令和版“助さん格さん”は高身長イケメン⁉︎ 合田雅吏&蕨野友也インタビュー!2021/05/01
大地真央がアラ還名古屋譲を演じるオトナの土ドラ「最高のオバハン 中島ハルコ」(フジテレビ系=東海テレビ制作)。本作は、名古屋出身の毒舌スーパーレディー・中島ハルコ(大地真央)が、ひょんなことから知り合った庶民のダメンズ女子・菊池いづみ(松本まりか)を振り回しながら、東京と愛知を舞台に、世の中の悩みをぶった斬っていく痛快ストーリーだ。
作中では、ハルコが部下のイケメンを両側に従えていることから「令和のスーパーセレブな水戸黄門」とも言われているようで…。今回は“ハルコの助さん格さん”ことハルコクリニックの事務長・大谷将役の合田雅吏と秘書・若杉慎之介役の蕨野友也に着目! 実は合田は本家(「水戸黄門」〈2003~10年/TBS系〉)で5代目格さんを演じていた…そんな不思議なご縁も感じる(⁉︎)ハルコを支えるお二人に、それぞれの役や現場エピソードを聞いた。
ハルコクリニック事務長・大谷将役:合田雅吏インタビュー
大谷は「ハルコ先生の守護天使」!? 三河弁は「一番難しい」
――事務長の大谷はどんな役柄でしょうか?
「大谷はハルコ先生のお守り役で、じいやとかナイト(騎士)みたいな感覚なんです。若さや動きは若杉(蕨野)に任せて、自分は横で見守っている守護天使みたいな(笑)。実際ハルコ先生はご老公的な立場にいますが、もっと突っ走っていて突き抜けているので、“自分はとにかく善悪や好き嫌いと関係なく、ハルコ先生が言ったものを100%信じて守ろう、それだけはブレないようにしよう”と思っていました」
――三河弁はどのように練習されたのですか?
「事前に方言指導の方がセリフを録音したものをいただいて練習したのですが、今までいろいろやった方言の中で一番難しかったですね。三河弁の特徴は“じゃんだらりん”と言って、語尾が“何とかじゃん”“何とかだら”となったり、“来なよ”というのを“こりんこりん”と言うんですけど、残念なことにハルコ先生の尾張弁とのやりとりがほとんどなので、敬語だとそれが出にくくて…。地名など単語のイントネーションで違いを出すんですけど、三河弁だと全部をベタっと平坦に読むんです。セリフで感情を乗せた時に単語だけを平坦に言うのはかなり難しくて最初は苦労しましたが、その後、蒲郡に2週間以上滞在するロケ中、ホテルの従業員や現地の方の会話からコッテコテの三河弁が聞こえてきて、すっかり大丈夫になりました(笑)」
大谷の「かわいいエプロン姿」と大地の「パワーの結晶を見て」
――撮影中のエピソードで印象に残ったことはありますか?
「ハルコ先生の自宅部屋がとにかくすごいんです! タワーマンションの29階で名古屋市内が一望できて、噂によると家賃が月160~170万円なのだとか…。あの部屋のシーンは好きですね。社長の自宅なのになぜかいつも若杉と大谷が何の違和感もなくいるんです(笑)。その部屋で料理をするシーンが何度かあったので、監督に『エプロンをしたい』と話したら、監督も同じことを思っていたようで、かわいらしいエプロンを4種類も持つことになりました。多分常備されているのかな、なんて想像したら面白くて…ぜひチェックしてみてください」
――視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。
「作品のパワーがすごいので、見ると元気になれます。王道のコメディーなので、“これはないだろう!”と思うところもありますが、そこも超越して、ホロっとできて、笑えるドラマです。大地真央さんという女優の引き出しの多さ、深さ、パワーの結晶をぜひ見ていただきたいですし、そこに少しだけ大谷がスパイスとして、格好いいハルコ先生を引き立てられていたらと思います。何よりハルコ先生を真ん中にした大谷、若杉という3ショットはたぶん格好いいと思うので、そこも見てもらえたらうれしいです!」
ハルコクリニック秘書・若杉慎之介役:蕨野友也インタビュー
プロデューサーからの手紙がお守り代わり⁉︎ 合田とは「裸の付き合い」
――秘書の若杉はどんな役柄でしょうか?
「クランクインの時にプロデューサーさんからお手紙をいただき、“ハルコ先生より思考が常に先に行っているキャラクターでいてほしい”というオーダーがありました。ハルコ先生が考えていることはすでに僕が用意して『こういうのはどうですか?』と提示する…本当にハルコ先生を理解しているのは若杉なのではないかと思います。常に物事に対して対処する力がある人物でもありますね。実はそのお手紙をお守りのように、台本とカバーの間に挟んで持ち歩き、迷った時は読み返していました」
――合田さんとのコンビは、いかがでしょうか?
「蒲郡でのロケ中に、大浴場で裸の付き合いもしたので、コンビの絆がより深まった気がします。お風呂の時間はなぜかいつも同じで、行くと必ずどっちかがいるんですよ(笑)」
本作の「ツートップに肩もみ」で癒やしを提供
――撮影中のエピソードで印象に残ったことはありますか?
「大地さんとは初共演で、同じ事務所の(松本)まりかさんとは2度目の共演なのですが、あまり話したことがなく、今回現場での距離の詰め方をどうしようかと思っていたんです。お二方はかなりハードなスケジュールで撮影されていたので、何かできることはないかと思いついたのが肩もみで、まずは事務所の先輩のまりかさんのところへ行きました(笑)。大地さんには秘書という役柄上、積極的に話し掛けるのは控えていたのですが…。第4話(5月1日放送)で若杉に、ある物語が起きるまでに良い関係性を作り、クリニックのチームワークが出せたらと思っていたんです。そんな時に大地さんが現場で時々肩をストレッチされている姿を見て『お疲れですか? 何か僕にできることがあれば』と話し掛けたのをきっかけに、大地さんの肩も触らせていただくことになりました(笑)。僕はプロの整体師でもなんでもないのですが、お二人に少しでも楽になってもらえれば、と」
――視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。
「このご時世、世間に対して“おかしいことはおかしい!”と真っ向から言える人ってなかなかいないですよね。でも、それを言うのが中島ハルコ! 1人の人間として真っ当なことを言っているハルコ先生の姿を見てスッキリしていただきたいですし、“やっぱりそうだよね”と心打たれてほしいと思っています。一方、僕が演じる若杉がいろいろと考えて動いて、犯人を突き止めるという第4話では、過去のトラウマで悩み苦しむ若杉の気持ちと同調するために、自分が過去に経験したことを10何年ぶりに引っ張り上げて役作りをして挑ませていただいたので、それがうまく演技に反映されていたらいいなと思っています!」
【番組情報】
オトナの土ドラ「最高のオバハン 中島ハルコ」
フジテレビ系
土曜 午後11:40〜深夜0:35
フジテレビ担当 M・F
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