佐々木蔵之介主演で「作家刑事 毒島真理」ドラマ化! 新川優愛、徳重聡、吹越満らも登場2020/10/26
テレビ東京系では11月30日に、月曜プレミア8「作家刑事 毒島真理(ぶすじましんり)」(午後8:00)を放送。佐々木蔵之介が主演を務める。本作は、数多くドラマ化や映画化されている、人気作家・中山七里氏が「この作品だけは映像化されたくなかった」と言うほど、異色の主人公が活躍する「作家刑事毒島」を原作にしたミステリー。
同局のドラマで主演を務めるのは初めてとなる佐々木が演じる主人公・毒島真理は、現役のベストセラー作家でありながら元捜査一課の刑事で、その経歴を生かして若手刑事を指導する刑事技能指導官という特殊な肩書を持つ男。その善人顔とは対照的に、刑事時代は“えげつない”ほど饒舌(じょうぜつ)に容疑者を追い込んでいき、落ちなかった犯人は1人もいないという伝説を持つキャラクター。そんな男が新川優愛演じる新入り刑事の高千穂明日香と事実上バディを組み、出版業界で巻き起こる連続殺人事件の捜査に乗り出す。
癖の強い毒島と空回りしやすい高千穂。2人のやりとりに加え、作家・羽衣サヤ役の遊井亮子、長年作家を目指す只野英郎役・塚地武雅、高千穂の先輩刑事・犬養隼人役の徳重聡、そして高千穂や犬養の上司である麻生警部役の吹越満と、実力派の豪華共演者が顔をそろえる。
今回のドラマ化について、原作者の中山氏は「この原作だけは映像化されたくなかった(横溝正史か)」と冗談交じりに喜びのコメント。主人公を演じる佐々木については「虫も殺さないような善人面という設定なので、原作者として文句の付けどころがありません」と満足げで、「殺人事件以外はほぼリアル、というかかなり希釈しています。ゆがんだ性格の犯罪者と更にゆがんだ性格の刑事の対決をお楽しみください」と、見どころとともにファンと視聴者へメッセージを送っている。
中川順平プロデューサーは「主人公は卓越した推理力の持ち主であると同時に、“超”のつく毒舌。そんな主人公が、出版業界にうごめく、あまりにも癖が強い人間たちを、舌先三寸で一刀両断にするさまは、痛快そのものです。悪魔のようでありながら、軽妙でどこか憎めない毒島像を、佐々木蔵之介さんが絶妙に演じてくださいました。また、新川優愛さん、徳重聡さん、吹越満さんら豪華キャストに演じていただいた、高千穂、犬養、麻生の面々は、ほかの中山作品でもおなじみの有能でカッコいい捜査一課にもかかわらず、今回は毒島にひたすら振り回されます。個人的には過去、中山先生の『テミスの剣』という、冤罪(えんざい)を巡るシリアスな作品をドラマ化させていただいたのですが、今回はそれと180°違う、ちょっとブラックな笑いに満ちた新感覚のミステリーです。ご期待ください」とアピールしている。
出版プロデューサーを名乗っていた百目鬼二郎(コトブキツカサ)という男が刺殺体で発見された。警視庁捜査一課の警部・麻生と犬養と共に現場に来た新入り刑事・高千穂は、初めての事件現場に気合が入る。被害者の元勤め先の出版社で聞き込みをすると、新人賞の審査を巡り、百目鬼に「殺してやる」などと書かれた脅迫状が送られていたことが明らかに。そこで犬養が高千穂を向かわせたのは、“出版業界にめっぽう強い”という売れっ子作家・毒島のもとだった。作家であり元刑事でもある毒島は、一体どう真実を解明していくのか?
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