奥平大兼☆ドラマ「サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days」で火曜日の主役を熱演！2022/02/16

「サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days」は、朝の情報番組「ZIP！」（日本テレビ系）で放送される、1話約8分の“朝ドラマ”。隕石の衝突が迫る地球最後の31日間を、奥平大兼、南沙良、北村一輝、真木よう子、西岡星汰が演じる5人の視点で描きます。

ある時、地球に隕石が迫っていることが観測され、世界は大混乱に陥ります。“偉い人たち”は混乱を収めようとするが、毎日隕石と地球の距離が発表され、人々はその数字に一喜一憂。やがて何カ月もの時が経った2022年3月、人々は隕石に慣れてしまっていた。衝動を探す男子高生、思いを封印した女子高生、約束を守ろうとする教師、子をおなかに宿した喫茶店主、地球滅亡を切望する引きこもり男子。最後の日、「サヨウナラ」のその前に、彼らが選ぶ最後の「したいこと」とは――？

TVガイドWebでは、男子高生・椿木宙役として火曜日の主演を務める奥平大兼さんにインタビュー。撮影への意気込みや、「毎日必ずお風呂に浸かる」という朝のルーティンについてなど、さまざまなお話を伺いました。

――連続ドラマとしては珍しい形の作品となりますが、お話を聞いてどのように感じられましたか？

「曜日ごとに主人公が違っていて、しかも1話約8分のドラマというのは僕も初めての体験です。お芝居の形が普段とは変わるかもと想像しつつも、やってみないことには予想がつかないですね。いつも現場で段取りをしながら、やっと『みんなはこう動くのか』『じゃあ自分はこうしてみよう』と浮かんでくるので、あらかじめ『こういう動きをしよう』などと考えることはなくて。今回も、現場で流れをつかんでいきながら臨もうと思っています。内容はSF的な題材ですが、登場人物たちの背景はリアルで現実味があるので、自分もお芝居するのが楽しみです」

――「ZIP！」という番組自体についてはどのような印象がありますか？

「中学、高校と毎朝見ていました。『ZIP！』が終わると同時に家を出て学校に向かうというのがいつもの流れだったので、そんな“日常の一部”みたいな番組に出られてうれしいです。リビングで流れていて家族みんな触れている番組だったので、今回の出演については、家族がいちばん驚いて喜んでいました。役者の友達も『面白そうだね』『見てみるよ』と言ってくれています」

――オンエアは3月1日（火）からということで、奥平さんがトップバッターを飾ることになります。

「そこはあんまり考えたことなかったですね！　あらためてそう言われると緊張してしまいますけど…『明日も見たいな』と思っていただけるようなお芝居ができたらと思います」

――ご自身は、「火曜日」という曜日にどんな印象がありますか？

「週の初めのほうなので、『頑張ろう』っていう気持ちが大きいかな…。曜日によって気分が変わるとテンションも変わってきちゃうので、どの曜日でもあまりペースを崩さないようにしたいなとは思っていますけど。時間割でいうと、火曜日は体育のイメージが強いです。3、4時間目ぐらいに体育があって、運動したあとにご飯を食べられる幸せな日です。もともとバスケをやっていたので、特に体育がバスケだとテンションが上がります」

――1週間のうちで好きな曜日などはありますか？

「土曜日です。お休みの日だと好きなことができてうれしいですね。次の日も休みだから『（自由にできる日が）2日間もある！』って思って楽しい気分になれます（笑）」

――奥平さんは、オーディションに臨まれる際にどういうことを大切しているのでしょうか？

「オーディションの時は飾らない自分自身を出すようにしています。できるだけ自分の素を見て判断していただきたいと思うので、失礼がない限りできるだけフラットにいるようにしていますね。デビュー作（映画「MOTHER マザー」）のオーディションは、これまで受けたオーディションの中でも特に印象に残っています。初めてだったので何も考えていなくて。あの時の初心の気持ちは今でも忘れていないです」

――その時、素を出せました？

「どうなんでしょう…。特別何かすごくいいことをしたというわけではないですし、お芝居も最低限セリフを飛ばさないようにするぐらいしか意識していなかったです。どういうところを見ていらっしゃったかは今でも分からないですけど（笑）、選んでいただいてうれしかったです」

——では、ここからはドラマにちなんだご自身のお話をお聞かせください。今回高校生を演じられる奥平さんですが、今年の3月で実際に高校卒業となります。ご自身にとって、高校時代の一番の思い出といえば何でしょうか？

「高校生活の大半がコロナ禍で、しかも、僕はお仕事を本格的に始めた時期でもあって。周りは受験勉強などもあるので、みんなで学生らしくワイワイするっていうことはほとんどできなかったです。とはいえ、もともと家にいることが好きだったので、家で自分のやりたいことを思い切りやれて有意義な時間を過ごせました。いかにもな“高校生らしい”思い出はないかもしれないですけど、趣味に走ることができて、楽しかったです」

――先ほど、「朝は『ZIP!』を見てから学校に行っていた」とおっしゃっていましたが、ほかに朝のルーティンは何かありますか？

「お風呂に入ることですね。朝、1時間ぐらいお風呂に入るということを6年間近く続けています。学校の日でも、仕事の日でも、出ないといけない時間の2時間ぐらい前には起きています。早起きするのは辛いんですけど、お風呂に入らないと1日が始まった気がしなくて気持ち悪いんです。ただルーティンだから入っているっていうだけなので、止めようと思えば止められるんですけど、何となく続けてしまっています」

——すっきりと1日を始められそうですね。やっぱり朝にいろいろ行動したいほうですか？

「気持ちがよくて好きなのは朝なんですけど…。どちらかというと、夜起きている時間のほうが長いですね。やりたいことが毎日いっぱいあるので、『もうちょっとやろう』って止められなくて、結局夜遅くまで起きてしまっています。それで朝なかなか起きられないことも多くて。次の日朝5時に家を出るとしたら、12時ぐらいに寝ると3時間しか寝られなくて…よくないですね（笑）」

——趣味をいろいろとお持ちだから、やりたいことがたくさんあって大変そうですね。お洋服をリメークしたり、絵を描いたり。

「はい。そういうのって、夜の方が創作意欲湧くんですよね。何か思いつくことも夜の方が多くて。明るい時は何だかボーッとしてしまうんですけど（笑）、夜はすごく集中できます」

——ピアノの練習もしているとお聞きしましたが、そうやっていろんなことを続けられるのがすごいです。

「自分がやりたいなと思ったことに関してはやりますね。先生から『毎日1時間勉強しましょう』って言われたらきっとやらないと思うんですけど（笑）。でも自分でやろうって決めたことに関しては意欲が全然違うし、続けることが苦じゃないです」

——朝のお風呂もそうですけど、いろいろルーティンを作る方ですか？

「やることは決まっていますね。現場に行く時はこれをするとか、お芝居する前はこれをするとか。意識的に作るようにしています。お芝居する前は、発声したり、体を伸ばしたりしています。以前にそれを忘れてしまった時、『うわっ忘れた、うまくできない気がする』って焦ってしまって…。だから、ちゃんと決めたルーティンをやって、『よし、これで大丈夫』って思うようにしています。ちょっとジンクスみたいなものに近いかもしれません」

——では最後に、ドラマの放送時間にちなんで、奥平さん流の「8分で幸せになる方法」を教えてください。

「やっぱり僕はお風呂が好きなので、最大限リラックスするとなったらお風呂に8分浸かりたいですね。お湯に浸かって、自然の音などのリラックスできる音を聞いていたら、きっといい気持ちになって幸せになれるんじゃないかなと思います」

【プロフィール】

奥平大兼（おくだいらだいけん）

2003年9月20日、東京生まれ。乙女座。O型。映画「MOTHER マザー」（20年）でスクリーンデビューを果たす。ドラマ「恋する母たち」（20年）、「ネメシス」（21年）などに出演。映画「マイスモールランド」が5月6日（金）公開予定。WOWOWオリジナルドラマ「早朝始発の殺風景」で主演を務めるほか、2月27日（日）スタート日本テレビZドラマ「卒業式に、神谷詩子がいない」に出演予定。

【作品情報】

「サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days」
日本テレビ系
3月1日火曜　スタート
月曜～金曜　午前7：50ごろ～
※日により放送時間が異なります

地球滅亡までの31日間を5人の視点で描く笑いと涙のチェーンストーリードラマ。ある日、政府から「2022年3月31日に地球に巨大隕石が衝突する」と発表された。毎日隕石と地球の距離が発表され、人々はその数字に一喜一憂していたが、研究も進み、隕石は落ちてこないという説も出てきた。最後の日、「サヨウナラ」のその前に、彼らが選ぶ最後の「したいこと」とは…。