「SHUGO NAKAMURA 2nd LIVE TOUR ~+ING~」仲村宗悟 インタビュー2022/12/27
「体力や自分のモチベーション、歌のコントロールの部分も含めて、1st LIVEの時よりもレベルアップしたものをお見せできたと思っています」
サッカーをテーマにしたアニメ「ブルーロック」(テレビ朝日系)で我牙丸吟を演じている仲村宗悟。声優、アーティストとしても活動している仲村宗悟は「ブルーロック」のエンディング主題歌「WINNER」も担当している。また、2023年1月25日には、「SHUGO NAKAMURA 2nd LIVE TOUR ~+ING~」Blu-rayをリリース。11月にリリースしたシングル「WINNER」収録曲の楽曲制作にまつわる話をお聞きするとともに、22年に開催された全国ツアー「SHUGO NAKAMURA 2nd LIVE TOUR ~+ING~」も振り返っていただき、仲村のライブの魅力に迫った。
――仲村さんが作詞作曲をされている「WINNER」は、R&Bっぽいまったりとした感じがあって、でも、歌詞は対照的に熱いですね。
「はい。(「ブルーロック」の)監督から『サッカーの試合後のクールダウンをイメージした“チル”(まったり)な感じでお願いします』という話があり、かつてのブラックミュージックを踏襲したような雰囲気になっています。歌詞に関しては、最初は『ブルーロック』全体について書いたのですが、監督からの提案で『もっと主人公の潔世一の思いに焦点を当ててほしい』と。それで何度か書き直しました。冒頭の〈滲んだ視界に止まらない足取り 消えない炎が静かに燃えてる〉という歌詞は、潔が県大会の決勝で敗退してしまった時のくすぶっていた炎が、“ブルーロック(青い監獄)”に参加したことでもっと熱く燃やすことができた感じを表現しています」
――その炎も、赤い炎ではなく青い炎が沸々と燃えているような感じですよね。
「青はサッカー日本代表のカラーですし、青い炎の方が、赤い炎よりも中心にあって温度が高いので、そういうことも意識しました。それと、『“ブルーロック”というシステムから除外された者はもう代表になれない。勝つのは自分1人だけでいい。みんながエゴの塊に徹する』といった、すごくヒリヒリとした部分も表現できたらと思いました」
――サビの〈Only one winner is enough〉という歌詞は、ファルセットで歌われています。
「本線とコーラスがクロスオーバーするような感じにしたくて。ゴスペルとかソウルミュージックのライブシーンで、メインボーカルが前にいて、後ろにコーラスが3人いて歌っているシーンって見たことがありませんか? サビは、ああいうイメージです」。
――ちなみに、仲村さんの中で、“WINNER(勝者)”とはどんな人だと思いますか?
「僕にとってのWINNERは、“苦しいな”と思って生活しない人。“生きづらいな”とか“つまらないな”とか、そういう考えは、なるべくなくしたいです。言い換えると、人生を楽しんでいる人ですね。何が楽しいかは人それぞれですけど、僕自身も自分が楽しいと思う匂いのする方向へ、どんどん歩いていきたいです」。
――「ブルーロック」にちなんで、今後やってみたいスポーツはありますか?
「サッカーはやってみたいです。学生時代は、足ではなく手を使う、サッカーとは真逆のスポーツでハンドボールをやっていました。でも、ゴールにシュートをするのは同じですよね。あの広いピッチを思い切り走ったら、きっと気持ちいいだろうなと思います。あと、先日とある撮影で跳び箱を跳んだのですが、すごく大きい跳び箱“モンスターボックス”を跳んでみたい。何段くらいまで跳べるのか、一度挑戦してみたいです」。
――シングル「WINNER」のカップリングには、新曲「いっせーのせ」と「かたちにして」も収録されています。それぞれの楽曲について、どんな曲か教えてください。
「同級生は『いっせーのせ』で同じ年に生まれたのに、人生がまるで違うじゃないですか。それに“あの人はかわいそう”と他人から見えていても、その人自身はすごく幸せかもしれないし、“あの人はキラキラしていてとても幸せそう”と見えても、その人の内側ではものすごく苦しんでいるかもしれない。『いっせーのせ』では結局“何が勝者なんだろうね?”って歌っています。もう1曲の『かたちにして』は、僕のライブやレコーディングなどでギターを弾いていただいている、ギタリストの佐々木“コジロー”貴之さんからの初提供曲です。作詞は自分でしていて、曲を作る時にいろいろな感情を巡らせるんですけど、その“ものづくりの感情”を歌詞にしました。“ものづくり”のワクワクやドキドキは何となく分かってもらえても、もどかしさや苦しさまでは伝わりづらいもので。そういう僕の中の一面を聴いてもらうのもいいかなと思って作りました。これを聴いた方で、アニメ作りや音楽制作に携わりたいと思う人がいてくれたら、アーティスト冥利に尽きます」
――23年1月25日には、「SHUGO NAKAMURA 2nd LIVE TOUR ~+ING~」Blu-rayがリリースされます。ツアーを振り返ってみて、いかがでしたか?
「地方の学生さんなど、東京まで来るのは大変な方もいらっしゃいますので、僕らがその土地に行ったことで『初めてライブを生で見られました』という方もいてくれて、ツアーはやっぱりいいなと、あらためて実感したツアーでした。ライブハウスの関係者の方も皆さんすごく温かくて、宮城・仙台GIGSの時なんかケータリングでマスターがお寿司を握ってくれたり、串焼き、ラーメン、モツ煮…何でもあってまるでお祭りのようでした。そんな“おもてなし”がすごくうれしくて、またあの会場でライブがしたいといった、ツアーを回る新たな楽しみが増えました」
――Blu-rayにはメイキングも収録されているので、仲村さんのさまざまな表情が見られそうですね。仲村さんにとって、ライブはどういう場所ですか?
「すごく楽しい場所です。リリースされている音源は、それはそれで完成されたものなので聴いてほしいですけど、ライブでは曲を違ったアレンジで歌ってもいいし、すごく自由です。ライブで披露することでお客さんと一緒に成長させることのできる曲もありますからね。そういった意味では、早くみんなの声をライブ会場で聞きたいです!」
――それまでは、今回のBlu-rayを見て、予習していただくと…。
「ライブタイトルの『+ING』には、“仲村宗悟はまだまだ進化中です!”という意味を込めています。実際に、体力や自分のモチベーション、歌のコントロールの部分も含めて、1st LIVEの時よりもレベルアップしたものをお見せできたと思っています。この機会にぜひ、仲村宗悟のライブを体感してほしいです!」
【プロフィール】
仲村宗悟(なかむら しゅうご)
88年7月28日、沖縄県生まれ。B型。23年1月4日スタートのアニメ「氷属性男子とクールな同僚女子」(TOKYO MXほか)に出演。「TSUBURAYA IMAGINATION」にて国内独占配信される「ウルトラマンレグロス」の主人公・レグロスの声と主題歌「fist of hope」を担当。
【作品情報】
「SHUGO NAKAMURA 2nd LIVE TOUR ~⁺ING~」Blu-ray
23年1月25日(水)リリース
¥9,900
Lantis
22年5月29日に開催したツアーファイナルの模様を収録。アニメ「最遊記RELOAD -ZEROIN-」(22年)のエンディングテーマとなった「流転」、アニメ「厨病激発ボーイ」(19年)のED主題歌となったデビューシングル「Here comes The SUN」などが堪能できる。
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応募はコチラ→https://www.tvguide.or.jp/tvguide_enquete
(応募期間:12月27日正午~1月4日午前11:59)
ハガキでの応募方法は「TVガイド」新春特大号(P109)をご覧ください。
「TVガイド」の購入はコチラ→https://honto.jp/cp/netstore/recent/tokyonews-book/01.html
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表
裏
②週刊TVガイド関東版2023年1月6日号 / 仲村宗悟 特典生写真A
③週刊TVガイド関東版2023年1月6日号 / 仲村宗悟 特典生写真B
④週刊TVガイド関西版2023年1月6日号 / 仲村宗悟 特典生写真C
⑤週刊TVガイド関西版2023年1月6日号 / 仲村宗悟 特典生写真D
⑥ 週刊TVガイド関西版2023年1月6日号 / 仲村宗悟 特典生写真E
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https://www.animate-onlineshop.jp/products/bulk_purchase_detail.php?id=17698
取材・文/榑林史明 撮影/Marco Perboni ヘアメイク/加藤ゆい(fringe) スタイリング/奥村渉 衣装協力/男の着物 藤木屋
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