News ニュース

安田顕×水上恒司、韓国の背筋が凍る傑作心理スリラー「怪物」の日本リメーク版でW主演2025/04/23 12:00

安田顕×水上恒司、韓国の背筋が凍る傑作心理スリラー「怪物」の日本リメーク版でW主演

 安田顕水上恒司が、WOWOWでリメークが決定した、韓国ドラマの極上サスペンス「連続ドラマW 怪物」で、ダブル主演を務めることが発表された。2025年7月に放送・配信する(日時未定)。このたび、第1弾特報映像も解禁された。

 「怪物」は、「梨泰院クラス」や「財閥系の末息子」など数多くの作品を制作してきた韓国大手スタジオSLLが2001年に制作し、JTBCで放送された韓国ドラマ。放送されるや否や、“脚本、演出、演技、どっしりとしたメッセージと音楽まですべてが完璧に近かったドラマ”と、韓国視聴者の中でも絶賛された。その年には、韓国で最も権威あるアワード「百想芸術大賞」で、作品賞、脚本賞、男性最優秀演技賞の三冠を達成。名実ともに21年の韓国の顔となったドラマである。

 神経をすり減らす繊細な心理描写や、緻密なストーリーが展開される脚本が素晴らしいことはさることながら、キャスト陣の圧倒的な演技が評価された本作。その象徴的だったのが、主人公の警察官、イ・ドンシク役をになったシン・ハギュンの演技であり、百想芸術大賞で男性最優秀演技賞を受賞した。極上の脚本、極上の演技により極上の作品に仕上がった傑作サスペンス「怪物」。そんな本作のリメークを求めてWOWOWが制作スタジオSLLに直接オファー。WOWOWドラマが築き上げてきた重厚な人間ドラマが評価され、「怪物」のリメークを世界で初めてWOWOWが手がけることが決定した。

 25年前に双子の妹が失踪し、その容疑者として逮捕された過去を持つ警察官・富樫浩之を演じるのは、安田。富樫を一連の猟奇的殺人事件の犯人と疑っている、東大法学部卒のキャリア警察官僚・八代真人役には、WOWOWドラマ初出演にして初主演となる水上が決定した。事件の裏に隠された、最も恐ろしい怪物=“人間”が炙り出される本作で、初共演となる2人が演じる怪物のような男たちが織り成す、背筋が凍る傑作心理スリラーは必見だ。

 羽多野町で25年ぶりに起こった猟奇的殺人事件。25年前に同じような事件で妹が失踪していた羽多野署生活安全課の富樫と、東京から異動してきた真人は、それぞれの思惑で犯人を追う。実は富樫は、25年前に起きた妹の失踪事件の容疑者となった男でもあった。真人もまた、ある目的を抱えてこの町にやってきていた。お互いに疑いの目を向けながら共に事件を捜査する富樫と真人。

 だが、捜査は難航する。かつての捜査資料の紛失、奇怪な行動を繰り広げる富樫。真人の父親である警察庁次長の八代正義からは捜査を打ち切るように圧力がかかる。これは町ぐるみで何かを隠している…。疑惑を募らせる真人。そんな最中、新たな事件が発生する。富樫にとって娘のような大切な存在の女子大生の柳美緒が行方不明になり、事件は急転直下。一連の容疑者として富樫が逮捕される。

 本当に富樫が犯人なのか? 一体、誰が“怪物”なのか――? 複雑に絡み合う過去と現在、登場人物たちの心の闇や傷、次第に明らかになっていく驚愕(きょうがく)の事実、先の読めないストーリー展開と人間模様、そして衝撃の結末とは!?

 本作のオファーを受けて「素直にうれしかったのはもちろんですが、その後ドラマのオリジナル版を拝見し、これは“与(くみ)し難く、やりがいに満ちた”役柄だと感じました。主演に選んでいただき、感謝申し上げます」と語った安田。脚本を読んで「『息もつかせぬ』展開。前半から中盤にかけての構成力が素晴らしく、夢中で読み進めました。WOWOW版として改訂された自分の演じるキャラクターの言動、設定は、プロデューサーさん、監督さんと何度も話し合い、納得した上で撮影させていただきました。原作者のキム・スジンさんに心より敬意を表します」と、心境を吐露した。

 演じた富樫については「ドラマで起きる事柄を時系列に並べ直し、そのシーン毎における富樫浩之の心情を丁寧にひもときました。約3か月の撮影期間ですので、現場は順調な日もあればそうではない日もありましたが、皆がより良い作品を届けたい思いで取り組んでいたのは間違いありません。何より、“与し難い”役柄に挑戦できたこと。撮影終了時、『演れることは演った』と思えたことに改めて感謝申し上げます」と感謝し「理屈抜きに面白いはずです。ぜひ、繰り返しご覧ください」とアピールした。

 安田と共に主演を務める水上も「オファーをいただいた際、ある程度形になった脚本を拝⾒しました。原作があるので最終話まで流れを把握することができ、かつ毎話主人公が変わっていくようなバリエーション豊かであり、劇中のキャラクター達のだまし合いに視聴者の方々を翻弄(ほんろう)していく構成にひかれました」と作品を絶賛。脚本を読んだ感想を聞かれると「私が演じた八代真人が今作において年齢的にも経験的にも若いキャラクターとして存在しなければなりません。その若さゆえの“怪物さ”をいかに表現できるか、そこが重要であり私の技量でどこまで表現できるか不安を感じざるを得ませんでしたが、製作陣の方々の期待にお応えしたいと今作品に飛び込みました」と語り、真摯(しんし)に役と向き合った様子。

 八代役に関しては、「かなり作り込むことを意識して挑みました。そこで改めて人間を演じるということの難しさを痛感しました。表情、声色、姿勢、所作、服装、志。八代真人を作り上げていく過程で、私自身が勝手に自由に決めていったことを持続していくことがかなりハードでした。どのような人間なのか、本編にて感じてください」と呼びかけた。最後に「視聴者の方々を脅かすような事を発信するのも良くないですし、決してそういった意図ではないことを前提に申し上げますが、われわれの日常にも今作に出てくるキャラクターたちの意図というものは必ず存在しているものだと思います。そういったところを狙って製作して参りました。エンタメならではの不安と緊張感を堪能してください」とメッセージを寄せた。

関連記事

この記事をシェアする


ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season

【2025年夏】TVドラマガイド

2025年7月・8月・9月にスタートする夏ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!<br />
阿部サダヲ✕大石静のタッグでおくる「しあわせな結婚」、窪塚愛流主演の夜ドラ「あおぞらビール」、綾瀬はるかが挑む“終活”コメディー「ひとりでしにたい」のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなどの連続ドラマの最新情報を随時更新☆

2025年7月・8月・9月にスタートする夏ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!
阿部サダヲ✕大石静のタッグでおくる「しあわせな結婚」、窪塚愛流主演の夜ドラ「あおぞらビール」、綾瀬はるかが挑む“終活”コメディー「ひとりでしにたい」のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなどの連続ドラマの最新情報を随時更新☆

【2025年春】TVドラマガイド

2025年の春(4月・5月・6月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!<br />
今田美桜&北村匠海共演の朝ドラ「あんぱん」、月9「続・続・最後から二番目の恋」、北川景子主演「あなたを奪ったその日から」や桐谷健太主演「いつか、ヒーロー」、小芝風花主演「あきない世傳 金と銀2」のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなどの最新情報やドラマ視聴ランキングも☆

2025年の春(4月・5月・6月)にスタートする連続ドラマを曜日別の一覧で見やすく紹介!
今田美桜&北村匠海共演の朝ドラ「あんぱん」、月9「続・続・最後から二番目の恋」、北川景子主演「あなたを奪ったその日から」や桐谷健太主演「いつか、ヒーロー」、小芝風花主演「あきない世傳 金と銀2」のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなどの最新情報やドラマ視聴ランキングも☆

Copyright © TV Guide. All rights reserved.