見取り図☆「ラヴィット！」と「スロイジ」、二つの生放送を掛け持つ2人の“役割”って？2021/05/26

　今年に入ってから、全国放送で見かけることがぐんと増えた見取り図（盛山晋太郎、リリー）の2人。今春からスタートしたTBS系「ラヴィット！」では、水曜レギュラーとして出演している。さらに、関西ローカルの情報番組「2時45分からはスローでイージーなルーティーンで」（関西テレビ）では月曜MCとしてお昼の顔にも！　活躍の場を広げる2人に、二つの生放送を中心に話を聞いた。

――お二人は「ラヴィット！」（TBS系）の水曜レギュラーとして毎週出演されていますが、最初に話を聞いた時はどう思いましたか？

リリー　「最初は本当に信じられんかったですね」

盛山　「僕ら、出演するのはだいたい深夜番組で、朝の時間帯のレギュラーは初めてだったのでうれしかったです」

――放送スタートからしばらくたちましたが、慣れましたか？

盛山　「いやあ、今もまだ全然、何も分かってないですねえ。でもMCの麒麟の川島（明）さんも、同じくレギュラーのアンタッチャブル・柴田（英嗣）さんも助けてくださるので、自由にやれてます」

リリー　「ほんま、バラエティー番組よな」

盛山　「どう転ぼうがスベろうが、お二人がなんとでもしてくれるんです。だから1年生の気分でどんどん胸を借りてボケてますね。なんなら、普段出演しているバラエティー番組よりもボケの数が多い時さえありますよ」

リリー　「確かにな。何をやってもいいという空気を、川島さんはじめ皆さんが作ってくださるんです」

盛山　「気を付けていることといったら、銀歯がなるべく目立たないように笑うことくらいかな。僕調べによると、日本のタレントで銀歯なの僕だけなんで」

リリー　「だけってことはないやろ」

盛山　「いや、僕みたいに銀歯が目立つやつおれへんから！　笑う時はちゃんと口を手で押さえたりするようにしてます」

――お二人は同じくこの4月から、関西テレビの「2時45分からはスローでイージーなルーティーンで」（以下、「スロイジ」）では月曜MCとして出演されていますが、情報番組のMCはやってみてどうですか？

盛山　「生放送のMCは初めてですけど、『ラヴィット！』と同じく、『スロイジ』でもお笑いをさしてもらってるんですよ。ただ、この2番組と深夜のお笑い番組との違いは、僕らを見たくて見ている人だけじゃないってこと。だからあまり不快に思われないように、というのは意識してますね」

リリー　「共演者の方やスタッフさん含め、みんなで盛り上げようという空気があって、楽しくやらせてもらってます」

盛山　「…と言いつつ、僕は結局不快に思われるようなことをやってしまっているんですけど…」

――例えば、どんなことを？

盛山　「竹脇まりなさんというエクササイズで有名なYouTuberの方が出演してくださって、毎週一緒に運動をするコーナーがあるんです。そこで僕はずっとふざけたダンスをやってます。怒ってはる方もいらっしゃるみたいなんですけど、これは一度やってしまったらもう止められなくて。普通の情報番組をお届けしたかったら僕らは起用されていないと思うんで、お笑いの部分をお届けするのは諦めたくないなと思いながらやってます」

――ご自分でも情報番組のMCを経験している中で、「ラヴィット！」での川島さんのMCぶりを見てどう思われますか？

リリー　「もちろん元々すごい人だとは知っていましたから、こうやって全国放送で一緒に仕事できているのはうれしいですね。後輩はみんな憧れている人ですから」

盛山　「『スロイジ』で、僕らの後輩にあたる若手芸人と絡むコーナーがあるんです。そうすると僕らはお兄さん的存在になるので、川島さんをお手本に振る舞うことがありますね。なんとか『ラヴィット！』の川島さんの技を盗んで『スロイジ』に持って帰ろうとしてる。まあ簡単には盗めないんですけど」

――お二人は「ラヴィット！」の魅力はどういうところだと思いますか？

盛山　「報道番組じゃないですから、暗いニュースがない。朝から元気に、明るい気持ちで見られる番組だと思いますね」

リリー　「毎朝の癒やしになったらいいなと思います。僕らには癒やす役割は難しいですけど、矢田亜希子さんはじめ、各曜日にすてきな方たちもいらっしゃるので」

――では、お二人の役割は何だと思われますか？

リリー　「とにかくできることを精いっぱいやるってことかな」

盛山　「僕ら、水曜日では一番後輩なんで、がむしゃらにやるのが役割ですかね。できないのにできるスタンスをとるのが一番良くないと思うので、できないなりに毎週必死にやってるところを見てもらえたら」