加藤シゲアキ再登場！ 小芝風花主演「あきない世傳 金と銀2」の江戸編出演者が決定！2025/03/02
NHK BS・NHK BSプレミアム4Kで4月6日にスタートする、小芝風花主演のBS時代劇「あきない世傳 金と銀2」（日曜午後6：45）の舞台となる江戸編から出演するレギュラーメンバーが発表された。さらに、シーズン2のキービジュアルも解禁となった。
「あきない世傳 金と銀」は、髙田郁氏のベストセラー小説を原作に、女衆（おなごし）として「五鈴屋」にやって来た、主人公・幸（小芝）がさまざまな苦難にぶつかるたび、己の知恵と周りの教えに助けられながら、女衆から御寮、そして女主人として登りつめていく姿を描く、恋あり、笑いあり、涙ありの人情時代劇。物の売れない時代に、汗をかき、知恵を絞って商いを成功させる庶民の姿を、江戸時代中期の多彩な風俗を絡めて明るく生き生きと描く。
前作では、幸と大阪の呉服商・五鈴屋の三男・智蔵（松本怜生）が夫婦となり、経営の傾いた店の起死回生の策として「浜羽二重」を正月から売り出すというところで終わった。今作はその直後からの物語で、幸の妹・結（長澤樹）や女衆のお竹（いしのようこ）など、女性たちの人生も大きく動き出していく。
このたび発表になったのは、江戸編から初出演となる風間杜夫ら9人と、再登場になる加藤シゲアキ（NEWS）ら2人のレギュラー出演者11人。
歌舞伎役者・菊瀬栄次郎役に風間が江戸編から初登場。栄次郎は、老け役の名役者で、屋号は佐野屋。大坂の人形遣い・亀三（星田英利）の知り合いで、「江戸の粋とは…」など、幸にとっては江戸での商いの名アドバイザーとなる。
昨年放送されたシーズン1の評判を耳にしていたという風間は「お誘いを受けた時は、本当にうれしかった」と喜び、「この作品には、生きるヒントがちりばめられている。主人公が苦難を乗り越えて、より強くより豊かに立ち上がっていく姿は、現代を生きるわれわれにも大きな力を与えてくれる。原作の壮大な物語を、躍動する脚本が牽引（けんいん）し、スタッフキャスト全員が抜群のチームワークで臨んで、最高のドラマに仕立て上げた。小芝さんは現場では明るい女の子だが、いざ撮影となると、凛として美しい。幸そのものではないか」と称賛。
髙嶋政伸は、日本橋屈指の大店・本両替商の枡吾屋忠兵衛役で出演。栄次郎から招かれた幸は、江戸のえびす講の風情を見る際に立ち寄った店で忠兵衛と偶然出会う。
髙嶋は「時代劇ですが、とてもモダンで、そして面白い。髙田郁先生の原作も読み始めたら止まらなくなり、特別巻を含めた15冊も一気に読んでしまいました。 このドラマに出演させていただけることに心から感謝をしています」と原作を読破したと明かす。
歌舞伎界のスター・中村富五郎役は片岡千之助が担う。富五郎は、当代一の人気女形で、屋号は大津屋。「曽根崎心中」のお初を務めた際、大坂で亀三に教えを乞うたこともある。京で踊った「娘道成寺」が大当たりし、江戸でのお披露目を控えて役者としての正念場を迎える中、幸と出会う。
千之助は「このたび、本作に出演させていただけたことをとても光栄に思っております。私にとりまして人生で初めての歌舞伎役者のお役でしたが、逆に難しさを感じながらも、小芝さんをはじめ周りの皆さまに助けていただきながら、務めさせていただきました。ぜひ、たくさんの皆さまにご覧いただけましたら幸いです」と初めての役に苦労した様子。
浅利陽介は、生粋の江戸っ子の指物師・和三郎役を務める。浅草田原町の五鈴屋開店に向け、店内で使用する見たこともない細工「撞木（しゅもく）」を注文された和三郎…。幸たちの工夫の狙いに驚き、職人として腕を振るってから、姉夫婦とともに五鈴屋と縁を深めていく。
幸が江戸に店を構えることから、浅利は「江戸文化に衝撃を受ける五鈴屋の皆さんをはじめ幸を見ていただきたいです。僕としましては、微力ながらきっぷのよい和三郎を演じましたのでどうぞお楽しみに！」と見どころをアピールする。
そんな、和三郎の姉・お才役を扮（ふん）するのは菜葉菜。和三郎から「面白い呉服屋が開店する」と聞いて開店初日から駆け付け、浅草のおかみさん衆を誘って五鈴屋に来てくれる常連客になる。亭主は腕のいい染め物師だが、何か訳アリの様子。亭主の一件もあり、幸と無二の親友となっていく…。
菜葉菜は「江戸編から出演させていただけること、作品のいちファンとして光栄に思います。私は染め物師の亭主を持つお才という女性を演じています。職人の亭主を支えるたくましさと愛情深さを併せ持つとてもすてきな女性です。五鈴屋の女将、幸との出会いにより変わっていく夫婦の姿をぜひ見守っていただけたらうれしいです」と演じる役柄の魅力を語る。
お才の亭主で、染物師の力造役は池田努に決定した。父も名人だったが、ある事件をきっかけに体調を崩して亡くなった。それ以来、力造は型染から身を引いていたが、女房のお才の献身と幸との出会いで職人としての情熱を再び取り戻していく。
池田は「原作を読んだ時、骨太で職人気質な江戸っ子らしい力造にとてもひかれていたので、今作からの参加を楽しみにしていました。現場は隅々まで心が通っているのが感じられて、それが自然と心と体を動かしてくれました。キャストもスタッフの皆さんも明るく朗らかで、最高の現場でした！ 放送を楽しみにしていてください」と撮影時を振り返る。
五鈴屋の要石といわれた元番頭・治兵衛（舘ひろし）の一人息子・賢輔役に佐久間悠が抜てきされた。五鈴屋江戸店出店の功労者の1人である賢輔は、江戸店の丁稚（でっち）から手代に昇格し、名も賢吉から元の名前の賢輔に戻る。大坂時代、結が実の弟のようにかわいがっていた。
佐久間は「シーズン1を見ていて、何度心動かされたことか…。そんな五鈴屋にこれから参加できると聞いた時は、ワクワクとプレッシャーで胸がいっぱいでした。それと大阪弁にはかなり苦戦しました（笑）。台本に書き込んでひたすら大阪弁を聴き込む生活に浸る中、現場に向かいましたが、皆さん温かく迎えてくれて毎日楽しくて仕方なかったです！ これから五鈴屋がどう成長していくのか、そして心の片隅に賢輔の成長する姿を見ていただけたらうれしいです！」と充実した撮影だったことを明かす。
そして、齋藤潤が栄次郎（風間）の弟子・吉二役で出演する。歌舞伎の世界でも子役として徐々に注目される役者に成長している吉二は、富五郎を目標に精進している。
初めての時代劇だったという齋藤は「所作稽古では歩くことからの練習で、歩くことだけがこんなに難しいのだと実感しました。撮影のセットでは自分が見ていた世界のものとはガラッと変わってたくさん不安を抱えていましたが、撮影でもキャスト、スタッフの皆さまがとても温かく、支えていただきました。吉二のかわいらしさもぜひ見守ってくださればうれしいです」と感謝を述べつつ、役の魅力も語る。
さらに、村田雄浩は、古着を商う近江屋江戸店の支配人・荘八役を務める。五鈴屋が江戸に出店を決め、江戸に手代の佐七（葵揚）、丁稚の賢吉を派遣。近江屋に住み込みで働きながら調査を行った際の恩人。江戸の商いにおいて頼りになる相談役の一人。
村田は「ちょっとだけ参加させていただきました、もしかしたら“商人”をやるのは、今回が初めてかも知れません、時代劇だと同心や素浪人など“武士”を、やらせていただくことが多いので、とても新鮮で本当に楽しかった！ きっと現場の楽しさが画面にあふれ出ていると思います、ぜひ見ていただきたいですね」と役柄に触れる。
加藤は、江戸編から再登場する。元五鈴屋5代目店主の惣次は、幸とともに五鈴屋を立て直そうとしたが、原産地とのトラブルから店主を隠居、幸とも離縁し、店の売上銀三貫とともに大坂から姿を消した…。ある日、浅草の街中で賢輔（佐久間）に目撃され…。
シーズン1で幸の元を去った惣次を演じる加藤は「行方をくらました惣次がどうやら再び登場するようです。あの男のことですから商売をせずにはいられないはずですが、江戸ではどんな姿でなにをしているのか!? 幸との再会はあるのか!? お杉とは!? 前シーズンを見ていた方は気になることも多いはず。なにせ私自身がそう思いながら台本を読みましたから。シーズン2も目が離せない展開が目白押し。どうぞ惣ぼんが現れる時を、楽しみにしていてくださればと思います」と再登場ならではのコメントで期待をあおる。
元五鈴屋女衆（おなごし）・お杉役の大西礼芳も登場する。五鈴屋で幸が女衆の時の先輩の一人・お杉は、ひそかに恋心を抱いていた惣次（加藤）が天満の店を出ていった際、それを追うように大坂から姿を消していたが…。
大西は 「『旦那さん……江戸に行かはるんや……』という意味深な言葉を残して消えたお杉にとって、待望の続編登場でございます。果たして彼女は幸に、惣ぼんに、五鈴屋の皆さんに再会するのでしょうか。はたまた…。この物語に再び迎え入れてくださったスタッフ、キャストの皆さまの温かい笑顔と励ましの言葉に力みなぎった撮影の日々でした。活力のあるドラマを見ていただけると思います。放送を楽しみにお待ちください」と含みを持たせた。
新しい出演者が決定して、「江戸編になり、一気に空気感が変わりました」と、改めてコメントを寄せた小芝。「粋で人情味のある人たちと出会い、幸の商いもさらに勢いがつきます。演じている役者さんも本当にすてきで、江戸にお店を出して本当に良かったです」と、幸の気持ちを代弁。
新たなメンバーを加え、さらに勢いが増していると感じているようだが、「江戸で再会する惣次さんが何を思い、何を考えているのか。五鈴屋を脅かす存在なのか、味方なのかも分かりません。喜びも悲しみもありますが、幸を、そして五鈴屋を、シーズン2も見守っとくれやす」と語った。
亡くなったお家さん（高島礼子）の遺志を継ぎ、五鈴屋を百年続くお店にするため、江戸への出店を決意した幸。江戸に旅立つ幸に治兵衛は、「蟻の目と鶚（みさご）の目を持ちなはれ」と助言をし、「江戸の商いの川、金色と銀色に染めてみなはれ」と送りだす。
江戸店の開店を準備する幸は、商いの右腕にお竹を指名。江戸店の支配人には佐七改め佐助を指名した。同じく江戸店準備に奔走した丁稚の賢吉を手代に昇格させ、名前を元の名の賢輔に戻し、浅草田原町の小さなお店を開店させる準備を進めていく。
将軍のおひざ元である江戸では、武士の多さに驚き、着物の流行なども全く違うものだった。江戸は千店を超える古着商があり、幸は新たな地での商いを切り開くべく、江戸店の仲間たちとともに知恵を絞り、江戸店を無事に開店させる。ところが、開店後ひと月が過ぎると売り上げが激減。そんな時、「困った時にはこの人を頼るがいい…」と、人形遣いの亀三から紹介された歌舞伎役者の菊瀬栄次郎を訪ねる。
幸は、栄次郎の言葉をヒントに江戸での商いの活路を見いだしていく。一方、江戸では思いがけないことが待ち受けていた。浅草の街中で賢輔が惣次を見かけたというのだ。幸は中継ぎで女名前（女主人）を許された七代目店主。八代目を誰に託し、店を継続させていくのか、惣次が江戸にいるという情報は五鈴屋を大きく揺るがすことになる。
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