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「IP~サイバー捜査班」佐々木蔵之介&福原遥&間宮祥太朗、アナログ人間っぷりを告白2021/06/29

「IP~サイバー捜査班」佐々木蔵之介&福原遥&間宮祥太朗、アナログ人間っぷりを告白

 佐々木蔵之介が主演を務め、テレビ朝日系で7月1日スタートする連続ドラマ「IP~サイバー捜査班」(木曜午後8:00。初回は2時間スペシャル)の制作発表オンライン記者会見が開催。佐々木のほか、共演の福原遥、間宮祥太朗が登壇し、視聴者からの質問に答えたり、“サイバー犯罪”にちなんで「フェイク画像クイズ」に挑むなどの企画で盛り上がった。

 ドラマは、その目に見えないインターネットの世界を悪用した、詐欺やなりすましなどの犯罪に立ち向かう京都府警本部サイバー総合事犯係の活躍を映し出すミステリー。総事係の主任である安洛一誠(佐々木)は、サイバー犯罪に関する知識も捜査スキルもピカイチの切れ者だが、超がつくほどのデジタル人間で「0か1で割り切れない感情に固執するのは時間の無駄」と言い放つ変わり者だ。そこに新人として配属された古宮山絆(福原)、そして総事係の刑事だが、その裏で密命を帯び安洛について調べる元捜査一課の多和田昭平(間宮)という個性的な3人が事件に挑んでいく。

 佐々木は演じる役柄について「サイバー捜査に長けていて、現場にも行かずに、目の前のパソコンだけで犯人を逮捕できるような人物なのですが、僕自身はサイバーもITも、超ド級がつくほどロースペックな人間でして、現場ではもう、何度絶望したことか…」と苦笑い。さらに「毎回これでもかというくらい、セリフが専門用語の雨あられ、いやもう“嵐”なんですよ。とはいっても、それは安洛のキャラクターを演出する一つの手段なので、ドラマ自体が決して難しいわけではないんですけどね。日々、京都の街並みを歩きながら、ぶつぶつセリフを覚えていました。分からない言葉は調べて意味を理解するものの、理解してしゃべっていてはいけないので、とりあえず反復練習をひたすらしていました。ちょっと老化防止になりましたね(笑)」と苦労を明かした。

 安洛は普段から刑事らしからぬ“羽織”を身につけており、このスタイルについて佐々木は「監督のイメージで“和”の要素を取り入れてこのようになりました。安洛の中ではこれが無駄のない機能的な服だということになっていて、袂からスマートフォンとかタブレットをバンバン出します。また、安洛はサイバー総合事犯係の部屋の奥にある保管庫で捜査をしているんですが、そこも“和”のテイストを取り入れて茶室のようになっているんです」と、一風変わったこだわりがあることを説明した。

 サイバー総合事犯係にやって来た新人刑事を演じる福原は、自身の役どころを「すごく情に厚くて、正義感の強い女性です。安洛主任とはまた真逆の性格といいますか、人の動機や感情をもとに事件を解決しようとする、すごく熱い女性を演じさせていただきました」と紹介。また、安洛とは親子かもしれないという設定であることについて「どんな過去があったのか、どんな結末になるのか詳しくは知らされていなかったので、毎回台本をもらうたびに『こういう過去があったんだ!』など新しい発見があって、すごく楽しかったです。主任と絆の関係性もこのドラマの見どころの一つかなと思うので、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです」と期待感をあおった。

 そして、間宮は自身が演じる多和田を「サイバー総合事犯係の一員であり、捜査一課などとのパイプ役的存在ですが、実はある命令を受けてサイバー総合事犯係に調査に来ており、後半になると、その経緯が分かってきます」と解説。秘かに安洛一誠を調べているという裏の顔については「蔵之介さん演じる安洛と福原さん演じる絆の親子関係同様、最後の台本が上がってくるまでは、僕のキャラクターも(いい人なのか悪い人なのか)どっちに振るのか分からなかったので、最初はどっちとも取れるように演じていました」と限られた情報の中で、演技プランを練ったことを語った。

 本作は、デジタル社会に潜む“サイバー犯罪”を扱っており、3人はそのエキスパートを演じている。しかし、佐々木は「僕はパソコンを持っていなくて、あるのは携帯電話だけです。しかも携帯の機能を全然使いこなしていませんし、メールを打つにしてもフリック入力ができないんです。うちの母ですらシュッシュッてフリック入力しているのに…」と、かなりのアナログ人間であることを告白。

 続く福原も「私も同世代に比べたらアナログな方で、最近SNSでライブ配信を始めてみたものの、どこを押したらいいのかとか、どうやって終了したらいいのかが分からなくて…。間違えてインカメラではなくてアウトカメラに切り替えて、向かい側にいるスタッフさんを映しちゃったりと、トラブったことがあります」とあまりデジタルの達人とは言えない様子。

 さらに、間宮も「僕もSNSなどは疎い方ですね。あと困っているのは、飛行機のマイレージ。『頻繁に遠くに行くなら貯めた方がいいよ』と言われてやってみたのですが、アプリをダウンロードしてもやり方が分からず、1時間半くらいやってみたけど訳が分からなくてさじを投げました。結局一緒にいた友人にやってもらいましたけど、本当に苦手でした」と述べ、3人ともデジタルの知識に疎いということが判明した。

 しかし、佐々木は「僕も最初“サイバー犯罪”と聞いて、自分とは縁遠いものと思いましたが、ものすごく身近な事件を取り扱っています」とデジタルに詳しくなくとも起こりうる問題が描かれたドラマであることアピール。さらに「人との距離がちょっと離れ、社会がリモート化している今の時期、このドラマの中でも犯罪者と被害者がダイレクトに顔を合わせることなく起こる事件も扱っています。SNSもどんどん進んでいますが、それに伴って、法の整備や僕たちの倫理はどうなっているのか。そういうこともあらためて考えさせられるドラマになっています。難しく考えず、ぜひご家族やお友達と楽しんでご覧になってください」とオンライン上の視聴者に訴えかけた。

 なお、この会見のライブ配信の模様は、本日6月29日午後5:00から、TELASA(https://www.telasa.jp/freemium)、YouTubeテレビ朝日チャンネル(https://www.youtube.com/user/tvasahi)で配信予定。


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