全日本フィギュアシニア強化合宿リポート第2弾!【表現トレーニング&全体練習】2019/07/18
7月15日、名古屋・中京大学アイスアリーナで行われた、全日本フィギュアシニア強化合宿の公開練習。徹底リポート第2弾では、宇野昌磨選手、田中刑事選手、友野一希選手、山本草太選手、島田高志郎選手、宮原知子選手、三原舞依選手が参加したグループAの表現トレーニングと、参加選手全員による全体練習の様子を紹介します。(第1弾の宇野昌磨選手・囲み詳細&男子個人氷上練習はこちらをチェック)
個人氷上練習の後に行われたのは、「表現トレーニング」。宇野選手、山本選手、島田選手が3人グループで、宮原選手&友野選手、三原選手&田中選手がそれぞれペアで、フロアーダンスに挑みました。
取材陣に公開された時間に行われたのは、選手たちが自分たちで振り付けし合ったダンスの通し稽古。講師が「軽く確認したいので、1組ずつ…」と促すと、「…それは早いです」(田中)、「確かに! まだ早い!(笑)」(宇野)と選手たちから抗議(?)の声が。それでも1番手の宮原選手&友野選手ペアは、息ぴったりの演技を披露。見学していた選手たちから「おお~!」と感嘆の声が漏れますが、講師からは細かい部分に指摘が。真剣な表情でそれを聞いていた宮原選手と友野選手は、その後、部屋の片隅で何度も振りの確認をしていました。
続いては宇野選手、山本選手、島田選手のチーム。「僕たちまだうろ覚えですけど、いいですか? まだアドバイスを聞けるほど、できない…」(宇野)と自信がなさそうな様子でしたが、大きくジャンプする振りや、床で回転する振りなど、見せ場たっぷりなダンスを披露しました。
最後は、三原選手&田中選手のペア。息を合わせ、全身を大きく使い、ダイナミックかつ優雅に舞いました。ここで休憩タイムになりますが、友野選手から「練習したい…(から音楽をかけてほしい)」と要望が。講師が音楽を流すと、他のチームもすぐに練習を再開していました。
──────────────────────────────
そして、公開練習の最後に行われたのは、全体氷上練習。グループAの7人に、グループBの坂本花織選手、山下真瑚選手、樋口新葉選手、横井ゆは菜選手、白岩優奈選手、本田真凜選手を加えた選手13人が、ステファン・ランビエールさんから指導を受けました。
最初はリンクを周回するウォームアップから。その後、手を上げながら滑る、片足を上げた状態で滑る、左右にターンしながら滑るなど、さまざまなスケーティングのトレーニングを行いました。
40分間にわたるスケーティング練習の後は、ジャンプの練習へ。ターンから即座にアクセルジャンプを跳ぶ練習では、意外にも宇野選手が苦戦。できるようになるまで、繰り返し何度も何度も挑戦する姿が印象的でした。
コサックダンスのように腕を組んだ状態でジャンプを跳ぶユニークな練習では、選手たちが互いにポーズをチェック。またスパイラルから続けて跳ぶジャンプでは、何度目かの挑戦でクリーンに決めた友野選手が、そばにいた島田選手にグッと親指を立ててアピールする一幕も。
続いてはスピンの練習。ランビエールさんは山本選手の体を支えながら丁寧にアドバイスをおくっていました。また、空気いすのような状態でスピンをする練習では、尻モチをついてしまう選手が続出! 笑い声がリンクに響きました。
最後は円になって、向かい側の選手の動きをまねするトレーニングで終了。真剣ながらも和やかな雰囲気に、互いに励まし合い、競い合う、チームジャパンの結束力の高さが感じられました。
近日公開予定のリポート第3弾では、田中選手、友野選手、山本選手、島田選手の囲み取材の模様を紹介します。こちらもお楽しみに!
「KISS&CRY」とは?
「KISS&CRY」シリーズは、日本のフィギュアスケーターの皆さんをフィーチャーし、その「戦う」姿、「演じる」姿を合計50ページ超のグラビアでお届けしています。つま先から指先・その表情まで、彼らの魅力を存分に伝えます。また、関連番組テレビオンエアスケジュールも掲載。テレビの前で、そして現地で応援するフィギュアスケートファン必携のビジュアルブックです。
Twitterアカウント:@TeamKISSandCry
この記事をシェアする