松井玲奈&鈴木仁☆9歳差の恋にキュンキュンが止まらない!2020/10/07
人気の同名漫画をドラマ化、現在FODで配信中の「30禁 それは30歳未満お断りの恋。」。要領よく結婚して生きていきたいと願う30歳のヒロイン・森山志乃を松井玲奈が、志乃に一目ぼれして突然告白する9歳年下の男子、佐藤真雪を鈴木仁が演じる。「志乃に結婚相手ができるまで」という条件で付き合い始めた2人に複雑な人間関係が絡み合う中、物語はいよいよ後半に突入! 今後の見どころをはじめ、それぞれの役に対する思い、現場でのエピソードなども聞いた。
――まずは、それぞれ演じられた役に共感する部分を教えてください。
松井 「私は今29歳で、志乃は30歳を過ぎていて、その先の自分の人生設計というか。1人で歩んで行くのか、誰かパートナーと歩んで行くのか、果たしてそれは幸せなのか、っていうところで、揺れ動いて悩む彼女の感情にはすごく共感するところが多くて。30歳前後の女性はみんな“自分の本当の幸せって何だろうな?”っていうのを強く考える時期なのかな?って思いながら演じていました」
鈴木 「真雪の共感できる部分は、やっぱり好きなことに真っすぐな面です。若いながらも男らしさを感じていて、演じる上でそこは大切にしました」
――お互いの役柄に関しての印象はいかがですか?
松井 「真雪くんに対する印象は、とにかくかわいい! 年下の男の子ってやっぱりかわいいなって気持ちがあったんですけど。でも、その中にもしっかりとした男性らしさもあって、そのギャップにドキッとするというか。かわいいと思っていたら急に表情が豹変した! みたいな、そのギャップにキュンキュンするんだなって(笑)」
鈴木 「志乃さんに対しては、年上の女性という面で頼り、真雪は男として頼られ、という部分はバランスを保ちながら演じています。世間的なイメージだと男性が引っ張る、みたいなのがあって。でも志乃さんと真雪が対峙(たいじ)する時は、そのバランスが今までとは違っていて。なんだろうな…2人のキャラクターでバランスを保ちながら、いい距離感でお互いのことを思えていたんじゃないかなって思います」
――実際には年齢差8歳のお二人ですが、撮影ではどういうコミュニケーションを取っていましたか?
松井 「なんだろう?(笑)。合間の時間に『何が好き?』とか『何にハマってる?』とか、そういう会話をしていましたね。あと、撮影に入る前に読み合わせとかリハーサルの時間をいただけたので、現場で『はじめまして』じゃなかったっていうのが大きかったのかな。撮影に入る前に顔を合わせられたから、そこでちょっと安心感がありながら撮影に臨めたなと思います」
鈴木 「自分もほとんど変わらないんですけど(笑)。でもほんと、撮影前に時間を設けていただけたのはすごく大きくて。あと、『年の差』ですが、自分はそこまで意識はしていなくて。松井さんはもちろん先輩ですけど、演技の上では対等でいないといけないなと思っていたので。それ相応の感じで(笑)、撮影以外のところも接しさせていただきました」
――ドラマのテーマになっている「年の差の恋愛」についてはどう思いますか?
松井 「現実だと、10歳年下だと相手が19歳になってしまうので、いろいろとあれなんですけど…(苦笑)。でも、友達関係もそうですけど、人と接する時に年齢よりもメンタル的なところを重視するというか。私は、考えだったり、マインドが近しい人と一緒にいることが多いので。そういう意味で言うと、上でも下でも一緒にいて居心地がいい相手や、楽しいことを共有できる人であれば年齢は関係ないかなって思います」
鈴木 「自分も年下っていうと、もうすごい年齢になっちゃうので(笑)。年上はそうですね、全然ありだと思います! でもほんと、松井さんと同じで、年齢というのは若い頃はけっこう気にするのかもしれないけど、大人になっていくにつれて意識がなくなっていくのかなって思っていて。自分の価値観だったり、考えていることだったり、年上の方から聞いた話によって成長できることも多いと思いますし。同世代でも、年上でも、僕は全然いいと思います」
――今回は、キュンキュンするラブシーンがたくさんありますね。
松井 「ハグをするシーンでも台本に描いてなくて、監督が『ここは後ろからの方がいい』とか、何がキュンとするのかを考えながら撮影をしていました。実際、私は受け身になることが多かったので、“あ、後ろからハグされるってこんなにキュンとするんだ!?”みたいなことを思いながら、一つ一つ、真雪くんとの間に起きることを志乃として楽しみながら撮影してたなって思います」
鈴木 「元々、この台本をいただいた時に“そういうシーンが多いな”っていう印象があって。でも、撮影に入った序盤で、1話目のホテルでのシーンがあって。最初の方にそれがあったからこそ吹っ切れちゃったのかなと思います(笑)。甘えつつ、男らしく、カッコつけようと頑張っている真雪を楽しんでいました」
――ドラマの中で志乃が「要領よく生きたい」と言っていますが、実際のお二人は要領がいい方ですか?
松井 「私は、容量は悪い方だと思っています。やることも手順が多かったり、何回も同じ事を繰り返して、やっといらない部分が分かってくる感じなので(笑)」
鈴木 「要領よく作業はしたいと思いつつ、できていないことが多いですね。自分の直感で動いていることが多いので、それが効率につながっていないことが多いです。旅行とか、行きたい目的が全て決まっていたら要領よくできるんですけど。自分のやりたいことがパッと思いついたらそこに行っちゃったりとか」
松井 「要領がいい悪いっていうより、仁くんはすごくスマートなイメージがあるなぁと思っていて。お芝居の中でも無駄がないというか。真雪くんとして、真雪くんが持っている目的に向かって真っすぐぶつかって来てくれる感じがあったので。そういうところはすごくスマートだし、合理的だなと受け取っていました」
鈴木 「ありがとうございます! お芝居の面で言うと、自分はその時の感情で、いきなりさっきまでのリハーサルと違うことをしちゃったり、“あ、やっちゃったな…”って思ったりすることがあるんですけど。松井さんの場合、毎回奇麗というか、“俺もそういう芝居を心掛けないとな”と思わせられるようなことばっかりだったので。そこは効率の良さとはちょっと違いますけど、すごいなって思っていました」
――ドラマの中で真雪は志乃から飲み物をもらったことで一目ぼれしますが、鈴木さん自身、こんなことをされたら好きになるかも、と思う瞬間は?
鈴木 「う~ん、難しいですね…。こちらの趣味に共感を持ってくれつつ、自分の意見がある人は魅力的だなと思います。ただ単にのっかるだけじゃなくて、そこにプラスの意見があったりすると、“あ、この人いいな”って思います」
――最後に、「30禁」にかけて、30歳以上になったらやりたいことを教えてください。
鈴木 「30歳以上になって、お金の余裕ができたら、1人で世界を旅行したいです。いろんな国を渡り歩きたいですね!」
松井 「おお~、すばらしい!」
鈴木 「20代のうちはそれまでの準備期間になっちゃう気がします」
松井 「私は、別に30歳じゃなくてもいいのかもしれないですけど、一生身に着けられるものを買うのは、大人の女性だなって思いますね。例えばパールのジュエリーとか、鞄とか。子どもの頃、お母さんがいい鞄をお下がりでくれるとか、すごい大人だなって思った記憶があるので」
――今のところ思い浮かぶ物はありますか?
松井 「本棚が欲しいです! いっぱい本があるんですけど、アンティークの長く使える本棚があったらいいなって。一生使える本棚を買いたいと思います」
鈴木 「家具なら、毎年買い替えたいです!」
松井 「ええ、すごっ!(笑)」
鈴木 「模様替えが大好きなので。系統をすべて違えたい。だから30歳の節目で全部替えて、できる事ならそれ以降もずっと替えていきたいなって感じですね(笑)」
【プロフィール】
松井玲奈(まつい れな)
1991年7月27日、愛知生まれ。獅子座。O型。NHK連続テレビ小説「エール」で主人公の姉・関内吟を演じるなど出演作多数。11月13日公開の映画「魔女見習いをさがして」では吉月ミレの声優を務める。
鈴木仁(すずき じん)
1999年7月22日、東京生まれ。蟹座。A型。「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」(18年)など話題のドラマに出演。主演映画「ジオラマボーイ・パノラマガール」が11月6日に公開。11月28日より初舞台にして初主演となる舞台「オレステスとピュラデス」が上演予定。
【作品情報】
「30禁 それは30歳未満お断りの恋。」
FOD
火曜深夜0:00配信
志乃(松井)は河合(福士誠治)とのお見合いを進めながらも、真雪(鈴木)との関係を続けていた。そんな中、河合から結婚を申し込まれた志乃は翌日、真雪からもプロポーズされ…。
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(応募締切:2020年10月7日正午〜10月14日午前11:59)
ハガキでの応募方法は「TVガイド」10月16日号(P98)をご覧ください。
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取材・文/依知川亜希子 撮影/倉持アユミ
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