「法廷のドラゴン」稲葉友や草川拓弥らが竜美(上白石萌音)が解決する事件の当事者役で出演2025/01/30
テレ東系で、上白石萌音が主演を務め、共演の高杉真宙がバディを演じるドラマ9「法廷のドラゴン」(金曜午後9:00)。明日、1月31日の第3話放送を前に、第4、5、6話のゲストキャストが発表された。
本作は、戸田山雅司氏による完全オリジナル脚本作品で、初のプロの女性棋士誕生を期待されながらも弁護士に転向した主人公・天童竜美(上白石)が、存続の危機に瀕する弁護士事務所の若き所長・歩田虎太郎(高杉)とともに奔走する姿を描く。事件を得意の将棋になぞらえて解決するという、これまでにはない斬新な発想が持ち味のリーガルドラマだ。
第4話の題材はアパート「矢倉荘」の更新拒絶を発端に起きた民事訴訟。矢倉荘の住人で、一方的な更新拒絶に遭う虎太郎の中学時代の同級生・郷田福雄に稲葉友。「矢倉荘」の大家兼管理人・海老原徹一にベンガル。「矢倉荘」の1号室に住むパート従業員・市川若菜に伊藤修子。2号室に住む単身赴任のサラリーマン・西岡継彦に浜田信也。3号室に住むひきこもりのデイトレーダー・光山悟史に森優作。4号室に住む美容師・横内紀恵に行平あい佳。7号室に住むパーソナルトレーナー・那須晴也を青木マッチョがそれぞれ演じる。
こわもてな人物と思いきや意外な一面を見せる郷田役の稲葉は、「将棋とリーガル? と最初は思いましたが、それぞれの奥深さから登場人物たちの人間味が引き出される楽しい作品だなと脚本を読んで思いました」と本作に持った印象を語る。虎太郎の旧友・郷田役として参加した第4話は「見た目や言動から粗暴な部分が目立ちますが、そんな男がどのように物語に関わってくるのか。ぜひともご注目ください」と見どころを挙げる。
第5話の問題は老舗和菓子店をめぐるライセンス訴訟。自身のネットの書き込みをきっかけに、ネット通販会社から契約違反して訴えられる、老舗和菓子店「雁湖庵」の店主で昔かたぎな和菓子職人・熊倉英和に角野卓造。英和の長男で、原告側のネット通販会社「クイーンマルシェ」の社員・熊倉和輝に草川拓弥(超特急)。英和の妻で、和輝らの母親・熊倉柚子にかとうかず子。英和の長女で、「雁湖庵」の和菓子職人・熊倉美鈴を大後寿々花が演じる。
昔かたぎの和菓子職人で、看板商品の一徹餅についてネットにある書き込みをしたことで、契約違反としてネット通販会社に訴えられてしまう熊倉英和役の角野は「これまでは多く語る役が多かったのですが、久しぶりに出たドラマが“寡黙な人”という役でとても新鮮でした」と意外性のある役での出演に目新しさを感じている。「スタッフの皆さんがとても温かく見守ってくださりありがたかったです。初めて共演する役者さんが多かったのですが、とても気持ちよく撮影に参加できました」と感謝を述べつつ、「将棋を知らない人にも興味を持っていただける作品になっていると思います」とアピールした。
過去のある出来事がきっかけで、実家である「雁湖庵」を離れた和輝を演じた草川は、「家族愛にフォーカスを当てている脚本で、それぞれの気持ちに寄り添いながらも、自分の曲げない気持ちみたいなものに共感しながら読むのがとても楽しかったです」と台本から感じた本作の印象を語る。「熊倉家はすごく不器用なところがありますが、そこがもどかしいし、いとおしい。そんなふうに届いてほしいなと思って演じました」と芝居を通して本作に込めた思いも明かした。
第6話は、詰め将棋の棋譜に隠された遺言をめぐる、巨額の遺産分割協議が描かれる。大手建材メーカー・宇津木建材の元会長、宇津木忠義の長女で今回の依頼人となる観光開発会社社長・宇津木桐枝に内山理名。忠義の長男で家具メーカーの社長を務める宇津木松彦に笠原秀幸。忠義のめいの娘でシングルマザーの牧野紫織に谷村美月。忠義の次女で環境保護NPO代表・宇津木椎子に佐々木史帆。忠義の次男でレストラン経営者・宇津木杉央に水間ロンが扮(ふん)し、宇津木家住み込みの執事・岡山里仁役で佐戸井けん太が出演する。
亡くなった父からの遺言が詰め将棋の棋譜に隠されており、さまざまな訴訟を将棋に関連づけて解決するとうわさの歩田法律事務所に遺産分割協議を依頼する桐枝役の内山は「まず企画書を拝見し、将棋について何も知識もなく大丈夫なのかと思いましたが、台本を読ませていただき、将棋を通してパズルのピースがはまっていくかのように謎が解けて登場人物の心も大きく動かされ、とても温かいストーリーでした」と本作を表する。さらに「謎が解けていく過程も、他にない将棋があってこその解かれ方、気持ちいいです!」と魅力を伝える。
演じる桐枝は「亡くなった父親に対してずっと誤解をしていました」という女性で、「いなくなってから気付かされることはとても良く分かります。家族思いの長女らしいしっかりとした人ですね」と内山。「4人きょうだいですが、皆さま個性豊かで自己主張がはっきりしており面白いですよ」と6話で描かれる家族の姿に言及し、「将棋を通して、人の心が動かされていく様子や、将棋盤が図面になり立体的になっていくところを私もドラマのOAで見るのがとても楽しみです。きっと、謎解きはすっきりと爽快に、気持ちは温かくなるストーリーだと思います」と自身も注目しているポイントを教えてくれた。
本日1月31日の第3話も含め、さまざまな事件を解決していくことで絆を深めていく竜美と虎太郎、弁護士バディの活躍の加速が楽しみだ。
第3話「第3局 殺人罪VS勝率99.9%のAI将棋」。依頼人は、無実を主張している殺人事件の被告・幹本(戸次重幸)。居酒屋でしつこく絡まれ、ケンカになりかけた動画配信者の栄田(福井俊太郎)が翌朝遺体で見つかり逮捕されたのだ。幹本は状況的にはかなり不利、しかも相手が“東京地検のAI”浅村検事(野間口徹)と知った虎太郎(高杉)らは頭を抱えるが、竜美(上白石)だけは「諦めたらそこで投了」だと意気盛ん。しかし、浅村は証拠映像まで用意していた。
第4話「第4局 アパート更新拒絶!VS角換わり腰掛け銀」。虎太郎の同級生で、金髪コワモテの郷田(稲葉)が依頼人。一方的なアパートの更新拒絶に遭ったので無効にしたいと訴える。郷田の素行の悪さが原因かと思った虎太郎が住人に聞き込みをすると、評判は悪くない。竜美は将棋の“角換わり腰掛銀”になぞらえて、住人の証言の順番が大切だと主張するが、大家の部屋から“あるモノ”を盗んだ真犯人が…!?
第5話「第5局 和菓子ライセンス訴訟VSまさかの角不成!?」。将棋界で人気の和菓子「一徹餅」をめぐる訴訟に竜美は興味津々。店主の熊倉(角野)は、「販売された商品はまがい物だ!」と怒り心頭でネットに書き込むが、逆に、契約違反で通販会社に訴えられてしまう。鍵を握るのは、原告側の通販会社に勤める熊倉の息子の和輝(草川)。息子を“成り金”だとののしる父親、父親をある理由から毛嫌いする息子。竜美が“成金”を試す驚きの法廷戦略に出る。
第6話「第6局 巨額の遺産分割VS詰め将棋の遺言」。旧家の遺産分割協議に立ち会った竜美と虎太郎が開封した遺言書には詰め将棋の問題が記されていた。長女・桐枝(内山)をはじめとする子どもたちも紛糾し、骨肉のきょうだいゲンカに発展!? どうやら一族は将棋嫌いで、それには理由があるらしい。前代未聞の遺言書のメッセージを将棋で読み解くことになる。さらに、竜美と虎太郎は近くの旅館で宿泊するが、心配した竜美の父・辰夫(田辺誠一)と母・香澄(和久井映見)も駆け付けて予想外の展開に発展する。
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