「おちょやん」杉咲花の弟役に倉悠貴。板谷由夏、生瀬勝久ら新キャストが発表2021/02/15
杉咲花がヒロインを演じる、NHK総合ほかで放送中の連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜午前8:00ほか)に、倉悠貴、板谷由夏、ドランクドラゴンの塚地武雅、生瀬勝久らが出演することが発表された。
同ドラマは、“大阪のお母さん”と親しまれた女優・浪花千栄子をモデルにした、昭和の喜劇女優の一代記。大阪・南河内の貧しい家庭に生まれた千代が、道頓堀の芝居茶屋の女中奉公を経て喜劇女優となり、やがて上方を代表する女優に成長する姿が描かれる。
今回出演が発表されたのは、物語の後半で、千代や天海一平(成田凌)の今後の人生に大きな影響を与える新たな登場人物たち。倉が演じるのは、千代の弟・竹井ヨシヲ。千代が9歳で奉公に出されて以来ずっと会えなかった最愛の弟で、喜劇女優として道頓堀で過ごす千代のもとに現れる。本人によると神戸の会社に勤めているという。また、板谷は、一平の母・夕役を務める。一平がまだ幼い頃に家を出て行ってから音信不通だったが、京都の旅館にいるという情報を聞いた一平は、千代と共に会いに行く。
また、塚地は、しゃべくり漫才で名をはせる漫才師・花車当郎役を務める。戦時中に防空壕に避難した千代と偶然出会い、後に千代と出演したラジオドラマが人気番組となる。そして生瀬は、千代と当郎が出演するラジオドラマを書く脚本家・長澤誠役を担う。戦争で失われてしまった家族の団らんを取り戻すために、そのドラマを1人でも多くの人に聞いてほしいと願っている役どころだ。
そのほか、新派の劇団の座長の子だが、早くに父を亡くし、大山鶴蔵社長(中村鴈治郎)の命令で鶴亀家庭劇に預けられ、千代と一平の下で生活することになる劇団員・松島寛治役で前田旺志郎、鶴亀家庭劇のライバル・須賀廼家万太郎一座の座員で万太郎を尊敬しており、後に新たに立ち上がった鶴亀新喜劇に加わる須賀廼家万歳役で藤山扇治郎も出演する。
個性豊かな新キャストの発表を受けて、杉咲は「以前にもご一緒させていただいたことのある方々が多く、本作での再会にご縁を感じ、とてもうれしく思っています」と喜びを伝え、「もう撮り終えた部分では、心が震えてしまうような瞬間や、抱きしめたまま離れたくないと思うほどにいとおしく感じる時間がたくさんあり、千代を演じることを通して自分自身が初めて経験するような気持ちにたくさん出会うことができました」と、心を揺り動かせながら、撮影を重ねていることを報告。
そして「撮影も残りわずかとなりましたが、これからご一緒させていただくキャストの方々とも、きっとそこでしか生まれない時間を過ごすことができるのだろうなと、すごく楽しみな気持ちと、心して臨むぞ!という気合がグツグツと沸いています。すてきな共演者の方々とご一緒させていただけて幸せな気持ちでいっぱいです」とメッセージを寄せている。
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