で説明を受けながらイメージを膨らませてお芝居をするということも多々ありました。出来上がりは本当に素晴らしい作品に仕上がっていたので、早く皆さんに見ていただきたいという思いでいっぱいです。バディものということもあって、見上さんとはお芝居に関して現場でいろいろと話をさせていただきました。壁を作ることなく接してくださり楽しかった印象です。渡部さんとは何度もサウナでお会いしたこともあります。僕の中でも信頼感があって、キャストでお名前を見かけた時に安心しました。いつお会いしても気さくに声をかけてくださって、現場でもフランクに話をしてくださいました。お芝居では、佐久間として緊張感を持って集中させてもらったので、ありがたかったです。われわれのセリフや映像から送られる情報に身を委ねて、そこから得られる情報をしっかり楽しんでいただけたら、いいラストにつながるのではないかなと思います。体中のすべてを使って浸っていただけたらと思います。

亀梨さんが気さくに話しかけてくれて緊張が解けました（見上愛／葛城樹理）

私も、ラストにかけてしっかりとだまされました。ミステリーの仕掛けも素晴らしいのですが、そこに至る人間ドラマもどう描かれるのか、楽しみにしていました。亀梨さんは、「クールで怖そう」というイメージでしたが、（演じる）樹理は、佐久間と平等なバディになることを望んでいるので、自分も平等に並んでいけるようにという気持ちでやらせていただきました。亀梨さんが気さくに話しかけてくれたので緊張が解けましたし、お互いに探り合うような時間がなかったので、（芝居に）集中できてありがたかったです。渡部さんは、テレビで拝見していた通りの紳士で、こういう大人になりたいとひそかに思って憧れていました。樹理は、愛されたかった子なんだろうなと思っていて、特にお父さんには…。年齢よりも子どもっぽい部分があったり、逆に大人びた部分があったり、そこがアンバランスさにつながっていくのかなと思っていました。とにかく脚本をちゃんと読もうと思いました。（誘拐という）ゲームを仕掛けているので、そこで自分がどう動いたらだまし合いができるかなということを手掛かりに（役作りを）考えていきました。

悪い役だけど、私には悪いところがないから台本を熟読しました（笑）（渡部篤郎／葛城勝俊）

原作は、20年以上前に発表された小説で、当時と今とでは文化も変わってきているので内容的に少々変わってくる部分もある。それでも、物語が良ければ誰かが引き継いでいく。それが名作というものなんだなと思いました。亀梨くんは、仕事の経験値も、生きてきた経験値もある、真面目な方。すごく真摯（しんし）に作品に取り組んでいて、さすがだなと。彼がきちんとした生き方をしてきたからかな。芝居も安心しています。見上さんが出演した「幽☆遊☆白書」（2023年／Netflix）とかも見ていて、大好きでした。とても素晴らしい女優さんだなと思って見ていました。（今回は）一緒のシーンが少なくて残念でしたが、これからの活躍を楽しみにしています。演じた葛城はすごい悪いやつなんだよね。私には悪いところがなくて逆に分からないから、台本を熟読して真っすぐ演じることを心がけました（笑）。でも、少し長く（役者を）やっているので、なんとなくそんなこともできちゃうんですよ。亀梨くんは魅力的。真面目にやっている人ってやっぱりすてきですよね。私なんかが言えることはあまりないですけど、亀梨くんは大スターですから！