ペ・ドゥナが明かす「家族計画」の見どころ＆“最近ハマっているもの”2025/03/19 12:00

　生き残るため家族になりすました特殊な能力者たちが、彼らを脅かす極悪非道な犯罪者らを制裁する、強烈かつ衝撃的スリラー「家族計画」がLeminoで独占配信中。本作で、母・ヨンスに扮（ふん）したペ・ドゥナが、作品の見どころはもちろん、今ハマっているものについても語ってくれた。

　幸せな都市・クムス市に引っ越してきた、動物病院を営む一家。実は、記憶を操るブレイン・ハッキング能力を持つ母・ヨンスを中心に、実は血のつながらない家族だった。そんな家族が予期せぬ重大犯罪に巻き込まれ、一家で力を合わせて解決しようとする。

――本作はどんなドラマですか？　演じたキャラクターについても紹介してください。

「『家族計画』は、血のつながりがない家族が、本当の家族になる話を盛り込んだ作品です。リュ・スンボム、ペク・ユンシク、ロモン、イ・スヒョン、そして私の5人が家族役を演じています。人間兵器を作る特別教育隊で出会った5人がそこを脱出し、“平凡な家族”になることを願う中で、さまざまな事件に巻き込まれることになり、その事件の中で悪党たちに特殊な能力で地獄を“プレゼント”する話です。私が演じたヨンスは家族の母親の役割。双子の兄妹・ジフン（ロモン）とジウ（イ・スヒョン）には誰よりも優しい良い母親ですが、ブレイン・ハッキングという特殊な能力を持った人物でもあります」

――注目ポイントはどこですか？

「注目ポイントはさまざまです。まず、ブラックコメディー的な要素がすごく魅力だと思います。そして家族5人の平凡ではない特殊能力と、ヨンスのブレイン・ハッキングで、悪党を退治する華やかなアクションシーンが、特に視聴者の皆さんに見てほしいポイントです。何よりもドラマの中に出てくる事件が、ファンタジーではなく、実際に韓国で起きた事件を連想させる社会的なメッセージも盛り込んでいる。悪党に復讐（ふくしゅう）し、悪いことをすると悪いことが起きる因果応報のスカッとするエンディングもポイントになるかと思います」

――母・ヨンスの魅力はどこにありますか？

「ヨンスは不器用な女性です。15年以上母親でいるのに、料理もすごく下手です（笑）。相手と感情を共有したり共感することが苦手で、感情の起伏がない人物ですが、子どもたちには温かい母親でいるために、笑顔の練習をしている。外見は強そうに見えるけど、内面は柔らかく内柔外剛の魅力があります」

――ご自身と役柄の似ているところ、違うところを教えてください。

「玉子焼きが苦手なところくらい？（笑）。キャラクターが持っている強そうに見えるけど、中は柔らかい姿を持った内柔外剛の姿は私の姿と似ていると思います。また、ヨンスのように、何よりも子どもたちを大切にし、愛する姿も私と似ている部分だと思います」

――演じながら特に気を付けたり、努力した部分はありますか？

「ヨンスは感情表現が下手で感情が抑制された人物です。感情が空っぽになったようなヨンスの姿をうまく表現するために努力しました」

――今回の家族の中だったら、誰になって何をしたいですか？

「ジフンのキャラクターがいいと思います。スマートで天才的なハッキングの実力を持つジフンのキャラクターになりたいです。直接的に人を傷つけず、家族の中で性格的な欠陥もない人物がジフンだと思います（笑）」

――撮影中の印象的なエピソードがあれば教えてください。

「一つ選ぶのは難しいですが、毎回、シーンを撮影するたびに『今日1日も頑張ろう！』という心構えで臨みました。そのため、すべての撮影が記憶に残っています」

――最近ハマっていることや趣味は何ですか？

「最近ハマっている食べ物はフォカッチャで、音楽はStray Kidsの『Come Play』です（笑）。運転するたびにいつも聴いている音楽です。運動をする時、映画やシリーズ、ドラマをよく見るので、実は長いエピソードの作品をよく見ます。最近見たのは『トラウマコード』と、アーチェリー選手が出演する『伝説のリーグ』というバラエティーも面白かったです」

――好きな日本食はありますか？

「うどん、おにぎり、とんかつ、すし、お好み焼き、ラーメンなど、好きな和食はここに並べきれないほど多いです。日本のデザートも大好きです。徳島県産のさつまいもチップスも好きです」

――では、最後に日本の視聴者にメッセージお願いします。

「私たちのドラマ『家族計画』をぜひご覧ください。そして、俳優のペ・ドゥナへのたくさんの関心と愛をお願いいたします。これからも多様な作品のキャラクターでお会いできるようにいたします」

【プロフィール】

ペ・ドゥナ（Bae Doo-na）
1979年10月11日生まれ。韓国出身。2000年、ポン・ジュノ監督作「ほえる犬は噛まない」でブレーク。「リンダリンダリンダ」（05年）、「空気人形」（09年）で日本映画にも出演。その後、「クラウドアトラス」（12年）でハリウッドデビュー。近作に「ベイビー・ブローカー」（22年）、「REBEL MOON」（23・24年）などがある。

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