2017年にブレークしたタレント特集2017/12/27
今月のテーマは「2017年にブレークしたタレント特集」。今年も多くの新しいスターが生まれ、テレビをにぎわせてくれた。そんなタレントを東芝のテレビ『レグザ』で楽しめる『みるコレ』サービスより、「タレントパック」(見たいタレントのテレビ番組・動画・CMなどコンテンツをまとめて表示したり、自動的に録画したりできるセット)のお気に入り登録者数データを基に、分析していこう。
まずは17年12月現在の『レグザ』の『みるコレ』タレントパックお気に入りランキングベスト20がこちら。
これが、『レグザ』の『みるコレ』を利用している方々が「絶対見逃したくない」あるいは「この人が出ている番組なら絶対面白い」と信頼を寄せているタレントたちということだ。テレビにおけるタレント力を示す指標はさまざまあるが、実感としてこれほどしっくりくるランキングはほかにないと思う。マツコ、有吉、ダウンタウン、タモリらのMC組と、乃木坂46、嵐、星野源らのアーティスト組の混ざり方が絶妙だし、新垣結衣、有村架純、石原さとみの女優陣の位置取りも、現時点での評価として非常に納得がいく。マスコミ業界の人間も注目した方がいいだろう。
これを踏まえたうえで、「2017年にブレークしたタレントランキング」を見ていこう。12月時点で『みるコレ』のお気に入りランキングベスト300にランクインしているタレントパックの中で、今年、新たにお気に入りに登録したユーザーの割合が多い順に並べたランキングが以下である。
一般にタレントが「化けた」「ブレークした」と称されるには3種類のケースがある。まず最初のケースが、一般にほとんど知られていなかった人が一気に知名度を高めるというシンプルなケース。17年で言えば、元日の「ぐるナイおもしろ荘」(日本テレビ系)登場をきっかけに、全速力で1年間を駆け抜けたブルゾンちえみや、満を持しての日本デビューでNHK「紅白歌合戦」初出場を決めたTWICE、「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)からほかの番組へも活躍の場を広げたみやぞん(ANZEN漫才)らがそれにあたる。ブレークという響きに最もふさわしいのがこの人たちで、まさに17年を象徴する顔ぶれだが、ピークが高すぎると来年以降一気に飽きられる危険性も併せ持つ。
二つ目のケースは、脇役が多かった俳優が主演級に昇格してきたり、ひな壇芸人がMC席に進出してきたりというケース。竹内涼真や高橋一生、吉岡里帆、千鳥や滝沢カレンなどがこれに当たる。昨年デビュー以来、勢いの衰えを一切感じさせない欅坂46などもここに含めていいのかもしれない。このグループが来年以降のトレンドを牽引していくことになるので、彼らの動きには引き続き注目するべきだろう。
そして三つ目のケースはいわゆる再ブレークと呼ばれる人たちで、すでに知名度も人気もあるタレントが期間を置いて復活したり、別の立ち位置で人気を博すという場合。このケースも実は数が多く、出川哲朗とヒロミの今の充実ぶりがそれにあたるし、坂上忍や梅澤富美男のあり方もその一つだろうが、17年ということなら(このランキングには反映されていないが)なんと言ってもひふみんこと加藤一二三元棋士の存在を抜きには語れない。往時の天才・加藤を知る世代には衝撃的だが、藤井聡太四段の活躍や羽生永世七冠の国民栄誉賞受賞も併せて、18年も将棋界の盛り上がりに一役買ってくれそうである。
2018年にブレークしそうなタレントも一足早く予想してみよう。俳優陣では、成田凌や志尊淳あたりがさらにセンターに進出してきそうだ。ほかにも、佐久間由衣&泉澤祐希のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」組や、「トットちゃん!」(テレビ朝日系)の清野菜奈、春のNHK連続テレビ小説「半分、青い」主演の永野芽郁や平佑奈、浜辺美波などが、ランキングをにぎわせてくれそうだ。お笑い芸人勢では、悲願のM−1制覇を果たしたとろサーモンに加え、ミキ、カミナリあたりの活躍は固そうだ。さらに尼神インター、ゆにばーす、ガンバレルーヤ、そしてキングオブコントで注目されたにゃんこスターらがどこまで伸びるか。ミュージシャンでは、すでに実績を持っている米津玄師やWANIMAがさらなるブレークでランキングをにぎわせそうだ。とはいえ、この時点では全く知られていない人がシーンを騒がせてくるのがいつものことなので、予想はあまり役に立たないかもしれない。まだ見ぬネクストブレークの予感に胸躍らせながら、来年もインターネットTVガイドで番組情報をチェックし、『レグザ』の『みるコレ』でタレントパックを活用して、テレビを大いに楽しんでくださいね。
文/武内朗
提供/東芝映像ソリューション株式会社
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