「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」仲良しの5人が“かわいさ”でNo.1を競う合う!?2025/02/21
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テレビ朝日系で2月16日にスタートした、「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」(日曜午前9:30)。1975年に「秘密戦隊ゴレンジャー」から始まり、今年で50周年という記念すべき年に誕生した。子どもたちに圧倒的な人気を誇る“動物や恐竜=獣(けもの・ジュウ)”をモチーフにしたヒーローが、最高最強のナンバーワンを目指し、悪の組織「ブライダン」と戦う。
放送スタートを記念し、ゴジュウウルフ/遠野吠役の冬野心央さん、ゴジュウレオン/百夜陸王役の鈴木秀脩さん、ゴジュウティラノ/暴神竜儀役の神田聖司さん、ゴジュウイーグル/猛原禽次郎役の松本仁さん、そしてゴジュウユニコーン/一河角乃役の今森茉耶さんの5人にインタビューを決行。出演が決まった時の感想や役作りの裏話などを聞いた。
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――まず、本作への出演が決定したと聞いた際の状況やお気持ちを教えてください。
冬野 「僕は大学で授業を受けている時にマネジャーさんから電話をもらって。すごくうれしかったのですが、大学にいたので言葉に出せず、その場でひっそり喜びました」
鈴木 「僕は事務所に呼ばれて、ぬるっと『決まりました』と聞かされました(笑)。うれしかったのですが、驚きの方が強くてなかなか理解できなくて…。撮影が始まっても実感が湧かなかったですし、変身シーンを撮ってもまだ情報が発表される前だったので、『これ放送されるのかな?』とドキドキでいっぱいでした」
神田 「僕は映画を見ようと都内にいたら、マネジャーさんから電話がかかってきて。でも、ゴジュウジャーのことではなく、別のお仕事のことで事務所に来てほしいと言われて行ったんです。そしたら、会議室で『決まりました!』とがっつりサプライズで祝っていただいて、すごくうれしかったです」
松本 「僕は、ある日『オーディションの結果はまだ出ていないけれど、とりあえずお疲れさま』と、マネジャーさんに食事に連れて行ってもらったんです。そしたら最後にお祝いのプレートが運ばれて来て、『僕、誕生日じゃないです』と反応したら、『合格おめでとう』と書いてあって! その時はすごくうれしかったのですが、帰る頃には『本当に出られるのかな?』と不安に襲われていました(笑)」
今森 「私は、出演の連絡をいただいた時はお家にいました。事前にマネジャーさんお二人に対して、『受かった際にはAさんから、落ちた際にはBさんから連絡をください』とお願いしていたのですが、その時はBさんから電話がかかって来て…。なので、落ちたんだと思っていたら、『受かりました』と言われたので余計にうれしくて舞い上がっちゃいました! ちなみに、Bさんは結果を聞いて思わず電話してくださっただけで、ドッキリのつもりはなかったみたいです(笑)」
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――劇中でご自身の演じているキャラクターの役どころをどう捉えていますか?
冬野 「吠はすごく口が悪いんです。なので、見てくださる皆さんからの印象は良くないかも…と思うこともあるのですが、優しさやおちゃめな一面もあって。現段階では、いけ好かないところもあるけれどかわいらしい子、という印象です」
鈴木 「陸王の第一印象はキザだなと思いました。台本を読んだら、普段は絶対言わないだろうというセリフが羅列されていて(笑)。でも、こういう機会でしか言えないなと思ったので、思いっ切り楽しみながら演じています」
神田 「竜儀は変わり者で、世間知らずで何かとトラブルに巻き込まれがちという、いいキャラクターをしているなと思いました。そういう役を今までやったことがなかったので、すごくうれしいです。僕は今年で31歳になったのですが、この年でそういうキャラクターを演じられることもなかなかないと思うので、日々楽しみながら撮影させていただいています」
松本 「禽次郎は悩みなんてないような明るい子。さらには感受性が豊かで、何事もピュアに受け入れちゃう印象です。あちこち動き回り、みんなのことを構いに行くような…いわゆる“パリピ”なキャラクターだと思います」
今森 「角乃はかわいい性格をしているなって。プロフィールにもあるように、クールだけど必要とあらば愛嬌(あいきょう)も武器として使うなど器用に見えるのですが、自分を取り繕って見せているのかなと思う部分もあります」
――今作は冬野さんが座長を務めていますが、他の皆さんから見て印象はいかがですか?
神田 「最初は無口でクールで不安げな顔をしていることもあったのですが、撮影が始まった今はすごくハッピーな人。カメラが回っていないところでは常にふざけています(笑)」
神田 「いい人間性をもっているよね!」
鈴木 「一見とっつきにくい感じもあるのですが、いざ話してみるとすごく穏やかだし」
神田 「最初はおとなしくしていただけだったのかも?」
冬野 「そういうキャラクターです!」
鈴木 「今となっては気が付いたら真後ろに立っていたり、ゼロ距離で話しかけたりしてきます(笑)」
松本 「あとはめちゃくちゃタフですね。心央くんは特にスケジュールが大変なのに移動中も寝ないし、つらそうなところを見せないので、僕も頑張らなきゃと思う瞬間があります」
今森 「あと、あまり表には出さないのですが、すごく優しいんです。最初の頃、私がなじめずにみんなの会話に入れないでいたら、私のまねをしてくれて、それが話すきっかけになって。いつも笑いかけてくれる、優しい座長です」
鈴木 「めっちゃ優しいよね」
冬野 「ありがとう!」
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――第1話では「爆上戦隊ブンブンジャー」からブンレッド/範道大也役の井内悠陽さんが全く別人の堤なつめ役で登場し、「王様戦隊キングオージャー」のクワガタオージャーに変身するサプライズもありました。井内さんと共演されていかがでしたか?
冬野 「井内さんが別人で登場し、さらにクワガタオージャーに変身するという、驚きの展開でしたよね。井内さんが迫ってくるシーンは本当に恐怖を感じるぐらいの顔つきをされていて、ブンブンジャーで積まれた1年間の経験は本当にすごかったんだなと感じました」
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――それでは、皆さんの理想のヒーロー像を教えてください。
冬野 「僕は母ですね。母子家庭で育ったのですが、母は育児に家事、そして仕事と本当に忙しい日々を送っていながら弱いところを見せず、背中でいろいろ教えてくれて。母のような人に憧れます」
鈴木 「困っている人がいた時に行動できる人はヒーローだなと思います。何かしなきゃ、と思っていてもできないことって結構あるじゃないですか。そういう時にわれ先に1歩前に出られる人こそヒーローだなと」
神田 「僕はみんなにまねしたい、と思ってもらえる人かな。僕自身、お子さまはもちろん、大人の方からもまねされるような存在になれたらと思っていて。いい意味で、みんなにまねされるような人間を目指したいですね」
松本 「ヒーローと言えば“助ける”というイメージですが、僕はこれまでのスーパー戦隊や仮面ライダーシリーズのように、“誰かの記憶に残り続ける”というのもヒーローの証なのかなと思っていて。僕も誰かにとっていい思い出になる、記憶に残る人になりたいです」
今森 「私が思うヒーローは、ひと言で表すと七転八倒です。ヒーローは何回倒れても負けてもその度に何度も立ち上がってみんなの勇気になる。それがヒーローだなと思います」
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――このメンバーの中でこの人にはかなわない、この人がナンバーワンだなと思うことは?
神田 「今森さんだと、かわいさ?」
冬野 「僕も今森さんに勝てないですね」
神田 「僕もギリギリ今森さんに負ける…。いつかは勝ちたいんですけど」
鈴木 「今森さんはちょっと強いな」
今森 「えっ!? 私は神田さんと仁くんにはかわいさで勝てないと思っていて」
今森以外 「どこら辺が!?」
今森 「まず仁くんは見た目もそうですし、お菓子をパクパク食べている時なんかすごくかわいいなって思います。そして、神田さんはいつも言っているのですが、大人ぶっている赤ちゃんみたいな一面があるので(笑)」
神田 「僕、今森さんより12歳上なんですけど(笑)」
今森 「時々赤ちゃんが出てきちゃっているといいますか…」
神田 「まさかの接戦でしたね(笑)」
松本 「あと、心央くんの体力にも勝てないです」
冬野以外 「そうだね」
神田 「心央には根性も体力もメンタルもかなわないですね。自分では『メンタルは弱いです』とか言っているのですが…」
鈴木 「ポーカーフェースなところがあるよね」
神田 「あと、くよくよしない!」
今森 「全然メンタル強いよね」
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――ありがとうございました。最後に座長として、冬野さんから意気込みをお願いいたします!
冬野 「スーパー戦隊50周年という節目の年でもあるので、『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』を1年間みんなと盛り上げ、1人でも多く方に届けられるよう日々頑張っていきます!」
【プロフィール】
冬野心央(ふゆの みお)
2003年12月3日生まれ。山口県出身。
鈴木秀脩(すずき ひではる)
2003年11月7日生まれ。神奈川県出身。
神田聖司(かんだ まさかず)
1994年1月4日生まれ。千葉県出身。
松本仁(まつもと じん)
2005年2月14日生まれ。奈良県出身。
今森茉耶(いまもり まや)
2006年3月26日生まれ。宮崎県出身。
【番組情報】
「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」
テレビ朝日系
日曜 午前9:30~10:00
※放送終了後、TVer、ABEMAでは最新話を1週間見逃し配信
※東映特撮ファンクラブ、TELASA、Amazon Prime Videoでは全話見逃し配信中
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取材・文/S・A(テレビ朝日担当)
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