「ノイステコラム」#21★蟹沢萌子、河口夏音、菅波美玲が背中を押してくれる1曲を発表！選曲の裏に込めた思いとは…2024/01/31

　ABCラジオで放送中の「ノイミーステーション（以下・ノイステ）」（火曜深夜0：30）。指原莉乃さんプロデュースのアイドルグループ・≠ME（通称・ノイミー）のメンバー12人全員が交代で出演し、さまざまな企画に体当たりで臨むラジオ番組です。

　TVガイドWebでは隔週水曜にインタビュー連載「ノイステコラム」を公開中。今回は、蟹沢萌子さん、河口夏音さん、菅波美玲さんが登場。好評企画「ノイステ　プレーリスト発表会」では、それぞれのテーマで楽曲をセレクトしていきましたが、インタビューでは“あるテーマ”でおすすめの1曲を選んでもらいました。

頑張っている人におすすめしたい！ 3人の背中を押してくれる1曲とは？

――今回は「ノイステ　プレーリスト発表会」で皆さんの音楽プレーリストに迫りましたが、河口さんは2回目の挑戦になりましたね。

河口　「まだまだ紹介しきれていなくて、ほかにもたくさんプレーリストがあるので、またこの企画に参加できたらなと思いますね。2人（蟹沢、菅波）のプレーリストは初めて聴いたのですが、 2人ともすてきな曲をたくさん知っていて、すごいなと思いました」

――蟹沢さん、菅波さんは初挑戦となりましたがいかがでしたか？

蟹沢　「すごく楽しかったです。プレーリストを考えている時間も、今回は5曲だったこともあって、どの曲で始めて、間にどの曲を入れて、どの曲で終わろうか、『このプレーリストを聴いた方が最後にどんな気持ちで聴き終えるか』など、いろいろと考えたりしていて。もともとプレーリストを作るのが好きだったので、この企画に参加できてうれしかったです」

――駅長さんも収録中におっしゃっていましたが、蟹沢さんは5曲すべてに選曲理由が散りばめられていて、DJっぽかったです。

蟹沢　「最後に選んだYOASOBIさんの『ラブレター』は、音楽に対しての愛を歌った楽曲なのですが、音楽って愛もあれば、苦悩もあると私自身思っているんです。今回選ばせていただいたアーティストさんの中でも、そういった楽曲はほかにもあるのですが、『音楽に対しての思いが正反対のものは、また別の機会にしよう』という選び方もしていて。プレーリストってすごく奥深いなと思いました」

――まだまだ話し足りないところもありそうですね。

蟹沢　「話し足りないですね！（笑）。このあいだ、一人旅をしたのですが、その時も行きと帰りでプレーリストを作ったんです。旅先に向かう時ってワクワクした気持ちが表れた曲で、帰りはちょっと静かな曲というイメージだったのですが、その時選んだ曲が真逆で。行きは割とゆったりした曲、帰りは前向きになれるような曲で、その時その時の心情でもプレーリストって変わってくるんだと気付かされましたね」

菅波　「深いですね。私は普段あまりプレーリストを作らないので、今回も最近聴いている楽曲を詰め込みまして。2人の話を聞いていると、プレーリストって自分のモチベーションを上げることにもつながっていいなと思ったので、これからたくさん作ってみようと思います！」

蟹沢　「でも、今回の美玲のプレーリスト、直感で選んでいたのかもしれないけど、曲調の順番もすごくよくて、センスがいいなと思ったよ！」

菅波　「うれしい！　自分のテンションが上がる曲調やテンポ感なども含めて、自分の考えが多少は出ていたプレーリストになったのかなと思いますね」

――1本目の収録では「ノイステ応援団」も行われましたが、この時期は受験シーズンや新生活を迎える人もいるということで、皆さんの背中を押してくれる1曲を伺えればと思います。エピソードなどもあればぜひ教えてください。

河口　「私はAKB48さんの『少女たちよ』です。2番の歌詞が全部とてもいいんですよ！　アイドルとして活動をしている中でこの歌詞をあらためて見ると、すごく染みる歌詞なんです。葛藤して悩んでいるけど、前を向いて頑張ろうと思いますね。悩んでいる時はこの楽曲聴いて『頑張ろう』と自分を奮い立たせています」

――河口さんは以前からアイドルが好きと公言されていますが、アイドルになる前と、アイドルになってからでは、この楽曲の印象は変わりましたか？

河口　「変わりましたね。昔からこの楽曲が大好きでよく聴いていたのですが、昔は歌詞よりもメロディーを重視して聴いていたんです。でも、アイドルになってから歌詞に注目して聴いてみたら、すごくいいなと思いました。ノイミーの楽曲でも歌詞を意識するようになったからこそ、ほかのアーティストさんの歌詞も意識するように変わったのかもしれないです」

菅波　「心がちょっと沈んでしまった時は、YUIさんの『fight』を聴いています。歌詞がすごくよくて、『頑張れ、頑張れ』とストレートな歌詞が響きますね。私、YUIさんが大好きで。もともと兄が大好きで、アニメ『BLEACH』の主題歌になったこともあり、好きになっていろいろな曲を聴いています。思い入れのある1曲です」

蟹沢　「私は、欅坂46さんの『世界には愛しかない』です。もともと自分がアイドルになりたいと思ったきっかけでもあるグループさんで、どの楽曲も私にとっては今のアイドルとしての自分の背中を支えてくれている楽曲です。『世界には愛しかない』は学生時代に初めて出合って、今、アイドルというお仕事を通していろいろな愛に触れて。自分から人への愛だったり、ファンの方からの愛、メンバーやスタッフさんからの愛に触れて、つらいことや悲しいことがあっても『この世界って愛であふれているんだ』と思うことがすごく多くて。あの頃の自分とは楽曲の聴き方もすごく変わったなと思っています。以前ノイミーとしてもカバーさせていただいたことがあるのですが、澄み切った感情になれるんです。自分が『アイドルになりたい』と思ったあの時から、その澄んだ気持ちを何度でも思い起こさせてくれる楽曲だと思います。ほかの楽曲も、夢や葛藤など、いろいろな部分で支えてくれているのですが、今回はこの楽曲を選ばせていただきました」

――ある意味、蟹沢さんにとって原点に戻れる曲ということでしょうか？

蟹沢　「そうですね。自分の中でも『演じるように表現をする』ということを大切にしているので、この楽曲を聴くと、初期の頃も思い出しますし、アイドルになる前のことも、今から未来のことも感じられる楽曲です」

◎取材おまけ◎

　インタビューでは、3人の背中を押してくれる楽曲に迫りましたが、“1曲”ということもあって、それぞれ悩む様子を見せながらも、並々ならぬ思いを語ってくださり、インタビューは大盛り上がり！　そんな3人は「ノイミーステーションTV」で進行中の応援団企画でも絶賛練習中。その近況報告もしてもらうと…。

河口　「振り入れ自体はすべて終わって、あとは個人でも全員でも合わせていくことが大事だなと思います。ここからどれだけ高めていけるか…頑張りたいです」

蟹沢　「私、体が硬くてですね…。なっちゃん（河口）は体が柔らかくてすごいんです！　なので、皆さんにもそれを見ていただける場面があると思いますし、蟹沢も頑張って体を柔らかくしていきたいと思います」

菅波　「やっぱりチアダンスって、ほかのダンスとはちょっと違うの？」

河口　「普段やっているダンスでは出てこない振り付けがある！」

菅波　「バンドチームは今、おのおのが練習している状態で、このあいだ初めてしおりん（永田詩央里）と2人で合わせたのですが、その時、しおりんは楽譜を見ずに暗譜で挑戦していて。それを見て『私も頑張らないと！』と思いました。正直、今は不安が大きいのですが…楽しみにしていてください！」

【プロフィール】

≠ME（ノットイコールミー）
指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ。＝LOVEの姉妹グループとして2019年に誕生し、「今までとは違う自分をみんなに経験してほしい」という由来でグループ名がつけられた。21年4月7日にキングレコードよりメジャーデビュー。デビューミニアルバム「超特急 ≠ME行き」はオリコン初登場1位・週間アルバムランキング1位を獲得し注目を集めた。

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