「熱愛プリンス」松井奏、原作への敬意を胸に「何度も読んで昴流を固めた」2025/03/19 18:00

杢代和人(原因は自分にある。)さんと松井奏(IMP.)さんがダブル主演を務める「熱愛プリンス」が、MBSドラマフィル枠にて絶賛放送中。本作は、累計250万部を突破した青月まどかさんの人気漫画「熱愛プリンス お兄ちゃんはキミが好き」(宙出版)を実写化したものです。林芽亜里さん、大倉空人さん&小泉光咲さん(原因は自分にある。)、大東立樹(CLASS SEVEN)さん、芳賀柊斗(Lienel)さん、増子敦貴(GENIC)さんといった人気キャストが勢ぞろいし、注目を集めています。
主人公は、親の再婚により、突如として憧れの3兄弟アイドル・Terzettoの遥(大倉)、梓(杢代)、理人(小泉)の妹になった天宮まつり(林)。夢のような状況に思えましたが、3兄弟は仲が悪く実際はけんかばかり。本当は仲の良い兄弟に憧れる梓の思いを知ったまつりは、絆を深めるために奮闘。徐々に仲を深めていく中で、まつりは梓に「もう妹として見られない」と告白されます。2人の関係が進展する中、まつりは幼なじみである昴流(松井)と再会。憧れのお兄ちゃんだった昴流は国宝級イケメン俳優となり、Terzettoのライバル・PRISMとしてデビューすることに…。キュンの乱れ打ちが止まらない、国民的アイドルとの禁断のシークレットラブコメディーに注目です。
TVガイドWebでは、TerzettoのライバルグループであるPRISMのメンバーで、まつりの幼なじみ・昴流を演じる松井さんに、演じたキャラクターの魅力や撮影時のエピソードなどを語っていただきました。

――本作に出演が決まった際の心境をお聞かせください。
「ダブル主演が初めてなのでプレッシャーもありましたが、夢のようでうれしかったです。原作と台本を読ませていただきましたが、展開が早く、演じている僕自身もキュンキュンするんだろうなと感じました。しっかりと皆さんにキュンを届けたいです」
――出演が決定してから、IMP.の皆さんからは何か声を掛けられましたか。
「『これは奏にぴったりの役。奏しかできないよ! 頑張れ』と声援をもらいました。特に佐藤新は『役が奏そのままじゃん!』とテンションを上げていましたね(笑)」

――昴流はエース的なポジションだけれど、真っすぐで天然なキャラクターですよね。そんな昴流を演じる上でどんな作り込みをしていったのでしょうか。
「僕は役者としての経験が少ないので、とにかく原作と台本をたくさん読み、しっかりと監督とお話をさせていただきました。くすぐったくなるようなセリフも多く、そこはバチっとアイドルを意識して臨みました」
――ちなみに監督とはどのようなやりとりをしたのでしょうか。
「『昴流はお兄ちゃんのポジションだから、貫禄のようなものも感じるよね』という話になりました。貫禄をどう表現するのかを考えていたのですが、実際にこの現場では僕が一番年上だったこともあり『貫禄に関しては何もしなくても大丈夫。そこに少しかわいさのようなものを追加してみて』とアドバイスをいただきました。なので、昴流には僕そのままの部分が少し出ています」

――人気漫画のドラマ化ということで、役作りにおいて原作はどれくらい意識されましたか。
「原作を愛しているファンの方々がいる以上、そこに失礼があってはならないので、何度も何度も読んで昴流というキャラクターを固めています。シーンを演じる前にも必ず原作で該当シーンを読んでから撮影に挑んでいます」
――松井さんはIMP.では弟分ですが、ドラマではお兄さん的なポジションということで、どうアプローチしていきましたか。
「グループでは年下のポジションなので年上役の感覚に慣れていないということもあり、とにかく模索しました。でも、和人くんも含め、皆さん年下なので割と自然にこなせたと思っています。林さんも『めいっ子かな?』というテンションだったので、“幼なじみでお兄ちゃん的存在の昴流”を演じやすかったです」

――実生活のアイドルという経験が役に生かされているなと感じたところはありましたか。
「キュンなセリフを恥ずかしがらずにしっかりと決められるところです。普段からやっていますので(笑)」
――松井さんのお気に入りのシーンを教えてください。
「昴流がまつりに『お兄ちゃんとしてしか意識できない』みたいなことをPRISMのメンバーの前で言われてしまうシーンがあり、そこが個人的にお気に入りです。ちまちまチョコを食べているという、ほっこりとしたかわいい部分が見られるので。僕自身も完成した映像を見るのを楽しみにしています」

――昴流のどんなところが好きですか。彼の魅力をお聞かせください。
「カッコいいし、男らしいし、お兄さん的な部分はあるけれど、少し自信をなくしてしまうなどの弱い部分もあって…。そういうかわいらしい一面が見えるところが魅力かなと思います。アイドルとしてのオンと、オフの部分があるんですよね。なので、昴流がとても好きになりました」

――松井さんがそんな昴流と1日一緒に過ごせるとしたら何をしたいですか。
「昴流の乗っている車でドライブに行きたいです! あとは家が大きそうな気がするので、ぜひ遊びに行ってみたいですね(笑)」

――まつりのことで悩んでいる昴流にひと言声を掛けるとしたらなんと声を掛けますか。
「昴流からは少し焦ってしまう部分を感じますけど、『負けじと頑張れよ! 大丈夫、幼なじみは強いよ!』と声を掛けたいです」
――ちなみに、PRISMとIMP.が共演するなら、どんな番組で実現させてみたいですか。
「毛色が全く違うグループなので、対バンやコラボ番組で共演できたら面白いかもしれないですね。色が違うからこそ、各グループならではのやりとりができそうです」

――本作では杢代さんとライバル関係にあるということで、「ここだけは負けないぞ!」というところはありますか。
「ギャップですかね。昴流にもギャップがあるので僕自身と似ているのかな(笑)。『ギャップでキュンキュンさせちゃうぞ』みたいなところでは負けないかもしれないです」

――撮影を通して皆さんと親交は深まりましたか。
「まだ撮影をして間もないのですが(取材当時)、Terzettoの3人とは仲良くなれたと思っています。皆さん年下なのですが、すごくしっかりしているので年齢を意識せず、楽しくコミュニケーションを取れています。撮影の合間は読み上げると面白いセリフついて語ったり、にぎやかにやりとりをしたり、青春している感じです(笑)。4人で一緒にご飯を食べに行ったり、とても楽しくて。和人くんとは洋服やアクセサリーが好きという共通の趣味もあってうれしかったです」

――作品タイトルにちなんで、松井さんが“熱愛しているもの”を教えてください。
「ライブですね。なかなか頻繁にはできないのですが…今ちょうどツアー中で、初の全国ツアーということもあって楽しいです。4月の頭でライブが終わってしまうので、今から寂しいなと思っています。踊ったり歌ったり、ハードな演目をこなすので体力的にもキツかったりするのですが、むしろその時間が一番生き生きしていて。ライブを“熱愛”しています!」

――最後に、本作を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いいたします。
「これまでラブコメ漫画を読んだことがなかったのですが、本作がきっかけで初めて読んだ僕でもすごくキュンキュンしました。そして、幅広い世代に愛されているところも魅力だと感じました。だからこそ実写化をするにあたって責任を感じていますし、原作のファンの方々に失礼のないよう本気で向き合っています。本作ではアイドルたちの裏側の顔も見られるので、ぜひ推しメンを作っていただいて楽しんでいただけたらと。ちょっぴり笑ってしまうところもあるけれど、たくさんキュンキュンしながらアイドルたちのドラマを楽しんでいただけたらうれしいです」

【プロフィール】

松井奏(まつい みなと)
2000年9月2日生まれ、千葉県出身。O型。7人組男性グループ・IMP.のメンバー。映画「遺書、公開。」(25年)で映画初出演を果たし、俳優としても活動中。25年1月から全国18会場を巡るIMP.初の単独ライブツアー「IMPERIAL LIVE TOUR 2025」を開催中。4月8日放送スタートのドラマストリーム「三人夫婦」(TBS系)の主題歌「Cheek to Cheek」が 4月7日より配信リリースされる。4月6日&7日に京セラドーム大阪にて開催の「to HEROes ~TOBE 2nd Super Live~」にもIMP.の出演が決定している。
【番組情報】
ドラマフィル「熱愛プリンス」
MBS
木曜 深夜1:29~1:59
テレビ神奈川
木曜 深夜1:00~1:30ほか
※地域によって放送日時が異なります
※MBS放送後、TVer、MBS動画イズムにて1週間無料見逃し配信
※FODにて見放題独占配信
取材・文/山本恵代(TBS・MBS担当) 撮影/TVガイドWeb編集部
ヘアメーク/大島智恵美 スタイリスト/夏(YKP) 衣装協力/ALUDE TOKYO
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