“謎解き”を文化に!! 最前線を走るクリエーター・松丸亮吾の思いに迫る2021/06/25
“謎解き”ブームの仕掛け人として活躍してきた松丸亮吾。ナゾドキシアター「アシタを忘れないで」で、舞台と“謎解き”の融合に挑む、意気込みを聞きました。
“謎解き”作成に必要なのは“エモさ”だった!?
今、有岡大貴さん企画・プロデュースのナゾドキシアター「アシタを忘れないで」に謎解きクリエーターとして関わらせていただいています。「ヒルナンデス！」（日本テレビ系）の休憩時間に、有岡さんから「こんなことを考えているんだけど、やるってなったら、どう？」と聞かれて、「面白いと思います。もちろん協力しますよ」と答えたのですが、軽いノリだったので実際に決まったと聞いて驚きましたし、有岡さんのその行動力がすごいなと思いました。やりたいことを形にするって求心力も必要だし、物理的にすごく大変じゃないですか。でも、「この人だったら絶対に実現できるな」と信じさせてくれたというか。そこが今作に携わりたいと思った大きな理由ですね。
「演劇×謎解き」って、たぶんまだ誰もやったことがないし、成功したら、発明になる。すごくワクワクしています。僕、新しいことが大好きなんです。なぜかと言うと、変化が好きで、だからこそ小さい頃からずっと謎解きを作り続けています。謎解きって絶対に同じ問題を作れないんですよ。1回やったギミックは、問題が変わっても解いたことがあるから解けてしまうし、解けたとしてもそれは“クイズ”になってしまうんですよね。謎解きが謎解きであるためには初めて解く問題でなければいけないし、その場のひらめきで解けなきゃいけない。そういう意味で、この「演劇×謎解き」という挑戦って、僕のポリシーにすごく合っていたんです。
謎解きを作る時、僕は“エモさ”を大事にしているんです。今回、僕がクリエーターとして立ちながらも、僕の会社の子たちと一緒にアイデアを考えていくなかで、もう何度「エモみが足りない！」と言ったことか（笑）。謎が解けたという満足感って一時的な欲求でしかないけれど、「すごい！」とか「面白い！」って感動すると、誰かとシェアしたくなるような、大きな気持ちの変化になる。これが僕の思う“エモさ”で。だから今回、劇場を使って、みんなで一体となって謎を解けるなんて本当にエモいです。あと、普通の演劇だと舞台と観客席って分断されていて、あまりインタラクティブ（相互作用）なことはないと思いますが、今回はなるべく有岡さんと観客の皆さんがキャッチボールできるような感じとか、いろんな工夫や仕掛けを施しています。めちゃくちゃいいものができた自信るあります！
クリエーターとしては、最近、謎解きを作りたいという人が増え始めているのはすごく良い傾向だな、と。一方で、焦燥感みたいなものもありますが、それって決して悪いことではないし、文化が広がる上では避けて通れないことなんですよね。今って、本当に面白いものを作っている人が評価される時代になってきていると思っていて。だから焦りはありつつも、自分が面白いと思うものをちゃんと作ることや、自分たちがトップに立って、ちゃんと文化を引っ張っていくことが大事だなと思っています。
有岡大貴から「謎」をあずかりました!!
Q.松丸くんはサウナ好きですか？
好きです。でも温泉の方が好きで、地方などに行く時も温泉ファースト（笑）。温泉に行ってサウナがあったら入る感じで、むしろサウナのおススメはあまり知らないので、いつか一緒にサウナへ行けたらうれしいです！
Q.朝どうやって起きていますか？
朝はとても弱いので、アラームが鳴り、自動で電気がつき、ベッドに角度がつき、カーテンが開くようにセット。これでダメなら、誰かからの鬼電とか、何か変化がない限り寝てしまいますね。あとは天に身を任せます…（笑）。
【プロフィール】
松丸亮吾（まつまる りょうご）
1995年12月19日生まれ。千葉県出身。射手座。AB型。“謎解き”ブームの仕掛け人。現在、RIDDLER株式会社を立ち上げ、仲間とともにさまざまなメディアに謎解きを仕掛けている。ナゾドキシアター「アシタを忘れないで」に謎解きクリエーターとして参加。「ゼロイチ」（日本テレビ系）などに出演中。
取材・文／四戸咲子 撮影／YURIE PEPE
ヘア＆メーク／鈴木智之 スタイリング／山田康史 衣装協力／Jun Okamoto
「Girl’s Culture」とは？
月刊TVガイドにて掲載している、女の子のためのお役立ち情報をご紹介するコーナー。テーマに関して、本誌では更に詳しく紹介しています。
当記事に関しては、「月刊TVガイド2021年8月号」に掲載。
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