「天国と地獄〜サイコな2人〜」制作発表会見に主要キャストが勢ぞろい! 綾瀬はるか「これは天国だなっていつも思ってます」2021/01/17
1月17日にスタートする連続ドラマ「天国と地獄〜サイコな2人〜」(TBS系)。綾瀬はるかさん演じる女性刑事と高橋一生さん演じるサイコパスな殺人鬼の魂が入れ替わる“スイッチエンターテインメント”です。放送に先んじて阿佐ヶ谷神明宮で制作発表会が行われ、綾瀬さん、高橋さん、柄本佑さん、北村一輝さんが登壇し、作品の見どころや撮影でのエピソードを語ってくれました。
――クランクインからしばらくたったかと思います。皆さんそれぞれ重要な役どころを担っていますが、撮影はいかがでしょうか?
綾瀬 「私は刑事の望月彩子を演じています。以前出演させていただいた『義母と娘のブルース』(同系)と同じスタッフさん、そして新しいスタッフさんと2年半ぶりの連続ドラマを皆さんに楽しんでいただけるように励んでいます。刑事役は初めてなので、手錠の扱いとか慣れないことも多いのですが、ぼちぼち頑張っています…!」
高橋 「僕はサイコパスな殺人鬼、日高陽斗を演じさせていただいているのですが、天国ではないような状況がいろいろと自分の身の回りに起きてますね…(笑)。まず、女性を演じさせていただくことが僕にとってハードルが高くて。やり過ぎてしまうと反感を買いかねないと思っているので、もう針の穴に糸を通すかのように、繊細に繊細に女性を演じようと思ってます」
柄本 「渡辺陸を演じています。陸は、彩子の同居人役で心のよりどころでもあるという役なので、癒やし的な存在になれればいいなと。日高と入れ替わった後も一緒に暮らしているのですが、陸は気が付かないんですよね。日高になった彩子を演じる綾瀬さんは格好よくて、また怪しさが非常に増して妖艶な感じがあります。綾瀬さんのまた新たな一面を間近で見られて楽しいですし、視聴者の方にも男になった綾瀬さんのたくましさを楽しんでいただけるんじゃないかな。自分のことでもないのに、なんか自信があります!(笑)」
北村 「皆さんの話を聞いて、楽しそうに撮影してるなと思いました(笑)。僕が演じる河原三雄は厳しくていつも怒ってるんです。僕もテレビの向こうの皆さんに爽やかな笑顔を見せたいんですけど、本当に笑うシーンがなくて、僕が撮影で見る綾瀬さんの表情も厳しいんですよね。だから2回ぐらいわざとNG出そうかなと思ったりして(笑)。そういう感じで自分の中では楽しんでます!」
――もし異性に生まれ変わるとしたら、何をしてみたいですか。
綾瀬 「私は男性には生まれ変わらず女性のままがいいです! たくさん考えたのですが、意外とできることは男性も女性も共通しているのかなと。そしたら違うところは体の作りかなとかって考えたときに、女性の方がいいかなという結論になりました(笑)」
高橋 「僕も変わらず男性がいいです。今、女性を演じるので頭を抱えているところなので…。元に戻れるのかどうかも分からないんですけれども、早めに戻れないかなぁと思っています(笑)」
柄本 「お二人がそういう答えだったら僕は…女性ですね。僕は背が高いので、ちょっと小柄な女性になってみたいな。小柄な女性の方が着れる服の種類が多いんじゃないかなと。あと制服とか着てみたいです。あれ? 僕何言ってるんだ?」
――ちなみにどんな制服がいいですか?(笑)
柄本 「そうですね。スカートは短めで…って、何言ってんのだから! 何を掘り下げようとしてるの!(笑)」
北村 「(笑)。僕が女性に生まれ変わるとしたら、自分に対しての周りの反応がどう変わるかを人間観察してみたいです。女性になったら自分の友達でも対応が違うでしょうし、今見えていないいろいろなものが見えてくるんじゃないかなと。そういう部分を素直に感じてみたいですし、たぶん普段僕にもキツい子も、ものすごく甘かったりするかもしれないので、そういう部分もぜひ見てみたいです」
――ドラマのタイトルにちなんで、皆さんにとって「天国だと思うこと」、もしくは「地獄だと思うこと」は何でしょうか?
綾瀬 「私は今の時期、本当に寒いので、自宅に帰った時のお風呂は本当に天国だと思います。現場でも足湯たんぽをスタッフさんが用意してくださってて、そこに入るだけでもお風呂に入っているような包まれる感じがあって、これは天国だなっていつも思ってます」
高橋 「僕も本当にお風呂って答えようと思っていたので、だいぶ綾瀬さんとちゃんとスイッチできてきているんじゃないでしょうか! 今ちょっと自信つけていこうって思いました(笑)。本当にあの現場で綾瀬さんが履かれている足湯たんぽがすごく良さそうなんです。歩くたびに、ぼっちゃんぼっちゃんって音がするのですが、それも含めて綾瀬さんがかわいらしいので僕もトライしてみたいな」
柄本 「自分の答えも用意していたんですけど、お二人の意見を聞いて、確かにお風呂は天国だなと思いました(笑)。ちなみに僕が答えようと思ってたのは、お米を食べる時です。いろいろなおかずと一緒に食べる時、本当に幸せです。2合くらい食べちゃいますね」
北村 「僕も天国な方を答えてちょっとイメージ上げたかったのに(笑)。あんまり地獄を感じることはないんですけども。こういう制作発表の日に、まさかこの前に朝からロケがあったりとかしたら地獄だなと思ったりもします…。でもそんなことはないもんね、高橋くん!」
高橋 「僕は今朝ワンシーン撮影させていただいてからこちらに参りました…!」
北村 「(笑)。朝早いと本当に寒いんですよね。まだ真っ暗な時間に家を出て、誰もいない中で現場に向かう時、俺は何をしてるんだろうと思う時があります。あと、撮影が始まる前にやる朝一の化粧水。毎日やるんですけど、冷たくてつらいんです…。温かい化粧水を誰かが発明してくれないかなと思うくらい。メークさんはすごく優しいんですけど、たまに敵に見えたりすることもあります」
――では、今作で魂が入れ替わる綾瀬さんと高橋さんにお伺いします。先ほどのお話でもあったように、異性を演じるのは大変難しいことだと思います。入れ替わった後のお芝居で心掛けていることはありますか?
綾瀬 「ささいなことですが、私は座り方とか携帯の打ち方を気を付けています。あと、ちょっと話すテンポ感っていうのも意識してますね」
高橋 「僕は、綾瀬さんの日常的な動きを取り入れさせていただきました。あとは現場の方たちが、これが女性らしいんじゃないかって言ってくださるので、今はそんなに苦しいっていうことがなくなっています。ちなみに女性を演じているシーンのお気に入りは、物を投げるシーン。最初は投げる動作がつい男っぽく力が入ってしまったのですが、何度もやらせていただいているうちに少しずつ力が抜けていって。筋力っていうより感情で投げるというのはこういうことなんだと、実感しました。日々新たな発見があります」
――実際に演じられてて、ごちゃごちゃになることはないのでしょうか?
綾瀬 「ごちゃごちゃにはなっていないです。撮影では入れ替わってからもうだいぶたつので、逆に私はもう日高の方が強いですね」
高橋 「日高は入れ替わってから少しすると、自分が女性であることをちょっと楽しんでいるっていう側面が出てくるんです。そういった複雑なところも綾瀬さんが表現されているので、とっても面白いと思います」
――皆さん本日はありがとうございました! 最後に視聴者へ一言お願いします!
綾瀬 「物語はサスペンスではありますが男女が入れ替わることでコミカルな部分もあったりと、さまざまな謎が物語の要素に加わっていて、本当に究極のスイッチエンターテインメントになっています。日曜夜9時、皆さんご自宅でぜひ見ていただきたいなと思います。よろしくお願いします!」
第1話あらすじ(1月17日放送)
望月彩子(綾瀬)は、努力家で正義感が強く、上昇志向も強いが慌てん坊な刑事。思い込んだら一直線で失敗も多いため、周囲の刑事たちからは煙たがられています。そんな彩子はある朝、出勤時間ギリギリに起床。朝からバタバタと急ぐあまり、電車内でうっかり自分だけマスクをしていないことに気付きます。すると、偶然乗り合わせた男性(高橋)から、自社製品のサンプルだというマスクを譲り受けることに。
そんな中、ある殺人事件が発生。管理官が刑事たちに現場へ急行するよう指示しますが、なんとその時、捜査第一課に居合わせたのは、過去の失敗で謹慎中の身であった彩子のみ。彩子は、刑事として挽回する願ってもないチャンスの到来に、「絶対に手柄を立ててやる!」と息巻いて現場へ急ぎます。向かった先は、遺体の口内にパチンコ玉が詰められた猟奇的殺人現場。しかしその猟奇的惨状の半面、掃除されたばかりのような清涼感を感じる現場に、彩子は違和感を覚えます。
そんな彩子の違和感を解消したのは、彩子の能天気な同居人・陸(柄本)。清掃現場でアルバイトをしている陸によると、臭いのない業務用の特殊洗浄剤がこの世に存在することが分かります。その洗浄剤の製造元は創薬ベンチャー企業のコ・アース社。あろうことか、そのコ・アース社社長の日高は、なんと数日前、彩子に電車内でマスクをくれたあの男でした。自分だけが知る重要参考人に、何か運命めいたものを感じた彩子は、早速日高のもとへと会いに行きます。しかし、その時はまだ、表向きは若くしてベンチャーを立ち上げた敏腕経営者・日高が、裏の顔は類まれな頭脳と知識を駆使したサイコパスな殺人鬼であることは知る由もなく…。
【番組情報】
日曜劇場「天国と地獄〜サイコな2人〜」
1月17日スタート
TBS系
日曜 午後9:00~9:54
※初回は午後9:00〜10:19
TBS担当 A・M
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