「御上先生」松坂桃李が明かす! 第3話の見どころと本作の設定秘話2025/02/02
松坂桃李が主演を務める、日曜劇場「御上先生」(日曜午後9:00)。本作は、“官僚教師”の御上孝(松坂)が、生徒たちとともに教育現場の現実に立ち向かい、大人社会の理不尽と対峙(たいじ)する姿を描いた大逆転の教育再生ストーリーだ。子どもが生きる「学校」、大人がもがく「省庁」という一見別次元にあるこの二つを中心に物語は展開。未来を夢見る子どもたちが汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実、そんな現実に一人の官僚教師と、令和の高校生たちが共に立ち向かう、教育のあるべき真の姿を描くこれまでとは一線を画した新たな学園ドラマだ。
第2話(1月26日放送)では、国家公務員採用総合職試験会場で起きた殺人事件の犯人が、真山弓弦(堀田真由)であることが判明。さらに彼女が、3年2組の生徒・神崎拓斗(奥平大兼)が不倫をリークした隣徳学院の元教師・冴島悠子(常盤貴子)の娘であることも明らかになったほか、謎の青年(高橋恭平/なにわ男子)が登場したことで、ますます先が読めない展開となっている。
今回は第3話放送を目前に、松坂から第1~2話の注目ポイントや撮影秘話、これからの見どころについてのコメントが到着した。
生徒たちの何げないシーンにも要注目!
――第2話まで放送されましたが、松坂さんのもとにはどのような反響が届いていますか?
「普段あまり連絡を取らないような方々からも、『面白かった』や『見たよ』など、感想をいただいて、正直ビックリしています。飯田(和孝)プロデューサーからもTVerの再生回数のお話があったり、この作品についての記事を目にすることが多く、僕らみんなで作った『御上先生』という作品が、いろいろな角度から見られているということを実感します。それとともに少しずつではありますが、本作に込められている思いが届いているのだろうなと感じています」
――放送後だから言える本作の設定秘話を教えてください。
「生徒たちの衣装は、本人たちが役を考えた上での衣装スタイルになっています。これは宮崎陽平監督いわく、“ハリー・ポッター形式”を採用しています。映画『ハリー・ポッター』シリーズの生徒たちも、それぞれが着たいように制服を着ていたんだそうです。その役のフィルターを通して、自らが主体性を持って衣装を選んでいるところから、『隣徳の生徒たちはハリー・ポッターみたいなものなんですよ』と言っていたことを思い出しました。なので、それで言うと、神崎、富永蒼(蒔田彩珠)、次元賢太(窪塚愛流)はハリー、ハーマイオニー、ロンみたいなものです。そして御上はスネイプ先生…?」
よく見ると面白いことが書かれているかもしれません
――繰り返し見てくださる視聴者に向けて、「ここに注目するとより楽しめる」というポイントを教えてください。
「繰り返して見てくださっている皆さま、本当にありがとうございます。ワンシーンごとにいろいろな遊び心や、伏線などを散りばめていますが、実は他にも生徒の関係性などを含めた細かい裏設定があるんです。例えば、村岡渉(山田健人)と戸隠栞(野内まる)は付き合っているとか…。御上が教室に入ってくるわずかな時間や授業が終わった後の生徒たちの動きによって、それぞれの生徒の関係性が出ています。なぜなら、生徒一人一人がその役と関係性を理解し、芝居上に反映させているから。御上が第1話で生徒のプロフィールを見ているのですが、よく見ると面白いことが書かれているかもしれません」
――第3話は、教育改革というテーマにさらに一歩踏み込む内容になっているかと思います。視聴者の皆さんに向けて見どころを教えてください。
「第2話で主要キャストが出そろいました。それによって第3話では新たな物語が展開していきます。御上と視聴者の皆さんが見ていた幻影の男が、御上とどういう関係があるのかも明らかに。放送終了後にはありがたいことに多くの反響をいただいているので、ネタバレ回避のためにもリアルタイムで見ていただけたらうれしいです」
物語の緊迫感が増す中で、キャスト陣の熱演もさらに輝きを増している「御上先生」。第3話では、ついに御上の過去が明かされる。そして、御上の前に度々現れる謎の青年の正体とは? 今後もどんな新たな展開が待ち受けているのか目が離せない。
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