髙橋海人×中村倫也W主演「DOPE 麻薬取締部捜査課」でドラッグに立ち向かう正反対のバディ役2025/04/29 05:00

髙橋海人(King & Prince)と中村倫也が、TBS系で7月にスタートする連続ドラマ「DOPE 麻薬取締部捜査課」(金曜午後10:00)でダブル主演を務めることが発表された。2人は初共演で、髙橋は同局ドラマ初主演、中村は「石子と羽男―そんなコトで訴えます?―」以来3年ぶりの同局ドラマの主演となる。
同作は、謎に包まれた新型ドラッグ“DOPE”がまん延している近未来の日本を舞台にした、新時代の麻取アクション・エンターテインメント。存在が世間に明かされていない秘匿性の高い部署・麻薬取締部特殊捜査課、通称“特捜課”で出会った、考え方が正反対で相性最悪の2人がバディを組むことになり、個性豊かな特捜課のメンバーと共に、DOPEによって巻き起こる不可解な事件の解決に挑んでいく。そして彼らは、他人に言えない“ある秘密”を抱えていて…。
原作は、「第20回電撃小説大賞」で大賞を受賞して小説家デビューを果たした木崎ちあき氏による同名小説。正反対のバディが出会うことにより、徐々に影響し合い、やがて変化していく熱き人間ドラマと本格アクションシーンが描かれる。
髙橋が演じるのは、ある日突然、特捜課に異動することになった新人麻薬取締官・才木優人。真面目で正義感にあふれ、何事にも真摯(しんし)に向き合う真っすぐな才木は、DOPEを服用した犯罪者も更生の機会が与えられるべきという考えを持っている人物だ。子どもの頃に遭遇した無差別テロ事件で救ってくれた警官に憧れ、人を助ける職業を志した才木は、DOPE依存に苦しむ母親の姿を見てきたことをきっかけにDOPEを根絶させるため麻薬取締官になった。作中では、DOPEによって巻き起こる不可解な事件に個性豊かな仲間たちと共に立ち向かう中で、成長していく才木の姿が描かれる。
そんな役柄について、髙橋は「特捜課に異動させられたばかりの新人の麻薬取締官で、正義感にあふれた真っすぐな人間なんですが、人間臭さや弱いところ、ダサいところもあって・・・。でも何かそういうところがかっこいいなと思える人間です」と紹介。オファーが届いた時は「僕で大丈夫なのか?」という不安もあったというが、「倫也さんとご一緒できると伺って、めちゃくちゃ安心して『お願いします!』と言わせていただきました」と快諾の決め手を告白。バディとなる中村については「倫也さんからは撮影現場でも毎日何らかの養分を摂取させていただいていて…本当に髙橋の教育係的な存在です(笑)」と信頼感を明かした。
また、髙橋は脚本を読んだ時の思いを、「『どうなるんだろう』ってワクワクと不安が混ざった状態でした」と語り、「アクションシーンが毎話展開されていくんですけど、どうやってこれを撮影していくんだろう…と思いながら読んでいたので、現場に入って、今は毎日勉強させてもらいながら撮影に臨んでいます。すでに1日で100カット以上撮影した日もあって、後半になるにつれてどんどんアクションも壮大になっていくと思うので、もっと大変になるんだろうなとは思っていますが、現場は和気あいあいとしています」と撮影現場の様子に言及。そして、「夏のドラマということで、体温も気温も暑いですけど、心も熱々になれるすごくかっこいい作品になっていると思うので、ぜひ見てください!」とアピールした。

一方、常識はずれで型破りな言動が目立つ才木の教育係・陣内鉄平役を担うのが中村。陣内は誰よりも高い戦闘能力を持ち、才木とは反対にDOPE服用者に対しては冷酷な一面を見せる。それは、過去に起こった“ある事件”を機にDOPEを憎むようになったからで…。
中村は「本作の長谷川(晴彦)プロデューサーには昔からお世話になっていて、過去にも何回かお仕事しているんですけど、今回はえらく意気込んでオファーをしてくださったので、そこまでやる気なら乗っかろうかと思って乗っからせていただきました(笑)」とオファーを振り返った。作品に対しては「アクションシーンとCGの要素があるんですけど、それがいかに目が離せないものになるかがこの作品の肝となる部分かなと思っています。アクションがかっこいい作品、CGがすごい作品って地上波の連続ドラマでもあったと思うんですけど、このドラマは両方必要なので意欲作になっていると思います。自分の役割としては、正反対のバディとして僕の言動で才木にどんな刺激を与えるか、それを受けて才木はどんな選択をするのかっていうのがこのドラマの真ん中の柱だと思うので、非常にやりがいのある役をいただけたなと思いました」と意欲を見せる。
そして、演じる陣内について「一見、不真面目でやる気がなく、ダラダラと捜査もろくにせずみたいなところがあるんですが、そんな陣内にも“ある過去”があって。その過去がこのドラマの才木の成長という柱に次ぐ、2本目の柱になっているんじゃないかと思います。わりと刺激物であり、劇物であり、キーパーソンでももちろんあるというキャラクターですね」と捉えているという。
さらに、行動を共にする髙橋について、中村は「性格や人間性もそうですし、単純に一生懸命な年下ということで、かわいくて仕方ないです。陣内は最初は割と才木を雑に扱うんですけど、裏で僕は海人を手ごねハンバーグのように丁寧に育てています(笑)」とちゃめっ気を見せる。そして、「放送に向けて、毎週楽しみにしていただけるような作品を作れればと思っています」と意気込んだ。
作品を手がける長谷川プロデューサーは、「本作の企画書を書いている時、その空間には私1人しかいませんでした。頭の中で才木と陣内の活躍を描きながら、涙していたのを思い出します」と回想し、「そこに、脚本・田中(眞一)さんとプロットチームが加わり、信頼している俳優陣が参加してくれることになり、昔からの仲間であるスタッフが加わり、今、私の目の前で才木と陣内が躍動しています。近未来、アクション、正反対のバディなどとにぎやかなワードが飛び交う本作ですが、注目すべきは髙橋海人さんと中村倫也さんが紡ぎ出す人間ドラマです。私、撮影1か月ですでにお二人のお芝居で数回泣いています。企画書を書いていた時の涙より、その量が多いのは言うまでもありません」と、その手応えを打ち明ける。続けて、「今後、発表される豪華な俳優陣、主題歌、挿入歌、劇伴。そして、放送されるたびに明かされていく“ある秘密”の真実。皆さまの金曜の夜が、この作品で彩り豊かな時間になるよう、さらにみんなで物語を紡いでまいります」とつけ加えた。

原作の木崎は「原作の『DOPE』という小説は大変ありがいことに、まず企画コンペで選んでいただいて雑誌での連載が決まり、またさらにその後ドラマ化の機会までもいただくという、とてつもなく幸運な1作でございました。これほどまでにご縁と僥倖(ぎょうこう)に恵まれた作品ですので、きっとスタッフ&キャストの皆さま、制作に携わる方々はもちろんのこと、視聴者の皆さまにも何か良いことを運んでくれるような、そんなすてきなドラマになっちゃうんじゃないかなと勝手に思っております。ド派手に生まれ変わったドラマ『DOPE』の放送、私自身もとても楽しみにしておりますが、一人でも多くの方に楽しんでいただけましたら原作者として大変幸甚に存じます。金曜夜10時、ぜひぜひみんなで一緒に見ましょう!」と呼びかけた。
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