「ホンノウスイッチ」収録現場潜入リポート！宮近海斗＆葵わかなが印象的なシーンも語る2025/03/06 12:00

　宮近海斗（Travis Japan）さん＆葵わかなさんのダブル主演でおくる、テレビ朝日系オシドラサタデー「ホンノウスイッチ」（土曜午後11：00　※3月8日は午後11：30）。累計78万部を突破した、KUJIRAさんによる幼なじみ同士のピュアでいちずな大人の恋愛模様を描いた同名漫画を実写ドラマ化した作品で、SNSでも話題沸騰中です。

　今回はそんな本作の撮影現場に潜入！　早朝の撮影にも関わらずキラキラ笑顔の宮近さん＆葵さんに、印象的なシーンなどを教えてもらいました！

宮近　「現場でも、僕らを見ていて『キュンとした』っていろんな方に言っていただいたよね。僕自身も2人に対してすごくかわいらしいなって思ったので、同じように感じていただけたのかなって」

葵　「第1話で恋人になって、そこから進んでいく話だけど、幼なじみの空気感を大切にしたいなと思った結果、そういうふうに受け取ってもらえたんだったらすごくうれしいです」

宮近　「この2人なら、不倫とか浮気も絶対ないだろうなって（笑）」

葵　「そうですね！」

宮近　「お互いに純粋だからこそ、ちょっとしたことで波風が立つのが、この2人の面白さであり、すてきな部分だよね。僕自身の考えとしても、結婚する前に同棲（せい）した方がいいと思う。お互いを知る上で大事なことかなって感じる」

葵　「価値観の擦り合わせですよね」

宮近　「結婚してから『ヤダ』ってなるのは嫌だし…。僕はメンバーとLAでシェアハウスをしていたんだけど、住んでみるとやっぱり180度違う…いや、360度？」

葵　「戻った？（笑）　でも、180度だと嫌いになっちゃうから、1周回ってまた感じることもあるし」

宮近　「より全部を知った上で仲良くなれるなら、いろんな面を知ったほうがいいしね。今日の撮影では、聖が小和の髪を乾かすシーンがすてきだなと思ったけど、リアルだったら乾かしたくはない（笑）」

葵　「（笑）」

宮近　「自分で乾かすのも面倒なのに、人の髪を乾かすって、どんだけ？　って（笑）」

葵　「夢がないですね。でも、私も自分で乾かしたいかも。その方が早そう（笑）」

宮近　「じゃあ、あのシーンはめちゃめちゃファンタジーじゃん（笑）。でも、夢は詰まっているよね。これまでで好きだったシーンはある？」

葵　「どこだろ？　いっぱいあるからな…。（ここでスタッフが『4話で“そっちに行っていい？”っていうところは』と提案）」

宮近　「あ～、実家に泊まるシーン」

葵　「かわいかった」

宮近　「ベランダでの飛び越し返しとかもいいよね」

葵　「公園のシーンも良かった。子どもの頃、2人で遊びに来ていた公園に、恋人になってまた来るみたいな。いいなっていうのが詰まっている感じがしますよね。同棲の始まり方にしても、あんなワクワクしながら始まったらいいなってシチュエーションが結構あって。でも、実際の宮近くんは、たぶんファンの方はご存じなんでしょうけど、変な人ですよね（笑）」

宮近　「え？」

葵　「変過ぎる時と、すごく面白い時があって。現場でも、宮近くんの独特な感じがみんなに伝染して、すごく和やかで、楽しませてもらっています」

宮近　「作風もそうだからね。葵さんは、手持ち無沙汰なのか、クッションとか小道具とかを、あっちこっちずーっと触っている。手洗いうがいをちゃんとしているならいいけど、危ないからね（笑）」

葵　「しているけど、そんな触っていない！」

宮近　「それならいいけど。床も触ったりとかしているから」

葵　「触っていない（笑）」

宮近　「あるもの全部触るから、『触り屋』って呼んでいます」

葵　「うそですよ。宮近くんは真顔で適当なことを言います（笑）」

現場リポート

　聖と小和が暮らすマンションにお邪魔すると、リアルな生活感が伝わってきて、いるだけでほっこりした気分になる。まず撮影されたのは、聖が小和の帰りを待ちながら夕食を作るシーン。残っていたカレールーが少なかったため、「カレーチャーハンにしようかな」とつぶやきながら調理を進める聖の姿がリアルでかわいらしい。撮影の合間は、「昨日、何時間寝た？」と、普通なやりとりに良い関係がにじみ出る。グーとおなかが鳴ったスタッフさんには、すかさず宮近から「生きてるって証拠ですよ！」とナイスツッコミが飛んだ。

　この日撮影された場面では、ある話の流れから、シュンとしてしまった小和の鼻を聖がつまみながら「そんな顔しないで～」と言うキュンキュンシーンがあり、入念にリハーサル。宮近は、監督と役の思いについて話し合ったり、スタッフさんからの「料理するの？」という質問に答えたり、合間にもおしゃべりを続行。料理をするかどうかは、ニンジンを切ったのを見たら分かる、とスタッフさんに言われるも、「やります！　好きなのはたらこパスタ！」と強気の宮近。葵も会話に参加し、現場は和気あいあいで笑顔もいっぱい。

　聖の1ショットシーンでは、宮近がカッコいい感じでたたずむと、スタッフから「違う違う、聖なのよ」とツッコまれる場面も。聖が小和の髪を乾かすシーンについては、2人とも「実際は1人でやりたい」とのことだが、色違いのおそろいのパジャマを着て、髪の毛をすーっと触りながらドライヤーで乾かす＆乾かされる姿は、ドラマの中の聖と小和そのもの。キッチンには、2人の名前入りの色違いのマグカップが仲良く並んでいた。

【第9話あらすじ】

　聖（宮近）にプロポーズされたと思いきや、「今のナシで！」と即座に取り消されて以降、寂しさを感じている小和（葵）。しかし、以前けんかした時に“話してもらうのを待つより自分から伝える”と決めた小和は、結婚してずっと一緒にいたいという素直な自分の気持ちを打ち明けようと決意を固める。一方、聖は長年の夢だった広島本社への転勤を打診される。自分の仕事が認められてうれしい反面、小和とのことを考えて複雑な思いになる聖…。ずっと小和のそばにいたい。でも、新しい企画のリーダーに指名され、仕事に打ち込んでいる小和に、一緒に付いて来てほしいなんてとても言えない…。仕事と小和との未来の間で揺れる聖は、小和に話を切り出せず、一人で悩み始める。そんなある日、2人は総介（戸塚純貴）と楓（石川恋）の結婚パーティーの手伝いのお礼にもらった宿泊券を使って高級ホテルに宿泊することに！　2人きりで過ごすうち、聖への思いがあふれ出した小和は、思わず…！　転勤、結婚――人生の大きな岐路に立つことになった聖と小和。果たして、2人の選択は…？

【番組情報】
オシドラサタデー「ホンノウスイッチ」
テレビ朝日系
土曜　午後11：00～11：30　※3月8日は午後11：30～深夜0：00

取材・文／幸野敦子