アニメ好き女子が本音で語る。私たちが夢中になる本当の理由 【PR】2018/11/30
東芝レグザの「タイムシフトマシン」や「みるコレ」などのサービスはアニメの視聴に使用されることが多いようだが、利用者に男性が多いこともあって、アニメが男性目線で語られることが多い気がする。“女子だってアニメ大好きなのよ!”ということで、今回は趣向を変え、ちまたの女子がどんなふうにテレビと触れ合い、番組を楽しんでいるかを探るべく、アニメ好きの女子の皆さんに、アニメ以外の番組も含めて存分に語っていただいた。
── では皆さん、自己紹介を兼ねて好きなアニメを教えてください。まず、さやまるさん今期の“イチ押し”アニメは何ですか?
さやまる 「ネットサービス系の仕事をしているさやまるです。今期の女子的イチ押しアニメは『抱かれたい男1位に脅されています。』と『BANANAFISH』です。あと『ガイコツ書店員本田さん』も好きです。テレビの視聴スタイルは、見たい番組を効率よく見るのに、平日に1~2時間、週末に5~6時間ぐらい、ほぼ倍速でみています(笑) リアルタイムでは見られないことが多いので、レグザの「みるコレ」サービスの自動録画してくれるパックを活用しまくっています。具体的には、『新作ドラマ(丸ごと)』や『新作アニメ(丸ごと)』で新番組を丸っと録画して、その中から好みのものをチョイスして見ている感じです。ちなみに好きなアーティストはマンウィズ(MAN WITH A MISSION)で、『MAN WITH A MISSION』パックも、もちろん、絶対に見逃したくないのでおまかせ録画してます(笑)」
京子 「某アニメ制作会社に勤めている京子です。好きなアーティストは嵐です! 制作会社に勤めてることもあって気になったアニメは絨毯爆撃的に見るようにしてますが、最終的に題名だったり、原作や制作会社でチェックして、絵が気に入ったものを見ています。『ガイコツ書店員本田さん』と『BANANA FISH』は好きだけど、『抱かれたい男~』は、ん?っていう感じです(笑)あとは『風が強く吹いている』も録画はしてます。ちなみにレグザユーザーです」
ねこ 「某メーカーに勤めているねこです。テレビは夜11時からくらいしか見られないので、週末にバーっと見てます。基本的にアニメは全部録って、見ないものはあとで削除したりしてますね。あとスポーツ中継も見てます。テニスとか高校野球とか。レグザは使いこなしてますね」
── アニメは一応全部チェックするんですね。
ねこ 「一応はそうですね。始まる時に全部予約入れて、5話くらいで削除するものは削除します。5話くらいになるとネットとかの評判でこれは見とけみたいなのが出てくるんです。そういう時にチェックしてなかったアニメがあると悔しいでしょ(笑)。そういう時は録っといてよかったって思います」
── レグザの本領発揮ですね。
ねこ 「ハードディスクもでっかいのつけてます(笑)。今期のアニメでは私も『抱かれたい男~』と『逆転裁判(Season2)』。あと、『名探偵コナン』はずっと見てます」
さやまる 「ねこさん、安室さん好きって言っていいですよ」
ねこ 「いや私は赤井さんだから(笑)。それから『学園BASARA』と、『宇宙戦艦ティラミスⅡ』も外せない(笑)。『Thunderbolt Fantasy東離劍遊記2』も1から見てたんで見てますね」
さやまる 「虚淵玄さん(シナリオライター)のやつね」
ねこ 「そう! 声もいいし、人形劇なのにアニメっぽいっていう」
さやまる 「すごいきれいだよね」
ねこ 「すごいきれいな、なんていうのかな、手を抜かないアニメ制作だなって」
── ちなみに、みるコレの「SFアニメ」リストだと「宇宙戦艦ヤマト」と「ティラミス」が同列に並んでますが、それはいかがですか?
ねこ 「それは仕方ないです」
──(笑)では、ユキさん。
ユキ 「インターネットTVガイドのユキです。私はアニメ好きになったきっかけが、実家のケーブルテレビで見てた『ドラゴンボール』だったんです」
── えーっ。若いのに(笑)
ユキ 「それで衝撃を受けて。バトルシーンが多かったんですね。なんか非現実的なのが新鮮で、ヒーローものとかバトル系を見てます。今期では『転生したらスライムだった件』とか、『ゴブリンスレイヤー』とか。あと『風が強く吹いている』も。自分が陸上やってたので」
さやまる 「『ゴブリンスレイヤー』と『転スラ』ってことはラノベ系好きですか?」
ユキ 「そうですね、読んではいなかったですけど。『ゴブリンスレイヤー』はエンディングを歌ってる『そらる』さんっていう人が好きで。歌ってみたの動画を上げてる方なんですけど」
さやまる 「そこから入ったんですね。新しい切り口!」
ユキ 「それがきっかけで見てみたら結構面白くて。ひたすらゴブリンを殺すアニメです(笑)」
さやまる 「『ゴブリンスレイヤー』は私も見てますが…1話大丈夫でしたか?」
ユキ 「1話は結構衝撃でした」
さやまる 「ですよねぇ…」
ユキ 「でも『進撃の巨人』みたいな感じで、だんだん慣れてくるというか(笑)。ちなみに前クールでは『ヒロアカ(僕のヒーローアカデミア)』と『殺戮の天使』見てました」
── 一貫してますねー。
ユキ 「(笑)。あと和風のアニメも好きです」
ねこ 「分かるー。『神様はじめました』とか」
ユキ 「あ、好きです(笑)。『夏目友人帳』とかも」
ねこ 「あー分かる分かる、すごい分かる。ニャンコ先生がね」
ユキ 「これポーチなんですけど(と言ってニャンコ先生のポーチを取り出す)」
全員 「わーっ! かわいい!」
ねこ 「白さ保つのが大変なんだよ」
ユキ 「大事に使います」
ねこ 「半目がいいんだよね」
さやまる 「ちなみに和風といえば、ねこさんは『刀剣乱舞』が大好きですよね」
ねこ 「ほぼ毎日見てます。聖地巡礼もしてます(笑)」
ユキ 「私は録画機を持っていないので、今日は勉強させていただきます」
東京はアニメ好きには天国
京子 「さっきユキさんからケーブルテレビの話が出てましたけど、私は大阪出身なんですけど、東京ってアニメチャンネルが充実していてうらやましいですよね」
ユキ 「そう思います。上京してよかったなって(笑)」
京子 「TOKYO MXとかうらやましくて」
ねこ 「最近はMXだけど、テレビ東京とかもそうでしたよ」
京子 「テレビ大阪じゃ、やってなかったからなぁ。でも感覚で言うと、こういうアニメ文化全体が、大阪より東京の方がより“地上”にあるっていう感じがします」
ユキ 「そうですね。私は岩手出身なんですけど…ホントにアニメ好きがいない(笑)。というか隠れてる。端っこで本読んでる子が実はBL好きだったりとか。好きだってことを全然公に出してこないんです。だからアニメ好きな子いないんだ、みたいな。アニメイトも1軒だけあるんですけど小っちゃくて人もいないし。だから、私東京に出て来た年が『うた☆プリ』(うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000%)が始まった年だったんですけど、そういうの見たのが初めてだったんで衝撃的で。“あ、東京すごい!”みたいな(笑)」
── そこはVODで見るんですかね。
ユキ 「主にそっちです」
さやまる 「地方だとやっぱりVODが主流なんですかね。」
ねこ 「BS11も頑張ってますしね」
部活ものは女子に受ける?
── ジャンルでいうと最近スポーツものも多い気がするんですが、いかがですか。ねこさんはスポーツ中継そのものも好きということですけど。
ねこ 「スポーツ中継は基本、生で見たいです。夜中にWOWOWでテニス見るとかくらいだけど」
京子 「中継を丸ごと録画することもあります?」
ねこ 「あります。急いで帰って追っかけ再生で追いついたりとか。結果を耳に入れないようにして(笑)」
ユキ 「スポーツアニメでは『ハイキュー!!』とか好きですね」
ねこ 「『はねバド!』も良かったね。ちょっとキュンとした」
さやまる 「『はねバド!」はすごくリアルだったよね。試合シーン」
ねこ 「心情みたいのを出してくれてたのがよかった」
さやまる 「あとはやっぱり『ユーリ!!!on ICE』が別格かな」
ユキ 「『ユーリ』は飛び飛びにしか見てなくて…」
さやまる 「もったいないです!」
ねこ 「スポーツのフィギュアってものをすごく理解した人が描いてるし、原作がないワクワク感がある。こうなるだろうっていうのを必ず裏切ってくるので」
さやまる 「すごくぜいたくに作っているしね。ちょっとしか出てこないスケーターの演技も実際に振付師が滑って、モーションで撮って、描き起こして、スケーターに合わせて作曲して、と、すべての演技を作ってるんですよね」
京子 「オープニングを描いた人を知ってるんですけど、完全なスケートオタクでいらっしゃいますから(笑)」
さやまる 「スポーツアニメが増える背景には、例えば男子がたくさん出る部活ものが女子に受けるっていう傾向もありそうですね」
ねこ 「でも女子的には露出の多さとかは関係ないからね」
さやまる 「そういうのは男性的な見方だよね。結果的にBL風な人気で盛り上がったとしても、あまり寄せてこられると…」
ねこ 「それを狙ってこられると醒めちゃう」
さやまる 「肝心なのは妄想する余地があるかどうか、キャラクターとして好きになれるかどうか、かな?」
京子 「それにうまくはまったのが『ユーリ』なんじゃないかな」
さやまる 「『ユーリ』は特別だと思いますね。ある程度寄せてきてうまくいった希有な例だと思います」
京子 「監督だけ寄せたい側で、原作者や作画監督は寄せたくなかったらしいですよ。そこで上手いバランスが取れていたのかも?」
さやまる 「イケメンの数とかじゃないんですよね(笑)。『おそ松さん』なんて、ビジュアルが6人ほとんど一緒なのにあれだけバズったのって、キャラクターに妄想を乗せられる余地が大きかったっていうことだと思います。決められたものを楽しむより、自分たちで妄想を膨らませたい」
仕事帰りに“3ユーリ”
さやまる 「でも『ユーリ』の後とか大変だったよね。LINEで“泣きそう!”とかやりとりしまくったり」
── やっぱり言いたいんですか?
さやまる 「言いたいです。誰かと感想を分かち合いたいですね」
ねこ 「映画見た後、どこが良かったって一緒にしゃべり合うような」
さやまる 「その代わりがLINEでのトークになった」
京子 「リアルタイムで見てるとそれができるんですよね」
さやまる 「でもスマートフォンでも見ます。私は通勤が長かった時、行き帰りにVODを見るのが楽しみだった時があって、へこんだ時とか、帰りに“3ユーリ”して帰ったりしました(笑)」
ねこ 「私“3刀剣”します。データ通信料がもったいないから、携帯にダウンロードして1話から3話まで“3刀剣”します。」
── 1話から3話までなんですね。
京子 「ユーリは1話を3回見るんじゃないの?」
さやまる 「どっちもあるよ(笑)。すごく落ち込んだ時とか、“3ユーリ”どころか“5ユーリ”ぐらいだったこともあったし(笑)」
ねこ 「でもスマートフォンで動画を見られるようになってから、今日は長距離だと思ったらレコーダーで撮ったやつを持ち出して見たりしますね」
さやまる 「これマニアの使い方です。素晴らしい使い方(笑)」
ユキ 「私は、原作読んでるものを映画化されるとダメなんですよ。原作から入っていくとアニメでもドラマでもがっかりする」
ねこ 「分かる」
京子 「だから私が言ってるのは、連載中の漫画に手を出さないで、と(笑)。連載中の作家さんに影響が出るんですよ。鉛筆描きのまま誌面になってたり、明らかに連載が引き延ばされてたりね」
ユキ 「特に実写化は無理ですね。髪色が違うとかありえないし。でも『銀魂』だけは許す(笑)」
ねこ 「『銀魂』クオリティーね」
ユキ 「そう。『銀魂』が基準ですね」
さやまる 「『斉木楠雄のΨ難』もいいですよ。橋本環奈ちゃんの演技が最高(笑)」
ねこ 「『暗殺教室』もよかった」
さやまる 「原作から変えてないのがいいよね」
アニメ女子たちおススメのアニメ
── 2019年の1月クールでおススメありますか?
京子 「MAPPA(制作会社)が『どろろ』をやるのでそれと、1期を見ていたので『不機嫌なモノノケ庵 續』『3D彼女リアルガール(第2シリーズ)』。白組制作の『rivisions(リヴィジョンズ)』。『W’z(ウィズ)』も気になってます。あと『同居人はひざ、時々、頭のうえ。』。『ばらかもん』とか好きだったので見ようと思ってます」
ねこ 「私は『聖闘士星矢』とね、『同居人』、『不機嫌なモノノケ庵』。そのくらいかな今回は」
ユキ 「私は『ピアノの森(第2シリーズ)』が気になってて。あと『ブギーポップは笑わない』、『rivisions』。『約束のネバーランド』も」
── 週刊少年ジャンプのラインですね(笑)。
ユキ 「『モブサイコ100Ⅱ』も。シーズン1を見てたので。『ワンパンマン』が好きで見るようになったんですけど。あと『不機嫌なモノノケ庵』、『同居人』、『賭ケグルイ××』。『かぐや様は告らせたい』も気になってます」
さやまる 「『魔法少女特殊戦あすか』は大丈夫ですか?」
ユキ 「とりあえず1話は見たいと思ってます(笑)」
さやまる 「私はまず『グリムノーツ』。ゲーム主題歌が好きなので。あとは『ブギーポップ』と『rivisions』。『W’z』はキャラクターが良さそうかな、と。『モブサイコ』は絶対見ますが、『Bプロ』(B-PROJECT~絶頂*エモーション~)も応援したいですね」
── 皆さん、ものの見事に『けものフレンズ2』をスルーしましたね(笑)。貴重な意見が聞けて楽しかったです。みなさん長時間ありがとうございました。
話も多岐に及び、にぎやかに時間が過ぎたが、女子サイドからの“萌え”の真相や、仕事帰りの“癒やされタイム”の実態など、とかく男性目線で語られがちなアニメ視聴のありようがよく分かった座談会となった。
文/武内朗
提供/TVS REGZA株式会社
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