「その女、ジルバ」江口のりこインタビュー! 知られざる素顔や人生の転機も明らかに!?2021/02/12
池脇千鶴の熱演が話題のオトナの土ドラ「その女、ジルバ」(フジテレビ系=東海テレビ制作)。40歳の主人公・笛吹新(池脇)をはじめ、年を重ねても女性たちがそれぞれの幸せを模索しながら生きるリアルな姿が「泣ける」「元気をもらえる」と、回を重ねるごとに視聴者の共感の輪が広がっている。
今回は、明日(2月13日放送)の第6話でまさかの急展開が訪れる浜田スミレを演じる江口のりこに、作品や役に対する思いなどを聞いた。
私なら、ドラマのように急速に同僚の2人と仲良くなれていない
――江口さんが演じる浜田スミレは、どのような人物ですか?
「原作では“大柄な女性であること”と“休憩時間によくタバコを吸っていること”以外はあまり詳しく描かれていなかったのですが、台本を読むとスミレの背景やキャラクターが細かく描かれていたんです。脚本家さんが私をイメージしていただいたのか、オリジナルで作ってくださったのだと思います」
――実際に演じられてみて、台本を読んだ時の印象から変化はありましたか?
「人に壁を作っているところが自分と似ていると思っていたのですが、演じるうちに自分とは全く異なるキャラクターなのだと思い始めました。スミレは頑固なようで、実はそうでもない…。仏頂面ですが社交性もあり、みんなの会話に入っていける。意外と柔軟性や優しさのある女性だと気付いたんです(笑)。私自身は頑固ですし、人と仲良くなるのに時間がかかる方だと思うので、もし私がスミレの立場だったら、ドラマのように、急速に職場の新(池脇)と村木みか(真飛聖)とは仲良くなれていないような気がしますね」
先輩方が撮影に来る日はとても楽しみにしています
――撮影現場の雰囲気を教えてください。
「池脇さんや真飛さんは同じ年代ということもあり、たくさん話さなくても一緒にいること自体が楽しいですし、落ち着きます。草笛(光子)さんをはじめ、先輩方が撮影に来る日はとても楽しみです。皆さんとても明るくお元気で、ちょっとした失敗をフォローし合っているんです。このドラマにおける先輩方の力は大きいですね」
――池脇さんとは、2003年公開の映画「ジョゼと虎と魚たち」以来の共演ですよね。
「映画では池脇さんと一緒にお芝居をするシーンはなかったので、今回ドラマでご一緒できてとてもうれしかったですし、毎回楽しみながら撮影に臨んでいます。現場での池脇さんの存在感は抜群です!」
散歩が趣味。喫茶店や洋食屋さんでリラックス
――江口さんにとって、BAR「OLD JACK&ROSE」のようなとっておきの場所はありますか?
「私はお酒があまり飲めないので、近所にあるお気に入りの喫茶店や洋食屋などに立ち寄ることが多いです。家とは環境が異なる場所でコーヒーを飲むだけでも休んでいるという気持ちになれますし、洋食屋のオムライスなど定番メニューが大好きなんです。あとは散歩が趣味で、とにかく外に出て歩くのが一番の気分転換です。散歩で少し疲れたら喫茶店に立ち寄るので、それがリラックスできる場所につながっていますね」
――作中でスミレは幸せをつかむべく変化していきますが、江口さんご自身の転機はいつでしたか?
「上京して今の劇団(東京乾電池)に入り、役者を始めた時です。実は、作品が転機になるということはあまりなくて。もちろん、作品ごとに築いたものや反省はありますが、折れ線グラフで例えると、急にガーンと上下するのではなく、ずっと真っすぐ斜め上に伸びている感じでしょうか」
――では、普段の生活で意識して取り入れていることがあれば教えてください。
「よく眠ることです。寝てさえいればどうにかなると思っているので、寝る時間をとにかく作ります。そのために、時間がある時に先々やらなくてはいけないことをやりますね。例えばセリフを全部頭に入れてしまうとか…。そうすれば帰宅した時にゆっくり眠りにつくことができるんです。一番嫌なのは、夜遅くに家に帰ってからセリフを覚えることなんですよ。自分の時間を確保したいので、先を読んで行動することが習慣になっています」
行動すれば年齢関係なく魅力的で、人生が輝く
――最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。
「このドラマの登場人物は、自分が思う幸せを自ら選択していきます。行動すれば年齢関係なく魅力的で、人生が輝くということをこの作品が教えてくれていますし、出演している先輩方が実践してくださっています。そしてスミレの幸せも見守っていてください!」
【番組情報】
オトナの土ドラ「その女、ジルバ」
フジテレビ系
土曜 午後11:40〜深夜0:35
※2月13日は午後11:50~深夜0:45
フジテレビ担当M・F
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