「UniteUp!」戸谷菊之介&助川真蔵&masa インタビュー2023/07/12
戸谷「PROTOSTARのキャスト3人は、本当にいつも、“わーわー、きゃーきゃー”していました(笑)」
助川「“ライブっていいな!”って思ってもらえるように、今は練習をみんなと一緒に頑張っています」
masa「僕もシンガーソングライターをしているから、僕にとって楽翔はめちゃめちゃライバルって感じがするんですよね(笑)」
ソニーミュージックが贈る多次元アイドルプロジェクト「UniteUp!」。TVアニメ「UniteUp!」は、今年1月にスタートし4月に最終回を迎えたが、7月29日・30日に東京ガーデンシアターで開催されるライブイベント「sMiLea LIVE-Unite with You-」へ向けて、キャストたちは今もレッスンに励んでいる。歌い手が集まってアイドルになった、無限の可能性を秘めているPROTOSTAR。そのセンターである清瀬明良役を演じているのは、アニメ「チェンソーマン」(2022年)のデンジ役などでも知られる声優の戸谷菊之介。そして、“ホンモノ”のパフォーマンスでてっぺん目指す、実力派アイドル・LEGITのセンター・高尾大毅役を演じるのは、舞台やダンス&ボーカルユニット・Hi!Superbなどで活躍する助川真蔵。最後に強い絆で結ばれたバンドアイドル・JAXX/JAXXのカリスマボーカリスト・春賀楽翔役を演じるのは、自身もシンガーソングライターとして活躍するmasa。3人に作品の魅力、ユニットの魅力を語ってもらった。
――TVアニメ「UniteUp!」をとても楽しく見させていただいたのですが、声優だけでなく、俳優やシンガーソングライターがいる面白い座組のキャストでした。どんな現場だったのでしょうか?
戸谷 「基本的にアフレコだけでなく、ダンスレッスンなどもユニットごとにしていたんですけど、それだけにメンバー同士、すごく仲良くなって。PROTOSTARのキャスト3人は、本当にいつも、“わーわー、きゃーきゃー”していました(笑)」
助川 「劇中とのギャップがないよね(笑)」
戸谷 「そうなんです! アフレコが終わった後に3人でハンバーガー店に行って、おしゃべりをしたりするのが楽しかったです。もちろん苦労もあって、僕と直江万里役のりょうちゃん(山口諒太郎)は声優なんですけど、五十鈴川千紘役の平井亜門くんは役者で声優初挑戦だったので、最初は苦労していたんです。僕らも分からないことは教えたりしましたけど、逆に役者さんのお芝居が勉強になることがあって。特に第7話のアフレコはすごく良くて! “役者さんならではの表現がすごくいいなぁ”って思いました」
――JAXX/JAXXは、楽器の練習をしているそうですね。
masa 「そうなんですよ。ライブに向けて練習をしていて。僕はシンガーソングライターとしてやっているし、森ノ宮奏太役の高本学さんはギター経験者だから役と合っているんですけど、若桜潤役の坪倉康晴さんは楽器経験がなくて、桂ほまれ役の下前祐貴さんは、ほまれが担当するキーボード以外はやったことがあるみたいなんです。ドラム担当の香椎一澄を演じている馬越琢己さんがピアノをやっていたので、“逆だったら良かったのに”みたいな(笑)。でも、みんなうまいんですよ! 馬越さんも、ドラムを毎日練習していて。馬越さんって僕の七つくらい年上なんですけど、スタジオに入ってうまくいったと思ったらLINEで動画を送ってきてかわいいんです。『褒めてー』って(笑)」
――かわいいですね(笑)。楽器はいつから練習を?
masa 「アニメのアフレコが終わってからです。実は、僕らがリアルにバンドパフォーマンスをするかどうかは決まっていなかったんです。でも、バンドだし、実際に楽器をやりたいという僕らの意志は伝えていて、いろいろ調整をして実現したという経緯があります。この作品は、多次元アイドルプロジェクトなので、アニメは最終回を迎えたけど、実はそこからが3次元の活動のスタートっていう感じもあるんです。でも、楽翔はカリスマボーカリストじゃないですか。僕もシンガーソングライターをしているから、僕にとって楽翔はめちゃめちゃライバルって感じがするんですよね(笑)」
助川 「masaもカリスマボーカリストだけどね!」
masa 「ま~、そうなんだけど…」
戸谷 「言うね!(笑)」
助川 「最初、否定していたんだけど、最近否定しなくなったんですよ(笑)」
masa 「なんか、否定したらJAXX/JAXXに対しても良くないなと思って。『UniteUp!』のキャストのみんなは、僕のことをすごく褒めてくれるんですけど、謙遜していても意味ないし、ここで褒められたことに乗っからなかったら、“何のためのボーカリストなんだ!”って思ったんですよね(笑)」
――LEGITは、ジャンルで言うとヒップホップとかR&Bで、めちゃめちゃかっこいいダンスパフォーマンスがアニメでも流れていましたよね。
助川 「アニメでライブシーンが出てきた時、“すげーダンスするじゃん!”って衝撃を受けました(笑)。実際、見てくださった方も衝撃を食らってくれていたんですよね。だからこれはライブ映えしそうだなって思いました」
――でも、歌ってダンスをするのは大変じゃないですか?
助川 「そうですね。一度やってみた時は相当キツかったです(笑)。でも、それを乗り越えてこそのライブだと思っているし、皆さんはわざわざチケットを買って見に来てくれるので、しっかりとしたライブを見せていきたいんですよね」
――R&Bの歌い方に関しても、3人ともマスターされていて、ライブがすごく楽しみになってきています
助川 「ありがとうございます! アニメの最終話では全員でライブをしていたけど、それと同じというより、それ以上のものを見せたいんです。ライブって生ものだし、会場に来たら臨場感とか、独特な空気感が味わえるんですよね。それが家でテレビの画面で見ていたライブと同じだと思われてしまうのは、僕としては癪だし、もしそうなってしまったら、それは僕らの頑張りが足りないということだと思うんですよ。だから、それ以上のものを見せるし、“ライブっていいな!”って思ってもらえるように、今は練習をみんなと一緒に頑張っています」
――ありがとうございます。では最後に、アイドルを描いている本作にちなみ、ご自身にとってのアイドルを教えていただけますか?
masa 「僕は矢沢永吉さんとジャスティン・ビーバーさんです。ジャスティン・ビーバーさんは、最初、アイドルという認識をされていたんです。彼は、あふれ出す才能を駆使してかっこいいと思うことをやり続けて、本物になる姿を見せてくれたので、憧れています」
助川 「憧れというか、影響を受けていた方で言うとEXILEです。清木場俊介(当時はSHUN)さんとEXILE ATSUSHIさんの影響で、この業界に入りたいと思ったので」
戸谷 「僕は、ずっとももいろクローバーZさんが好きで、ライブも行っていたんですよ。なので、僕の中でアイドルはももクロさんです。全力で歌って踊る姿がすてきで、本当に元気になれるので、そういうアイドルを目指したいです」
【プロフィール】
戸谷菊之介(とや きくのすけ)
1998年11月30日、東京都生まれ。2022年にアニメ「チェンソーマン」のデンジ役で声優として初主演を務める。10月8日スタートの「七つの大罪 黙示録の四騎士」(TBS系)、今秋スタートの「柚木さんちの四兄弟。」にも出演。
助川真蔵(すけがわ まぐら)
1999年1月14日、東京都生まれ。4人組ダンス&ボーカルユニット・Hi!SuperbでMAGURAとしても活動中。Hi!Superbの7th Single「Bling Bling Party」が発売中。今年は「Live!!!!アイ★チュウ ザ・ステージ~Éclat des fleurs~」などに出演。
masa(まさ)
2000年5月28日、愛媛県生まれ。シンガーソングライター。音楽セッションユニット・ぷらそにかのメンバーとしても活動中。「UniteUp!」では、JAXX/JAXXの「SuperStar」と「ライアー」などの作詞・作曲を楽翔として手掛けている。
【作品情報】
「sMiLea LIVE-Unite with You-」
7月29日・30日 東京ガーデンシアター
明良(戸谷)らが所属するPROTOSTAR、大毅(助川)らが所属するLEGIT、楽翔(masa)らが所属するJAXX/JAXX。各アイドルグループが2次元の世界を飛び出し、キャストがキャラクターとしてパフォーマンスを行うライブイベントを開催する。凛役の斉藤壮馬と真音役の中島ヨシキもスペシャルゲストとして登場。
【プレゼント】
サイン入り生写真を1名様にプレゼント!
応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募期間:7月12日正午~7月19日午前11:59)
ハガキでの応募方法は「TVガイド」7月21日号(P98)をご覧ください。
「TVガイド」の購入はコチラ→https://honto.jp/cp/netstore/recent/tokyonews-book/01.html
取材・文/塚越淳一 撮影/藤木裕之
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