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「相続探偵」赤楚衛二“猫背”に苦労も夢の中まで探偵化!? 桜田ひより、矢本悠馬と会見に出席!2025/01/18 05:00

「相続探偵」赤楚衛二“猫背”に苦労も夢の中まで探偵化!? 桜田ひより、矢本悠馬と会見に出席!

 日本テレビ系で1月25日スタートの連続ドラマ「相続探偵」(土曜午後9:00)の制作発表記者会見が行われ、主演を務める赤楚衛二と共演・桜田ひより矢本悠馬が出席した。

 「相続探偵」は、「イブニング」(講談社)で2021年から連載されている同名漫画のドラマ版。元弁護士の主人公・灰江七生(赤楚)が個性的な仲間たちと共に難解な相続問題を解決していく斬新なヒューマンミステリーだ。漫画の原作は「SPEC」シリーズ(TBS系)で知られる脚本家・西荻弓絵氏が担当。幾田羊氏が作画を手がけている。ドラマ化にあたり、西荻自らが脚本を執筆し、漫画では気になる形で終わっていた主人公たちの物語がドラマオリジナルで展開される。

 主人公の灰江七生(赤楚)は、遺産相続専門の探偵で元エリート弁護士。コーヒーオタクで、考え事をするときにはコーヒー豆を直接食べるという変わり者だ。桜田演じるヒロインの三富令子は、京都の医学部に在籍していた経歴を持つアシスタント。事務所の経理を担当しながら、バイク乗りとしての優れた身体能力を生かして潜入捜査も行う。そして、矢本演じる朝永秀樹は、元警視庁科捜研のエース研究員という異色の経歴の持ち主で、なぜか探偵事務所に入り浸る声の小さな男だ。

「相続探偵」赤楚衛二“猫背”に苦労も夢の中まで探偵化!? 桜田ひより、矢本悠馬と会見に出席!

 赤楚は「今回は原作の西荻先生脚本も携わってくださっていて、何よりキャストの皆さんも本当に面白いお芝居をされる方ばかり。スタッフの方々もみんなすてきな人たちなので、自分たちなりのチームで全力で頑張っていきたい」と意気込みを語る。役作りについては「つかみどころのないキャラクターを演じるのに苦労しました。今まで割と真っすぐな役が多かったので引き出しがなく、灰江をどう完成させようかと本当に悩みました。いろんな先輩方のお芝居を見たり、アニメや漫画からヒントを得たりして、少しずつ引き出しを作っていきました」と思い返す。

 さらに、「夢の中でも探偵をやっていました」と明かし、「友達が夢に出てきて、腕時計を右にしてて『あなたは左利きですね』って言ったところだけ出てきたんです。全然簡単な推理すぎて探偵っぽくないんですけど」と照れ笑い。加えて、「日常生活では、キャラクターが猫背なので、今みたいにビシッとするのがしんどくなりましたね。探偵が猫背なんですよ。今こうやってビシッとしてるのは、もうちょっときつくなってきたな、筋肉の衰えを感じます」と打ち明けた。

 その様子を見ていた桜田は「本番前とかに改めて猫背にしている姿を見ているんですけど、最初の方はすごくつらいって言ってたのに、いつの間にかそんな言葉も聞かなくなって、すごくナチュラルになじんでいるんじゃないかな」と語り、矢本も「本読み段階では、灰江というキャラクターを演じることは大変だろうなと思っていましたが、いざ現場に行ってみたら本番までにすごいいろんな壁を突破して、本当に面白く魅力的な演技をされていて。朝永を演じる僕としてはすごいプレッシャーをいただきました」と赤楚の役作りを評価した。

 桜田は「玲子ちゃんはインナーカラーで髪の毛を内側だけ金髪にしているんですが、実はパチンってつけるタイプのエクステなんです。今はこれがないとそわそわしてしまうくらい、すっかりなじんでいます」と笑顔。そして、「玲子ちゃんにはアクションシーンがあるんですが、初めての挑戦なので最初は難しかったです」と告白し、これまで守られる役や逃げるシーンが多かったため、「自分が敵と戦うなんて初めての経験でした」と振り返る。アクション練習を重ね、ジムに通い筋肉や体幹を鍛えるなど準備を重ねた結果、「カメラマンさんのおかげで本当にかっこいいカットになっています」と満足げな様子を見せた。

 赤楚も「現場でも筋肉の話をすることが多くて、スクワットの話題なんかも出ますよね」と現場の様子を明かし、「僕もそのアクションシーンを見ましたが、本当にかっこよかったです」と絶賛。さらに矢本も、「めちゃくちゃ器用な方だなと思います。一緒に撮影していても、玲子ちゃんの見どころがたくさんあるんです。短いシーンでもこれだけの表情を見せられるのかと感心します」とその演技を称賛した。

 矢本は、朝永の小さな声と早口という特徴的な話し方について、「声が小さいと感情のニュアンスが消えがちなので、本番前に大きな声で発声練習をしてから、小さい声を操るようにしています。台本も僕のセリフだけ括弧(かっこ)が付いていて、言うのか言わないのか。括弧が付いている時は聞こえなくていいくらいの感じかなと思ってやっています」と解説。この発声練習について赤楚は「その現場めちゃくちゃ面白いんですよ。ずっと『よしやるぞ』みたいな感じで叫んでから、ブツブツみたいになるんです。さっきの発声練習どこ行ったの? みたいな」と笑いを誘った。

 さらに矢本は役作りに関しても触れ、「黒柳徹子さんの聞き取りやすくて耳心地がいいテンポを参考にしています。それに、演出助手の方の知的な声と何事にも動じないキャラクターにもヒントをもらって。朝永は黒柳徹子さんとスタッフさんと僕の3人から生まれたという感じです」と明かした。

「相続探偵」赤楚衛二“猫背”に苦労も夢の中まで探偵化!? 桜田ひより、矢本悠馬と会見に出席!

 また、現場でのエピソードとして、矢本が「赤楚くんの足首がすごく硬くて、しゃがめないんです。すごい誠実で本当にいい男なんですけど足首が…(笑)」と話し出すと、この暴露に赤楚は「和式トイレが使えないというリスクがあって、幼稚園の時からなんです。かかとが浮いちゃうんですよ」と困り顔で応じる。ところどころしゃがむシーンがある中、「そこは見どころじゃないので、ぜひ注目しないでいただきたい」と照れながら、「逆に足先に筋肉が付いてきて、そこで支えるようにしています」と対策法も説明していた。

 続けて矢本は「それに探偵の解決シーンはセリフがすごく多いんです。他の地方のキャラクターで方言があるゲストが来た時に、疲れすぎて赤楚くんがその方言になっちゃっていました」と続けて暴露。赤楚も「昨日、一昨日もありました。めちゃくちゃ恥ずかしいんですけど、周りの方言の方々の影響で勝手になまっちゃうんです」と赤面しながら、「でも皆さんそれぞれ医療だったり科捜研だったり、エキスパートとしての大変なセリフが多いので、そういうセリフが来るとお互い頑張れと思いながらやっています」とニヤリと笑った。

 ドラマのタイトルにちなみ、「子孫に相続させたい財産や伝えていきたいもの」を尋ねられ、赤楚は「赤楚という名前をやっぱり残していきたいな」と切り出す。「おばあちゃんによく『赤楚という名前を大事にしてくれ』と言われるんです。ご縁ではありますが。本当にTHEなおばあちゃんなので」とコメント。ここで、司会の辻岡義堂アナウンサーから「赤楚という名前は珍しいですが、同じ苗字の方に会ったことは?」と聞かれると、「親戚なら」と返答し、辻岡アナから「でしょうね!」と即座にツッコまれる一幕も。

 すると矢本も「僕も矢本という苗字かな。意外と珍しい名字なんですよ。初めてのバイト先の店長は同じ名前でしたが(笑)」と苗字の話で対抗(!?)し、桜田も「私も桜田という名前を残していきたい。すごく奇麗な、自分自身もとても気に入っている名前で、春になったら私の番だぞというのを世にお見せできるので」とそれに続く。

「相続探偵」赤楚衛二“猫背”に苦労も夢の中まで探偵化!? 桜田ひより、矢本悠馬と会見に出席!

 さらに、話題は家伝のレシピへ。桜田は「私はナスの揚げ浸しをうまく作れるんです。そこはもう絶対残したいですし、母から教わったナスの揚げ浸しは、ナス嫌いの方でも絶対食べられると思います」と自信を見せる。すかさず赤楚が「僕、ナス苦手なんです…」とコメントすると、桜田は「でも変えられる自信あります!」と力強く応じた。

 すると、「食べ物で言うなら…」と赤楚も「おばあちゃんの梅干しがすごく塩辛くて、その作り方を教えてもらって、ゆくゆくは子孫に残していきたいですね」と続き、矢本も「母親から年末のみそ鍋のレシピを伝授されているんです。秘密のみそと秘密のみそを掛け合わせて、いろいろスパイスを入れて作る。これは後世に残したい」とそれぞれの家族の味を語った。

 最後に3人は、それぞれの視点から作品の魅力をアピール。「相続と聞くとリアリティーがなかったり、難しく感じる方もいらっしゃるかもしれません」と切り出した矢本は、「でも灰江事務所の3人が個性的で、ユニークにユーモアを交えながら物語が進んでいきます。亡くなられた方が最後に残した遺言書という手紙をもとに解決していくんですが、相続の知識も自然と身に付きますし、最後はホロッと心が温かくなるような展開になっています」と熱く語った。

 桜田は「私自身、台本を読んで初めて知ることばかりでした」と率直に明かし、「20代の私も含め、若い世代にはまだピンとこない話題かもしれません。でも、この作品には人間の複雑な感情や、それを救える可能性、そして人の心に触れる瞬間が詰まっています。同世代の方にも、豆知識から人生の機微まで、いろんなものを感じ取っていただけたら」と、等身大の視点で作品の深みを表現した。

 赤楚は、「相続は、いつか誰もが向き合う人生の一場面です」と語りはじめ、「だからこそ、10代も20代も、老若男女問わず、ちゃんと理解してほしい。でも本作は、難しい話を難しいままにはしていません。ミステリーとしての謎解きの面白さがあり、3人の掛け合いはコミカルで、見ていて気持ちがいい。それぞれのキャラクターが持つ個性とチームワークで問題を解決していく。そんな新しい形の相続物語として、楽しんでいただけたら」と、作品への深い愛着と期待を込めて締めくくった。

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