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松本まりかよりも“あざとカワイイ”のは松下洸平!?「向こうの果て」生配信イベントが開催2021/05/10

松本まりかよりも“あざとカワイイ”のは松下洸平!?「向こうの果て」生配信イベントが開催

 WOWOWプライムとWOWOWオンデマンドで5月14日にスタートする、松本まりか主演の「WOWOWオリジナルドラマ 向こうの果て」(金曜午後11:00)の完成記念スペシャル生配信イベントが行われ、松本のほか、共演の松下洸平、柿澤勇人、内田英治監督が出席した。

 舞台は昭和60年の東京。痴情のもつれから、マンションの一室で放火殺人が発生する。逮捕された池松律子(松本)と、死亡した小説家・君塚公平(松下)は幼なじみだった。検事・津田口亮介(柿澤)の取り調べにも、どこか浮遊しているような態度でするりとかわしていく律子。津田口は事件の真相を追って、これまでに律子と関わってきた人物たちと接触し、やがて律子と公平が幼少期を過ごした昭和30年代の青森・津軽に、この殺人事件の真相を解く鍵があることに気付く。律子と公平の父親たちが津軽民謡の同じ一座で活動していたこと、そして、そこで起こったある事件——。律子はなぜ公平を殺したのか? 2人の過去に一体何があったのか。すべての真相が明らかになる時、閉ざされていた因縁が解き放たれる。

松本まりかよりも“あざとカワイイ”のは松下洸平!?「向こうの果て」生配信イベントが開催

 本作が連ドラ初主演となる松本は「なかなか今の時代では見ることのできないような作品で、いくつもの顔を持つミステリアスで謎が深まる魅力的な役柄を演じました。今回のこの作品と役柄、そしてスタッフ・キャストに恵まれて、律子役ができることは幸運だと思いました」としみじみ。殺人の容疑者という衝撃的役どころだが「劇中でも、分からない、つかめない女性と言われるように、私自身もわからず、向き合うのが怖くて逃げ出したかった」と打ち明けた。

松本まりかよりも“あざとカワイイ”のは松下洸平!?「向こうの果て」生配信イベントが開催

 松下は、松本から暴力を受けるシーンを振り返り「あの場面が松本さんとの初めましてのシーン。リハの段階でわりとガチでボコボコにされて、この作品に賭けるまりかさんの思いを感じました。一生忘れられない出会いをしました」と松本の憑依(ひょうい)ぶりを証言。内田監督も「僕の予想よりも大幅に超えてましたね」と松本の熱演に目を丸くしていた。

 それに対し松本は「痛めつけた後はシュンとなりましたが、松下さんの慈愛に満ちた目で見つめられたら、自分の汚れた恥部を見られたくないという拒絶反応が生れて『見ないでよ!』という気持ちで手が出てしまう。DVという愛の表現は良くないけれど、それは衝撃的な感覚でした」と律子に寄り添い、その感情に理解を示していた。

松本まりかよりも“あざとカワイイ”のは松下洸平!?「向こうの果て」生配信イベントが開催

 また、柿澤はミュージカル「スリル・ミー」でも共演した松下とのドラマ共演に「(松下のことを)どうしたって意識してしまう。共演のうれしさ半面、自分も頑張らなければと思った」と心境を述べると、松下は「舞台の上での彼しか知らなかったので、こんな顔をするんだと思った。また一緒に芝居をしたいと思えるいい共演でした」と喜びもひとしお。

 そんな松下に松本が「セットにあったピアノを即興で弾き出したり、尾崎豊に似ていると言ったら『I LOVE YOU』を口ずさんだり。それがとてもうまくてびっくりしました」と撮影時のエピソードを披露。するとすかさず柿澤からは「それはモテるための技術ですか? そんな姿を僕には見せないのに! 確信犯!」と笑顔でツッコみ、松下は「そんなものではありません!」と照れた様子で、仲の良さが垣間見えた。

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 さらに、松本の印象を「○○な女」で表す企画で、松本のことを10代の頃から知る内田監督は「あざとくない(むしろ逆)女」と表現。内田監督から「すべてを全力でやる人。それは昔から変わっておらず、昭和っぽい。ひたすら真っすぐでひたすら真面目な人」とパブリックイメージを否定された松本は、「あざとカワイイと言われても、何もピンとこない。あざとさというか、女性としての計算高さを絶対に身に着けたくないと思って生きてきて、そんなことがあろうものならば拒絶して生きてきた。にもかかわらず、あざとカワイイと言われてしまって、どうしようかと。言われるのは面白いですが…」と自身に対する世間のイメージを不思議がっていた。 

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 そこで柿澤が、松本に対してピアノを弾いた松下に「洸平くんの方があざとカワイイ!」と畳みかけると、松本も「なるほど」と納得。それに松下は「何の意識もせず、ただピアノだと思って弾いただけ。ピアノがあったら弾くでしょう!?」と戸惑うも、松本よりも松下があざとカワイイということで結論付けられていた。

 最後に松本が「ドロドロした欲にまみれた、ある意味で目を背けたいものが描かれているけれど、そこにあえて目を向けることで、作り物ではない美しさや純粋さ、大切なものに触れられるような気がします。とても骨太でガツン!と来るような作品です」と作品の魅力を伝え、イベントを締めくくった。


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