崎山つばさ&鈴木愛理☆2人が語る、SNSでのファンとの交流とは?2021/03/17
現在放送中のドラマ「140字の恋」(読売テレビ)でTwitter小説の世界に魅了された男・粒谷脩平と、“Twitterの彼女”であり、脩平の隣の部屋に引っ越してきた女性・辻糸華を演じる崎山つばさ&鈴木愛理。それぞれの役の捉え方をはじめとするドラマの話はもちろん、自身のSNSでの経験やSNSでの恋愛に関する話までを聞いた。
──2人が主演するドラマ「140字の恋」は、Twitterの“140字小説”に魅了された崎山さん演じる脩平と鈴木さん演じる糸華の現実と妄想が行き交いながら、思いもよらぬ展開も見せる2人芝居のラブストーリーです。
崎山 「僕は、このドラマのお話をいただくまでTwitter小説の存在を知らなかったんですけど、調べてみるといろんな方がさまざまなタイプの小説を書いていて、こんな新しい世界があったんだな、面白いなと、まずは思いました」
鈴木 「今回のドラマは1話の中で現実と妄想が同時進行していくので、台本を読んでいても、演じていても、『ん!? 現実は終わった? 妄想はどうなった? どういうこと? どういうこと??』となってしまって(笑)。なので、見てくださる方も私のように頭をフル回転させながら(笑)、現実と妄想の両方を楽しんでもらえたらうれしいです!」
──演じた役柄について、感じていることを教えてください。
崎山 「脩平は、事故に遭って車椅子生活を送っているんですけど、Twitter小説が大好きで、女の子に対して本当に想像力が豊か! 僕が想像するのは、例えば、パンをくわえた女の子とぶつかりたいなとか、図書館で同じ本に手を伸ばして指が触れ合ったらとか、くらいなんですけど(笑)」
鈴木 「想像力というか、妄想力(笑)」
崎山 「僕と脩平は全然違うタイプだし、特にその妄想力は自分のはるか上ですね(笑)。でも、そんな脩平の妄想から、彼がこうなりたいというイメージも膨らませることができたし、その妄想から現実に戻った時の脩平が置かれた状況を理解する助けにもなりました」
鈴木 「私が演じた糸華ちゃんは、何でも笑顔で乗り越えようとする子。妄想シーンの中では、いろんな年齢の糸華ちゃんになっているし、落ち着いたキャラからイっちゃってるキャラまで振り幅も広いので、そんな糸華ちゃんを楽しんでほしいですね!」
──崎山さんは、脩平とは全然違うタイプとのことでしたが、鈴木さんは?
鈴木 「似ている部分があるなーと思います。例えば、とりあえず笑顔っていうか、つらいことがあってもぐっと我慢して、笑顔で無理やりつらさを隠すっていうことが私自身も割とあるので(笑)。妄想の中でも、私に似ている部分がありましたね」
──今作は出演者が2人だけですが、2人芝居には面白さと難しさの両方があると思います。
崎山 「やっぱり、2人しかいないから2人の間の空気感が如実に出るというか、見ている方も2人しかいないから2人を見るし、全部が面白さであり難しさでもあるというか。そう考えると、撮影をする中でこの2人がどうにかなじんでいけばいいなと、ずっと祈るように現場にいました」
鈴木 「へー! 私、何も考えてなかった(笑)。私は、ただただ楽しく(笑)」
崎山 「でも、それが良かったんじゃないかな。2人ともなじもう、なじもうと考えていたら、逆にうまくいかなかったと思う」
──今作ではTwitter小説が重要な役割を果たしますが、これまでの経験で印象に残っているTwitterをはじめとするSNSでの出来事はありますか?
崎山 「僕は舞台をやらせていただくことが多いんですけど、その会場でファンの方から直筆のお手紙をいただくんです。そのいただいたお手紙を読ませていただくのが、自分の習慣の一つになっていました。でも、コロナ禍で直接お手紙をいただく機会がなくなってしまって。そしたら、ファンの方が協力して、直筆のお手紙をTwitter上にアップするという企画をしてくれたんです。それは本当にうれしかったし、励みになりましたね。Twitterには、こんな使い方もあるんだなって。僕も、お返事のつもりで直筆の手紙をアップさせていただきました」
鈴木 「私もコロナ禍でのエピソードになるんですけど、“#うたつなぎ”は良かったですね。本業の歌で関われたこともうれしかったですし、会えない人たちともつながっている感覚になれました。正直、たまーにSNSはもういいかなと思っちゃう時もあるんですけど、“#うたつなぎ”みたいなことがあると、SNSがあって良かったなと思います。それと、私のTwitterやブログを英訳してアップしてくれているファンの方のアカウントがあるんですけど、すごく感謝していますね。すごすぎて、オフィシャルアカウントでフォローさせていただいています(笑)」
──SNS上での恋愛はどう思いますか?
鈴木 「それって、アプリとかも含めてですよね。私、大学の授業でそのテーマが取り上げられたことがありますよ。私は基本的に“なし”ですけど、利用している若者は多いって聞くし、昔だったら出会えなかった人たちと出会える可能性はあるんだろうなということは分かります。でも、個人的にはなし(笑)」
崎山 「僕は、なしっていうか、そもそもできなさそう。実は、超アナログ人間なので(笑)。でも、自分のこととして考えなければ、手段としては別になしではないんじゃないかなと思います。今の子たちって、SNSの方がうまくコミュニケーションが取れるとも聞きますし」
鈴木 「ねー。不思議ですよね」
──2人での撮影を終えて、当初の印象から変化はありましたか?
鈴木 「初めは崎山さんの顔面力が高すぎるというか、彫刻みたいなお顔じゃないですか。だから、ちょっとクールですごくしっかりされている方なのかなというイメージがありました。でも、たくさん話をしてくれるし、私の話も聞いてくれるし、クールそうというイメージは変わりましたね」
崎山 「スタッフさんから、明るくて天真らんまんな方だと聞いていたんですけど、撮影をする中で、明るくて天真らんまんなだけじゃなくて、周りをハッピーにする力があるなとすごく感じました。しかも、それをナチュラルにできているのはすごいなと思います。ちょっと尊敬するレベルですね。ちなみに、落ち込むことってあるんですか?」
鈴木 「ありますよー。でも、めっちゃ前向きに生きているので、立ち直りは早いですね(笑)」
崎山 「僕も、楽観主義ですよ。ただ、家では一言もしゃべらないこともあるけど」
鈴木 「崎山さん、一人暮らしですよね? だったら、そりゃそうですよ! 一人暮らしなのに家でしゃべってたら、心配されます(笑)」
崎山 「でも、鈴木さんは家でもずっとしゃべってそう(笑)」
鈴木 「それ、よく言われます(笑)。楽屋でもずっとしゃべってるから、みんなだんだん私をあしらうことを覚えていくという(笑)」
──最後に、あらためて今作「140字の恋」の見どころをお願いします。
崎山 「なんかほっこりするし、ふと気づいたら涙を誘われる瞬間もあるドラマです。見ているといろんな表情になれるドラマだと思うので、いろんな表情になりながら楽しんでもらえればと思います!」
鈴木 「妄想シーンは1話完結ですけど、現実のシーンは全話を通した軸として描かれていきます。少しずつ進んでいく脩平と糸華の関係にも『おっ!』という展開があるので、見逃し配信なども活用しつつ、1話15分のドラマでもあるので、気楽に見てもらえれば!」
【プロフィール】
崎山つばさ(さきやま つばさ)
1989年11月3日、千葉出身。蠍座。B型。 2015年のミュージカル「刀剣乱舞」シリーズへの出演を皮切りに、舞台「幽⭐︎遊⭐︎白書」(19年)など、数々の舞台やミュージカルに出演。また、ドラマ「御茶ノ水ロック」(18年)など映像作品への出演のほか、アーティストとしては自身初のミニアルバム「latte(ラテ)」を4月21日にリリース、リード曲「叫べ」は自身が作詞を手掛けるなど、幅広く活躍中。
鈴木愛理(すずき あいり)
1994年4月12日、千葉出身。牡羊座。B型。 アイドルグループ・℃-uteやBuono!のメンバーとして活動。2017年にハロー!プロジェクトを卒業して以降はソロ活動を開始し、 武道館ライブのほか「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」などフェスへの出演や、「東京ガールズコレクション」に出演するなど、活動の場を広げている。
【作品情報】
「140字の恋」
3月19日
読売テレビ
金曜 深夜0:58〜1:13
※放送終了後、TVer、GYAO!、ytyMyDo!にて見逃し配信あり。
事故により車椅子生活を送る脩平(崎山)は、Twitter小説に魅了されていた。作品をもとにして繰り広げられる彼の空想には、“Twitterの彼女”(鈴木)が登場する。ある日、脩平の隣に空想の中の“彼女”が引っ越してくるのだが…。
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応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募締切:2021年3月17日正午〜3月24日午前11:59)
ハガキでの応募方法は「TVガイド」3月26日号(P81)をご覧ください。
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取材・文/大久保和則 撮影/Marco Perboni
スタイリング/OBU-[崎山] 衣装協力/トラディショナル ウェザーウェア
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