「閻魔堂沙羅の推理奇譚」最後のゲストは牧瀬里穂。初共演・中条あやみの印象は?2020/12/12
現在放送中のよるドラ「閻魔堂沙羅の推理奇譚」(NHK総合)。閻魔大王の娘・閻魔沙羅(中条あやみ)が、生き返りを願う亡者に、自らの殺人事件の真相を解決させる異色のドラマです。オムニバス形式で展開される本作最後のゲストは牧瀬里穂さん。第7、8回(12月12、19日放送)と2週にわたって、牧瀬さん演じる新山律子の苦悩が描かれます。まずは律子が、どのような人物で、どうして閻魔堂に来たのか紹介します。
デザイナー・新山律子【死因:刺殺】
母子家庭で育った律子は、幼い頃、母親の町子(湖条千秋)が殺人を犯し、逮捕されてしまいます。人殺しの娘として苦労しますが、努力と才覚で大学を卒業し、素性を隠して店舗デザイナーとして成功。その後、結婚・出産をしますが、離婚して、現在は反抗期の一人娘・美久(長澤樹)との関係に悩んでいました。
ある日、律子の前に借金取りの川澄(徳井優)が現れ、「町子の借金を肩代わりしなければ、人殺しの娘という事実をバラす」と脅されます。そんな中、出所した町子が訪ねてきて口論になり、律子は町子を殺害。ところが、いつの間にか町子の遺体は消えてしまいます。川澄から指示された場所に行くと、律子は何者かに刺殺され、閻魔堂へ。律子は覚えていないようですが、どうやら沙羅と浅からぬ因縁もあるようです。そんな律子を演じた牧瀬さんから、このたびコメントが届きました。
――まず、本作の出演が決まった時のお気持ちを教えてください。
「台本をいただいて、とても面白い設定でもあり、考えさせられるストーリーだと思いました。これまでに演じたことのない役柄で、セリフも強い表現があって、演じきれるのか悩みましたが、“やってみたい”という気持ちの方が勝ちました(笑)」
――今回演じた新山律子は、どのような人物ですか?
「一生懸命やっているけれど、どこか不安で心が満たされない女性です。そういう人間が、自分の殻を少しずつ破りながら、真実を突き止めようとする姿、そして真実が分かった時の心の変化に注目していただきたいと思います」
――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?
「撮影時は、まだ残暑厳しい時期でしたので、体調を整えるのに苦労しました。そして、ソーシャルディスタンスを保ちながら、スタッフの方々に助けていただきながら撮影をしたのも良い経験になりました」
――中条さんの印象を教えてください。
「中条さんとは今回初めてご一緒しました。イメージ通りで、お人形さんのようなかわいらしい方でした。だからこそ、クールな沙羅がピッタリだなと思いました」
――最後に、本作の見どころをお願いします。
「一生懸命やってもうまくいかなかったり、自分の想像通りの人生を歩めなかったり…みんなそれぞれあると思います。私自身もそうです。そこに焦点を当てて、ずっと生きていくのか、それとも周りの優しさや自分の勇気を大切にして生きていくのかで、大きな違いがあると思います。皆さまの心に少しでも何か引っかかったり、感じてくださったらうれしです」
――ありがとうございました。
【番組情報】
よるドラ「閻魔堂沙羅の推理奇譚」
NHK総合
土曜 午後11:30~深夜0:00
NHK担当 M・I
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