和田雅成&ハシヤスメ・アツコ☆“ボク”と“ツチノ娘”役でドラマ初主演!2021/03/10
現在放送中のドラマ「ボクとツチノ娘の1ヶ月」(読売テレビ)で、ドラマ初主演となる和田雅成とハシヤスメ・アツコが登場。それぞれのフィールドで着実にキャリアを積む2人に、今作の役作りや見どころを聞いた。さらに、話の展開から、“実際にツチノコに遭遇したら?”というもしも話も!
──お二人とも、今回の「ボクとツチノ娘の1ヶ月」がドラマ初主演になります。
和田 「どれだけキャリアを積み重ねても、“ドラマ初主演”が今回の作品であることは、この先もずっと変わらない。そういう作品が、今回のようなあったかいドラマで良かったなと感じています。僕は、見ている方に笑顔を届けたいと思ってこの世界にいるので、僕らしいドラマを運が運んできてくれたなと思うし、巡り会えたことがうれしいですね」
ハシヤスメ 「ドラマに出演するのは今回で3回目なんですけど、演技の経験値が浅いのでプレッシャーもあります。でも、オファーをいただいたからには全力で取り組みたいと思いました。これまで2作品に出演して、知らない誰かを演じることがすごく楽しかったんですよ。第2の人生を歩めている感覚というか、その喜びがありましたね。それは、BiSHでの活動ではあまりない感覚でしたし」
──今作は、突然1億円の借金を背負うことになり、返済のためにYouTubeを始めた和田さん演じる“ボク”が、部屋でハシヤスメさん演じる“ツチノ娘”と出会うことからスタートします。
ハシヤスメ 「脚本をいただいて、読む手が止まらなかったですね。ツチノ娘ちゃん、かわいいなって思いました(笑)。行動のすべてがいとおしく思える、気になるあの子みたいな感じで。このツチノ娘ちゃんとボクがどう1カ月を過ごしていくんだろうって、ワクワクしながら一気に読んで、それからまた繰り返して読んでいきました」
和田 「確かにツチノ娘は本当にかわいくて、しかもパワフルで、それに振り回されるボクっていう(笑)。そんなボクがツチノ娘と出会って、どう借金を返していくのか。それが、ストーリーの軸の一つになっています」
──ツチノ娘のルックスも気になるところです。
ハシヤスメ 「色合いは、皆さんがなんとなくイメージしているツチノコを人間の女の子がやったら、たぶんこんな感じかなという。ポイントは、愛らしいボディーですね(笑)。触ってみたくなる、プルンとしたボディーというか(笑)。衣装合わせの時に着替え終わったら、スタッフさんや監督さんが『うおー!』って声を上げたことが忘れられないです!」
──自身の役柄について感じていること、考えていることを教えてください。
和田 「ツッコミのセリフがすごく多いんですけど、普段の僕もツッコミが多いので、そこは似ているなと感じています。あと、すごく素直なんですよね。部屋にツチノ娘が急に現れて、台本にしたら2、3ページで受け入れるっていう(笑)。現実にそんなことがあったら、マジで怖いですからね。自分の部屋の押し入れを開けたら、見たことのない変な生物がいるっていう(笑)」
ハシヤスメ 「なんか、得体の知れないのが(笑)」
和田 「劇中のボクは割とすぐ受け入れますけど、実際の自分だったら、怖くてまずは押し入れに閉じ込めます(笑)。その上で、警察とか誰かを呼ぶかなー」
ハシヤスメ 「私も、まずは閉じ込めると思うけど、特に誰も呼ばないで1対1で話すかも。なんか、1対1の方が話が早そうだし、場合によってはそのままお友達になってもいいんじゃないかなって思いますね(笑)」
和田 「僕だったら、引っ越しまで考えちゃうな(笑)」
──そんなツチノコ人間=ツチノ娘に対して、ハシヤスメさんはどんなアプローチをしたんでしょうか?
ハシヤスメ 「ツチノコは謎めいた存在ですし、今回のドラマは原作がないオリジナル作品なので、自分なりにイメージするツチノ娘を自由に作っていこうという気持ちでした。歩き方やしぐさ、話し方も、ツチノ娘だったらこうかな、ちょっと笑ってもらえるような動きも取り入れようかなとか。それにしても、ドラマ初主演の役がツチノ娘ですからね(笑)。今後、誰かにドラマ初主演の役柄を聞かれたら、そのたびに『ツチノ娘です』って答えるんですよね、私。『ツチノ娘の“コ”は、“娘”って書きます』って言って、『え?』って返されるんでしょう(笑)。でも、そういう役で良かったです。すぐに理解されない、何かが引っかかるような役の方が楽しいし、うれしいです」
──今作が初共演になりますが、お互いの印象を教えてください。
和田 「僕は、やっぱりBiSHのメンバーとしてのアーティスト活動の印象が強かったですね。BiSHというグループには、どこにも属していないけど、どこにも属すことができる不思議な魅力があって、普通の人とは違う、僕とは違う領域にいるイメージがありました。でも、バラエティー番組でのハシヤスメさんは面白かったりもするし、実際はどんな人なんだろうって、お会いするのが楽しみだったんです。実際に会ってみたら、ちゃんと話もできるし(笑)、1人の女の子としての顔も見えてきて」
──ハシヤスメさんには、どんな女の子の顔が?
和田 「好きな食べものを聞いたら、タラコスパゲティだって言うんです。なんか、“あー良かった”って思いました(笑)。聞く前は、もっとアウトローなところを攻めてくるのかなと思っていたんですよね。例えば、えんがわとか(笑)」
ハシヤスメ 「えんがわ、好きですけどね(笑)。回転寿司に行ったら、必ず食べますもん」
──ハシヤスメさんは、和田さんにどんな印象を?
ハシヤスメ 「お会いする前に写真を拝見したんですけど、どれもキリッとしていて、笑っている顔があんまりないなと思って。でも、ニックネームが“りんりん”だったので、実際に会ったら『りんりんでーす! りんりんなので、すぐ電話しまーす!』みたいなノリかなとも思ったりもしていました(笑)。で、実際にお会いしたら、すごく明るくてキャッチーな方だったので、誰にでも優しくてフレンドリーな人なんだろうなと思いましたね」
和田 「自分から、『りんりんでーす!』とは絶対に言わないですけどね(笑)」
ハシヤスメ 「そのニックネームなんですけど、どうして“りんりん”なんですか? 結構ネットで検索したんですけど、由来が見つからなくて」
和田 「僕、東京に出てきて5、6年なんですけど、上京当時はよく白黒のボーダーを着ていたんです。そしたら、一緒に番組に出ていたMCの方が『パンダみたいだから、りんりん!』って(笑)」
ハシヤスメ 「あー、なるほどー」
和田 「ほら! この話、全然跳ねないんですよ! 結構いろんなインタビューでも話しているのに情報がないのは、そんなに面白くないからカットされちゃうからなんです(笑)。もう、二度と聞かないでください(笑)」
ハシヤスメ 「じゃあ、この記事でしっかり書いてもらいましょうよ! 私も、りんりんって呼んじゃおうかな(笑)。うちのメンバーにも、リンリンがいるし!」
──もう一度ドラマの話に戻って、あらためて見どころを聞かせてください。
和田 「ばかばかしい設定を真剣に演じているし、笑えるシーンもたくさんあると思います。その上で、本当にあったかい物語。なので、笑えてあったかいところが、このドラマの見どころですね」
ハシヤスメ 「原作がない分、見ている方たちは展開が読めないので、物語がどう進んでいくのかがより楽しみになると思います。そこは大きな見どころなんじゃないかなー。2人が1カ月でどう密着するのか気になってほしいですし、もしかしたら恋愛関係になるかもしれないし、途中から新しいツチノ娘が登場するかもしれない。そんなふうにいろんな想像をしながら、楽しんでほしいです!」
──ちなみに、ツチノコが実在すると思いますか?
和田 「僕は、いると思います。いるかどうか分からないって言ったらそれまでだけど、例えば幽霊もそうですけど、存在を信じる人がいるんだったら、それはいるということなんじゃないかなと、僕は思うんですよね」
ハシヤスメ 「ツチノコは、存在します。あるサイトで写真を確認しました。今回、ツチノ娘の役作りをするにあたって、ツチノコについていろいろ調べたんですけど、その中で見つけたサイトに写真が載っていたんです。ただ、ほとんどが葉っぱで隠れていて、尻尾しか見えてなかったんですけど(笑)、一応いました!」
【プロフィール】
和田雅成(わだ まさなり)
1991年9月5日、大阪出身。乙女座。A型。 舞台「刀剣乱舞」シリーズ、舞台「おそ松さん on STAGE~SIX MEN’S SHOW TIME~」シリーズ、舞台「弱虫ペダル」(2017年)など、舞台への出演多数。近年では「テレビ演劇 サクセス荘」シリーズをはじめ、「REAL⇔FAKE」「Re:フォロワー」(ともに19年)、「KING OF DANCE」(20年)など、テレビドラマにも活躍の場を広げている。
ハシヤスメ・アツコ
9月27日、福岡出身。天秤座。O型。 “楽器を持たないパンクバンド”BiSHのメンバーとして活動。ドラマ「ざんねんないきもの事典」(2020年)、「京阪沿線物語~古民家民泊きずな屋へようこそ」(テレビ大阪)に出演するなど、精力的に女優業をこなしている。
【作品情報】
「ボクとツチノ娘の1ヶ月」
3月12日
読売テレビ
金曜 深夜1:08~1:23
※放送終了後、TVer、GYAO!、ytyMyDo!にて見逃し配信あり。
1億円の借金を返済しなければならなくなったボク(和田)は一獲千金をもくろみ、YouTuberに。当初は視聴者もゼロだったが、自宅の押し入れに突如現れたツチノ娘(ハシヤスメ)が意外な人気を見せ始める。果たして、ボクは借金を返せるのか!?
【プレゼント】
サイン入り生写真を2名様にプレゼント!
応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募締切:2021年3月10日正午〜3月17日午前11:59)
ハガキでの応募方法は「TVガイド」3月19日号(P98)をご覧ください。
「TVガイド」の購入はコチラ→https://honto.jp/cp/netstore/recent/tokyonews-book/01.html
取材・文/大久保和則 撮影/Marco Perboni
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