「ドラマ「いちばんすきな花」」記事特集

「いちばんすきな花」はフジテレビ系の連続ドラマ。2023年10月期に木10枠で放送された。同局の大ヒットドラマ「silent」の村瀬健プロデューサーと脚本家・生方美久が再びタッグを組んだオリジナル作。多部未華子・松下洸平・神尾楓珠・今田美桜のクアトロ主演と、藤井風の主題歌や最終回での出演が話題になった。

概要

4人の俳優が主演を務める“クアトロ主演”のオリジナルドラマ。同局で2022年10月期に放送され大ヒットした連続ドラマ「silent」の、村瀬健プロデューサーと脚本家・生方美久が再びタッグを組み、「男女の間に友情は成立するのか？」をテーマに、年齢も性別も過ごしてきた環境も違う4人の男女が紡ぎ出す友情と恋愛を描く。潮ゆくえ役の多部未華子、春木椿役の松下洸平、佐藤紅葉役の神尾楓珠、深雪夜々役の今田美桜が演じる4人の主人公と、彼らを取り巻く人々との間に生まれる感情を丁寧に描きつつ、“本当に大切なものは何なのか”を考える優しい物語を届ける。

（2023年10月12日～12月21日　フジテレビ系　毎週木曜　午後10:00～午後10:54）

キャラクター紹介

• 潮ゆくえ（多部未華子）
  学習塾の講師。新潟から上京し、妹と2人暮らし。子どもの頃から勉強も運動も人間関係も全部頑張ってきたが、頑張ると嫌われるということも知りつつ生きている。女友達にはあまり本音を言うことができず、居心地の悪い思いをしてきた。学生時代から何でも話せる男友達が1人いたが、彼との友情関係が突然終わりを告げる。ある時、椿、夜々、紅葉と出会う。
• 春木椿（松下洸平）
  出版社で働く会社員。実家が生花店を営んでいるが、家族に少し複雑な感情を持ち距離を置いている。会社では“いい人”だと思われているが、実際は“面倒くさいことを避けてきた結果でしかない”という思いがある。長年付き合ってきた女性と結婚するはずが、彼女の男友達に取られてしまったことから、男女間の友情は存在しないと思い知らされる。
• 深雪夜々（今田美桜）
  東京・表参道の美容院で働く美容師。友達になろうとしても、男性からは異性というだけで勝手に恋愛と捉えられ、女性からはそんな姿をねたまれてしまうという経験をしてきた。周囲に合わせるために、思ってもいないことを口にしたり取り繕ったりするようになり、勘違いされることも。人間に性別がなかったら、と考えたりする。
• 佐藤紅葉（神尾楓珠）
  上京し、コンビニエンスストアで働きながらイラストレーターの夢を追いかける青年。周囲からは友達が多いというイメージを持たれて、そのキャラクターを演じているが、本音で悩みを打ち明けられる友達もおらず、表面的にしか人と関われない自分の薄っぺらさに気付いている。ゆくえと同郷で、小学生の時、当時高校生だったゆくえと家族ぐるみで遊んでいた。

  スタッフ・音楽

  脚本：生方美久／演出：高野舞／プロデューサー：村瀬健
  主題歌：藤井風「花」