石橋貴明◆ 数多くの名勝負を繰り広げてきた石橋が「スポーツ王」の歴史を振り返る!バスケ・八村塁との対戦熱望で新種目誕生も!?2020/01/02
毎年恒例、年始の風物詩ともいえる「とんねるずのスポーツ王は俺だ!!」(テレビ朝日系)。2020年のお正月も、石橋貴明&木梨憲武がスポーツ界の頂点に立つ一流アスリートたちと真剣勝負を繰り広げます! 今回は畏れ多くも…石橋さんにインタビュー! これまで数々のスポーツ選手と名勝負を展開してきた石橋さんだからこそ話せる日本のスポーツ界についてや、目前に控えた東京オリンピック・パラリンピック、そして番組の見どころなど、超豪華な内容でお届けしますよ!
── 夢対決もいよいよ“2020”です。今の心境はいかがでしょうか。
「2020年まで、あっという間でした! 東京でオリンピック・パラリンピックが開催されるんですよね。さすがに1964年の東京オリンピックは3歳だったので記憶もなく、僕にとっては実質初めてである日本開催の夏季五輪がいよいよ始まります。スタジオに来てくれたアスリートたちが本番に向けて戦って…。とにかく親の気分ですよね(笑)。まるで自分の子どもが競技に参加するような、そんなドキドキ感で見ると思います」
──「スポーツ王」も21年目に突入ですね。福原愛さんや、石川遼選手など、数々のアスリートの成長を見守りつつ、白熱の勝負を繰り広げられてきました。
「番組が始まってすぐは、自分たちよりも年上の選手と対決することが多かったんです。でも、この10年ぐらいは日本スポーツ界やこの番組にとっても、素晴らしいアスリートが次々と誕生してくれましたよね。錦織圭くんもそうだし、石川遼くんも福原愛ちゃんもそう。若い世代が伸びてきて、この何年間かの日本のスポーツの多様化はすごいですよ」
── 実際に、この数年に世界で活躍する日本人アスリートが急増した印象があります。
「今回はやっていないですけど、バスケットボールの八村塁くんとかは『NBAで戦える日本人がついに現れたんだ!』と感激するようなうれしいニュースでしたよね。裾野がどんどん広がっていることを実感しています。八村くんやプロゴルファーのシブコちゃん(渋野日向子)、畑岡奈紗ちゃんを見て、ちびっ子たちは夢を見るわけですから。そして、彼らが何年後かのオリンピックに出場する未来があるといいなと。やはり東京オリンピックは、相当なインパクトを残す大会にしてほしいなと思いますよね」
── ぜひ日本中を巻き込んで、未来のアスリートたちを数多く導くような大会にしてほしいですよね!
「ラグビーじゃないですけど、“大ONE TEAM”でね。見ているみんなを熱くするようなシーンの数々を期待しています!」
── 石橋さんは今回の「スポーツ王」で野球、ゴルフ、卓球の3種目で対決されていますが、特に今回のオリンピック・パラリンピックで楽しみな競技は何でしょうか。
「僕は部活動でやっていたので、野球ですね。久しぶりにオリンピック競技として復活しますし、今回が最後になるんじゃないかという話もありますから…侍ジャパンの金メダルはマストでしょうね! 最近は若い子がほかのスポーツを選んで、野球人口が減ってきてしまっているかなと思っていて。ここで野球人気を復活させる意味でも、オリンピックでメダルを取ってもらいたい。ソフトボールもそうですが、ぜひとも金メダルを取っていただいて、うれし泣きをしたいですよね」
──「リアル野球BAN」ではヤクルトの山田哲人選手や、広島カープの鈴木誠也選手などと熱戦を繰り広げられました。
「彼らは本当に怪物ですよ。哲人もすごかったし、鈴木誠也くんも大活躍で。今回出てくれた4選手は、オリンピック代表に選ばれれば間違いなくスーパープレーを見せてくれると思います! 暑く、熱い夏でしょうね! 見ているこっちも水分をたくさん取らないと…(笑)」
── 気温はもちろんですが、やっぱり熱気ですよね! 日本選手の活躍に期待です。今回は「チーム帝京」に、侍ジャパンとしてプレミア12を戦った山﨑康晃選手も参戦しましたね。
「康晃は非常に真面目な男なんでね。ニコニコしながら楽しくやってくれましたよ。そして、焼き肉を食べて帰っていきました(笑)。でも、康晃は抑えですからね。日本が金メダルを取る瞬間は、彼が三振を取ってゲームセットがいいですよね! 康晃が締めて、金メダル獲得。そして『帝京魂!』と、ほえてほしいです。そんなの泣いてしまいますよ」
── 野球以外にも、さまざまな一流アスリートとの対決が実現しましたが、特に“武者震い”した相手がいらっしゃれば教えてください。
「2019年を引っ張ったという意味では、シブコちゃんはすごかったですよね。オーラがありましたよ。ゴルフの海外メジャー大会のチャンピオンは樋口久子さんとシブコちゃんしかいないわけですからね。男子はまだ勝てていませんし、42年ぶりというのはやっぱりインパクトがありましたよ。21歳とはいえ、堂々としていて。奈紗ちゃんもすごいですし、原英莉花ちゃんも活躍していますよね。あの世代はどうしてこんなにも群雄割拠なのかなって思いますよね」
── ゴルフは確かに最近明るい話題が多いですよね。
「聞いたら、やっぱり宮里藍ちゃんの影響らしいんです。藍ちゃんが活躍する姿を小学生の頃に見ていて、『私も藍ちゃんみたいになりたい!』と。そういう連鎖というか、東京オリンピックでシブコちゃんなのか、奈紗ちゃんなのかがメダルを獲得する姿を見て、『いつかゴルフでオリンピックに出て活躍したい』という若い子にスポーツ文化を継承していってほしいです。大きなものとなって、女子ゴルフがますます盛り上がるんじゃないでしょうか」
── 石橋さんはやはりオリンピック・パラリンピックを通じて、子どもたちに夢を持ってほしいんですね。
「なかなかないですからね。『私はこういうふうになりたい!』という目標を見つけるには最高の機会ですから。特にこの番組に出てくれた選手たちがメダルを取る瞬間は見たいですし、そこからまた次の世代が花開いていってもらいたいです」
── 卓球対決では、石川佳純選手や吉村真晴選手、パリ五輪世代の長﨑美柚選手との対決でしたね。
「佳純ちゃんなんかは何年も前から対決していますが、東京オリンピックは期するものがあるでしょうね。たぶん、生涯で自国開催のオリンピックに日本代表として出場する経験は最初で最後だと思うので、相当な気合が入っていると思います。やはり(金メダルを)期待したいですよね」
── 各種目での活躍から目が離せませんね! 石川選手とは何度も対決されていますが、これから対戦してみたい日本人アスリートはいますか?
「さっきも名前が挙がりましたが、八村塁くんは見たいですよね。でも、『スポーツ王』でバスケットボール対決というのは、どうやってやればいいんだろうか…。昔、違う番組でNBAプレーヤーと対決したことがあるんですけど、もうどうにもならなかったですからね。相手が大きすぎて手が届かないから、ボールが奪えないんですよ。ちょっと八村くん対策にステフィン・カリーとかを集めてズルいチームを作っちゃおうかな(笑)」
── それは超豪華な対決になりそうですね(笑)。その流れで助っ人を呼ぶならほかに誰がいいですか?
「さすがに体力的には、かなり厳しくなってきましたからね…。テレビ朝日にお願いして、20代の俺のAIロボットみたいなものを作ってもらえたらね(笑)。こちらも疲労がたまってきてしまうので、全盛期の自分に頑張ってもらいたいです」
── 「スポーツ王」では、とんねるずのお二人が見せる“秘策”が見どころにもなってくると思うのですが、今後導入を検討しているアスリート対策があれば教えてください。
「『リアル野球BAN』では、もう一球種増やさないとなと思っています。エグい球を開発しないと、この数年で限界が見え始めてきたかなと思っているので。ジャスティン・バーランダーやゲリット・コールのような、100マイル(約160km/h)のストレート開発を目指そうかな(笑)。ゴルフはいかにズルいルールを考案するかだと思っています。どの種目も真っ向勝負ではこちらが不利なので、何とかしてこちら側にアドバンテージが生まれるようなゲームを、今からテレビ朝日込みで考えます」
── 今から次回の放送も楽しみにしていますね!(笑)。それでは最後になりますが、今回の「スポーツ王」の見どころをお願いいたします!
「見どころは全部なんですけれども、東京オリンピック・パラリンピックの年ということで、各選手非常に気合が入っています。とんねるずも負けないように頑張っているので、5時間の熱い戦いをぜひ見ていただきたいです。トイレに行く時間もないです! テレビの前で視聴者をくぎ付けにするので、1月2日は元日の『相棒』に続いてテレビ朝日をよろしくお願いいたします」
── ありがとうございました!
【プロフィール】
石橋貴明(いしばし たかあき)
1961年10月22日生まれ。東京都出身。80年に木梨憲武ととんねるずを結成。「オールナイトフジ」「夕やけニャンニャン」(ともにフジテレビ系)などに出演し、爆発的な人気を獲得する。個人としても、「うたばん」(TBS系)でMCを務める傍ら、映画「メジャーリーグ2」「メジャーリーグ3」に出演するなど、幅広く活躍。現在は「石橋貴明のたいむとんねる」(フジテレビ系)がレギュラー放送中。
【番組情報】
「テレビ朝日開局60周年記念 夢対決2020とんねるずのスポーツ王は俺だ!! 5時間スペシャル」
テレビ朝日系
1月2日 午後6:30~11:30
テレビ朝日担当 Y・O&I・S 撮影/尾崎篤志
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