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石原さとみが「人生最高の贈りもの」で岡田惠和と初タッグ! 愛にあふれた物語と撮影現場に感激2020/12/12

石原さとみが「人生最高の贈りもの」で岡田惠和と初タッグ! 愛にあふれた物語と撮影現場に感激

 テレビ東京系では2021年1月4日に、新春ドラマスペシャル「人生最高の贈りもの」(午後8:00)を放送。主演を務める石原さとみのオンライン会見が行われ、自身の役どころや作品の見どころについて語った。

 本作は、脚本を岡田惠和氏が手掛け、石橋冠監督が演出を務めるオリジナル脚本のドラマ。余命わずかなことを隠し、父・笹井亮介(寺尾聰)のもとへ里帰りした娘・田渕ゆり子(石原)と、そんな娘に戸惑う父との心温まる家族の物語だ。また、向井理、キムラ緑子、勝地涼、角野卓造ら豪華共演者が脇を固める。

 東京の小さな洋館に暮らす元大学講師の翻訳家・亮介は、妻に先立たれ一人暮らし。今では、家事も料理も完璧にこなすが仕事は自由奔放で、〆切を守らない亮介に担当編集者・野村(勝地)はいつも隣で頭を抱えていた。近所に住む原口光代(キムラ)は、亮介の亡き妻から「主人をよろしく」と頼まれたのを口実に、毎日家に上がり込んでいる。一方、亮介の一人娘・ゆり子は、長野県安曇野ののどかな町で、亮介の元教え子で教師の夫・田渕繁行(向井)と暮らしていたが、突然、東京の実家に現れる。驚く亮介は理由を尋ねるが、一切語ろうとしない。これまで話をあまりしてこなかった父娘だったため、2人の間にはぎこちない雰囲気が漂う。こうして突如始まった父と娘の2人暮らし。温かく穏やかに過ぎていくが、実は娘の人生に残された時間はわずかだった。娘が胸に秘めていた決意とは?

 石原は「岡田さんの脚本による作品のファンだったので、いつか出たいなって思っていたんです。今回、台本を読ませていただいて、初めのト書きからすごく吸い込まれるように…一瞬にして想像力が、湧き立たせられたというか。セリフとセリフの行間をとても考えさせてくれる脚本になっていて、私はすごくワクワクしながら最後まで読ませていただきました。胸が苦しくなったりもするんですが、とても温かくて優しくて。悪い人が1人もいなくて、核心には触れていないけれど、分かっている上で何か物事を共有することの幸せっていうものが家族の当たり前なのかもしれないし、そこの美しさや尊さっていうものが表れたらいいなと思いました」と脚本の印象を語った。

 そして、主人公・ゆり子を演じるにあたって「台本を読んだ時のすり合わせというか、そういうものが何か大きな準備をするだけじゃなくて、『そこでどういうことが考えられるのかな』『そのセリフ、このシーン好きだなぁ』とか、キャストの皆さんの誰が演じるかってことを知った時に、すごく想像が膨らんで。現場に入った時の空気感で、作品の色が分かりましたね。みんなが監督のことが好きで、みんなが監督にいとおしさやいたわりみたいなものがあふれていて、そういうスタッフさん一人一人、キャスト一人一人の温かさみたいなものがこの作品の行間を埋めていく部分だったりするのかなと思って、全然無理をせずに演じられたという印象でしたね」と、幸福感がある現場の雰囲気についても触れつつ、振り返った。

 父親役の寺尾との共演は「すっごく愛してくれました。私の作品を見てくださっていて、『こういう印象なんだ』『だけど、こういう石原さとみが見たいってすごく思ったんだ』って言ってくださって。台本を読んで、私が出ると知った時にそういう感想を抱いたという話を聞いて、『ああ、そんなこと滅相もないです。ありがとうございます』って言いながら、いろんなお話しをしました」と初対面時の様子を明かした。

 さらに「ずっと気さくにいろんな話をしながら、優しくて本当に娘のように接してくださって。実は撮影後も、プライベートで何度かお会いして、ライブもされてるので、それにも行かせていただきました。しかも私の誕生日に、クリスマスイベントでライブに呼んでいただいて。かけてくださる言葉がとても心が広くて、娘を思いやる父のように愛を与えてくださって、本当にこの作品で寺尾さんに出会えてよかったなあ、大きな味方というか、包んでくれる愛を持ってくださる方が増えてなんて心強いんだろう、と思いましたね」と、寺尾への敬愛ぶりを告白。

 作品の見どころについては「(ゆり子の)表情かな…“父娘もの”なんですけど、核心を突いたことを父に言ったわけでもなく、セリフとしてあるわけではないんですけど、共有することの幸せというか。ただ一緒にご飯を食べて、ただ一緒に時間を過ごして、ただ一緒に本を読んで原稿を読んで、ただ一緒に散歩をするとか、ただ買い物をするとか、当たり前のことがどれほど尊くて、いとおしいものなのかってことが伝わる作品だなと思いました」と自身の感想を述べた。

 続けて「コロナ禍の中で、当たり前が変わった世の中で、ただご飯を食べて散歩をして、会って目を合わせるとか、同じ作業をするとか、何か教え合って作るとか、それがどれだけありがたいことで幸せを感じられることなんだろうと、すごく思ったんです」と現在の状況にもつながるテーマ性について言及した。

 余命わずかというゆり子と同じ境遇だったら?と問われると、石原は「私は、大切な人たちにすぐに言うと思います。その中で、家族を筆頭に、一緒に病気と闘ってくれる心強い味方と一緒に共に過ごせたらいいなって思うと同時に、がむしゃらになるかなと思いました。命にもっとしがみつく感じがしますね。『生きたい』っていう気持ちが強いので、同じ気持ちで一緒に病魔と闘って、その中での幸せってものを感じられる時間は作っていくのかなと自身と役柄の違いを明かした。

 夫婦役として共演した向井は「長野のロケだけで、しかも最初に撮ったんですけど、面白くて紳士で、ナチュラルで気さくで自然体な方。いっぱいしゃべった記憶があります。お芝居に入った時も、役柄がそれを助けてくれたのかもしれないですが、ずっと会話をしながら、黙っている時も心地いいというか。その空気感を作ってくださっていたので、全然無理せずに一緒に居られる方でした」と大絶賛。

 最後に、あらためて「岡田さんの作品に出られて、キャストの皆さんに会えてすごくうれしかったです。石橋冠監督の演出が本当に分かりやすくて、とても幸福度が高い時間でした。温かい気持ちで、みんなが愛があふれた時間を過ごして作り上げたので、その空気感っていうものを感じ取ってもらえる作品です。ぜひ表情や空気感を楽しんで見てもらえたらいいなと思います」とアピールして締めくくった。


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