山田洋次監督が監修した「男はつらいよ」名場面企画は必見! シリーズゆかりのメンバーが魅力を語りつくす2021/03/19
BSテレ東では3月20日に「BSテレ東開局20周年特別企画 春だ!さくらだ!寅さん祭り」(午後6:00)を放送。映画「男はつらいよ」シリーズゆかりのメンバーが作品の魅力を語りつくす。さらに、山田洋次監督自らが監修した「男はつらいよ」名場面の数々もたっぷり届ける。
番組には、山田監督をはじめ、倍賞千恵子、立川志らく、桜田ひより、笹野高史らが集い、倍賞、吉岡秀隆、後藤久美子、前田吟らのスペシャルインタビューや秘蔵メーキング映像を通して、3月21日(午後7:00)に同局で放送のシリーズ最新作「男はつらいよ お帰り 寅さん」(2019年)の見どころも紹介する。
山田監督は「シリーズ50作を全部つなげると84時間49分、つまり3日と12時間49分かかります。この中には渥美清さんを囲んで大勢の素晴らしい俳優さんが登場しますが、今回、その名優たち、名バイプレーヤーたちにスポットライトを当てて映像をセレクトしてみました。さらに冒頭に描かれるドタバタナンセンスの夢も、面白くつないでみました。すてきなゲストの人たちと共に、寅さんシリーズをふり返ってみていただきたいと思います」とアピールする。
「私の人生の半分以上は、『男はつらいよ』に関わっているんですよね」としみじみ語る倍賞は、「50年で50作、“諏訪さくら”という役を演じてきたということは、本当に私の人生。本当にかけがえのない、誰も経験できないことを私は経験したんだなって。とても誇りに思っています。夢のシーンで寅さんが浦島太郎になって、煙が出てきて源ちゃんがお爺ちゃんになっちゃったりするシーンがありますが、この映画はまさに玉手箱だと思うんですよ。その玉手箱の中に日本人の人情とか、生活とか、世の中の移り変わりといったようなものがいっぱい詰まっている映画なんですよね。それがすごいなあって」と作品の魅力に言及。
さくらの孫娘を演じた桜田は「今回は本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。山田監督や倍賞千恵子さんなど、久しぶりにいろんな方に会えて、本当に楽しい楽しい時間になりました。山田監督が自らセレクトした映像もたくさん見られます。厳選された映像がギュッと詰まっていて、それがまるで1本の映画のように感じられました。皆さんぜひ見てください!」と話している。
また、笹野は「山田監督がセレクトされた『名バイプレーヤー』のVTR。これが面白い! 私もその中に出させていただきまして、『名バイプレーヤー』なんて、『名』がついちゃった。長く生きてりゃいいことがあるもんですね」と喜色満面で、「『男はつらいよ』ってのは本当に、映画のスルメイカですな。かめばかむほど味が出てくる。いくらでも行けちゃう。どうぞお楽しみください」とメッセージを寄せた。
そして、山田監督も認める寅さんファンで、番組MCを務めた立川志らくは「今回、山田監督といろいろお話をさせていただいて、気が付いたことが一つあります。監督の中では『男はつらいよ』はまだ終わってない! これはすごいことだと思いますね。寅さんは日本人の心の中に生きている。だから監督は自分の命がある限り、絶対にこの作品を終わらせないんだってことが、私にはものすごく伝わってきました」と熱弁し、「この番組の最大の見どころは、これは寅さんの特番というよりも、『男はつらいよ』山田洋次ディレクターズカット版だということ。特に名優にスポットを当てたVTR! これはファンは絶対に見るべきですね」と力を込めて呼び掛けている。
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