本島純政&上村謙信が「未成年」名シーン振り返る! クライマックスの見どころも…2024/12/25
本島純政と上村謙信(ONE N’ ONLY)がダブル主演を務めるドラマ「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」(読売テレビ)。高校生の2人が“恋”という初めての感情に戸惑い、不器用ながらも互いに関わりを深めていき、人間として成長していく様子を丁寧に描く純愛ラブストーリーだ。
世界的配信サービス「GagaOOLala」の3部門で第2位を獲得するなど、世界各国で反響を呼んでいる本作もついにクライマックス。本島さんと上村さんに、これまで印象に残っている話や撮影裏話、互いの魅力や今後の見どころなどを聞いた。
――先月クランクアップし、物語も残りわずかとなりました。クランクイン直後には「命を懸けて頑張ろう。このスケジュールを乗り越えよう」とお話されていましたが、今の心境はいかがですか?
本島 「もう僕ら2人とも『未成年』ロスがすごいですね(笑)。またすぐにみんなで撮影したいなと思うくらい、すごく濃厚な毎日だったので…。確かにスケジュールはハードでしたが、それ以上に楽しかったねと謙信とも話しています」
上村 「そうですね。撮影期間としては1カ月ちょっとだったのですが、本当に毎日が刺激的で、たくさんのことを勉強させていただきました。柴田(啓佑)監督をはじめ、皆さんと作品を作っていくことがこんなにも楽しいのかと思いました。新しい自分も発見できて、いろいろあったことも含めて全部がいい思い出ですね。純政と一緒に頑張ったこの日々は、僕にとって宝物になりました」
――前回取材時(10月)、本島さんが上村さんに対してくん付け、敬語だったのも記憶に新しいのですが、今や兄弟のように仲良しなその関係性も話題になっています。
本島 「今の関係になれたのは謙信のおかげです。撮影の時も、こういう取材の時も、いつも謙信が『気を使わなくていいよ』という空気感で接してくれて。おかげで役としてもきちんと向き合うことができました」
上村 「僕としては、日々撮影していく中で自然と仲良くなれたのもあるかなと。純政とは5歳差と少し離れてはいるのですが、考えていることは一緒で、同じ方向を向いて作品を作っていくことができたので。あと、現場では純政が最年少だったのですが、いつもハキハキあいさつしていたり、純政の元気さで雰囲気が明るくなっていたと思うんです。そういう部分では、僕の方が引っ張ってもらっていました」
――昨今、数多くのBLドラマがブームを巻き起こしていますが、「未成年」ならではの魅力をどのような部分に感じていますか?
本島 「まず、この作品を水無瀬の日記という視点からも見ていただくことで、何度見返しても楽しめるところだと思います。そして、割と早い段階から2人の距離が近づいて、2話で最初のキスシーンがありましたが、そこからの関係性の変化も。8話で2人が離れ離れになり…(今後の内容を語る本島さん)」
上村 「おっ、だいぶ踏み込んだね。それはネタバレだ(笑)」
本島 「えっ!? 一回謙信にパスしていいですか? ごめんなさい!」
上村 「(笑)。 この作品は本当に繊細で、水無瀬と蛭川の感情の動きやセリフ一つ一つが丁寧に描かれています。それはそれぞれが抱えているものや置かれている立場、場所もそうです。同時に、2人はいま何を思っているのだろう、どこに向かうのだろうと次の展開を考察したくなるようなところが魅力だなと思います」
――確かに。日本国内のみならず、世界各国から感想が寄せられているのが、その証拠だと思います。
上村 「あとはやっぱり映像の質感ですよね。時間軸が2018~19年と少し前の時代を描いているのもあり、ノスタルジックでまるでフィルム映画を見ているような感覚になりました。映画が好きな方もひかれる部分があるんじゃないかな。BLドラマをたくさん見ている方も、あまり見たことがない方でも、純愛なラブストーリーとして楽しめる、すごくすてきな作品だと思います。…こんな感じかな?(笑)」
本島 「も~、全部言われた!」
上村 「(笑)。 頑張れ!」
――それでは、本島さん続きをお願いいたします(笑)。
本島 「はい!(笑) 水無瀬は過去と現在を生きているようで…モノローグも今後が気になるセリフが多く、全話を見終わった後にもう一度最初から見ていただくと、また違った楽しみ方ができると思います」
――これまで放送された1~8話で印象に残っている話を挙げていただくと?
本島 「僕は6話です。2人の距離感が一気に縮まったというのと、謙信の撮影裏話があって(笑)。蛭川のお母さん(西原亜希)たちと海辺でご飯を食べているシーンで、スタッフさんから『次のシーンとのつながりがあるからサンドイッチは食べないでね』と言われていたのに、ふと謙信を見たら普通にサンドイッチをバクバク食べていたんですよ! 僕は内心『えっ!?』と思いながらお芝居していたのですが…(笑)。その後、サンドイッチがもう1個すぐ出てきたので、スタッフさんはすごいなと思いました。それが今でも面白くて(笑)」
上村 「あの時は申し訳ございませんでした(笑)」
――6話は蛭川が水無瀬と共にお母さんの家を訪れ、初めての一夜を過ごす…2人にとって大きな1話になりました。
本島 「水無瀬はきっと、ここまで人と深くかかわったことがなかったんじゃないかなと思います。そして、蛭川としても水無瀬をお母さんに会わせるっていう、きっとそれぞれに違うドキドキがあって。2つの視点から物語を楽しめるのも面白いところかなと思います。あと、やはり水無瀬から蛭川にキスをするシーンですよね。撮影時ももちろん緊張しましたが、実際に完成したものを見た時は視聴者さんと同じようにドキドキしました」
――目覚めのシーンまで含め、美しく色気あふれる流れでした。
本島 「このシーンは特に、柴田監督をはじめチームみんなでいろいろアイデアを出し合いながら、まさにチーム一丸となって創り上げていきました。初めてのことだからこそのリアルなリアクションにこだわって、水無瀬と蛭川としてのドキドキはもちろん、僕ら自身のドキドキもお芝居に溶け込んでいるようなシーンになっていると思います」
上村 「そうだね。あと、裏話で言うと3話のキスシーンも。蛭川から唐突にキスしているので、水無瀬としては『えっ!?』と驚き戸惑うのですが、実は受け入れ態勢という(笑)。撮影中、そういう純政のかわいらしいところもたくさん見られました」
本島 「いや~、それはもう!(照)」
――上村さんとしては、何話が特に印象に残っていますか?
上村 「たくさんあるのですが、7話でお父さん(オクイシュージ)が亡くなった後のシーンは印象に残っています。あそこで、蛭川としては“やっぱり自分は水無瀬と一緒にいたら駄目な人間なんだ”と突きつけられるんですよね。住む世界が違う人だと思っていたところから、やっと一緒に歩きだしたのに、そこに戻ってしまうのがすごく切なくて…。僕自身、あのシーンはなかなか感情の整理がつかなくて現場でご迷惑をかけてしまったのですが、皆さん支えてくださって、純政もすごく励ましてくれて…。監督ともたくさん話し合わせていただいて、あらためてこのチームで良かったなと思いました」
――続けて、これまでで一番“キュン”としたシーンを挙げていただくと?
本島 「一番って言われると難しいね」
上村 「いや、僕は4話のアイスキスで(笑)。好きな人が風邪をひいて看病するっていう時点でもう王道の胸キュンシチュエーションですし、『もっとちゃんとうつす?』ってヤバくないですか…?(真顔) 本当に好き同士だからこそできることだと思いますし、宿泊学習中に2人きりっていうのもキュンとしますよね」
本島 「確かに! 僕も4話かな。ラストで水無瀬が『俺、留学なんて行きたくないよ』と蛭川に打ち明けるシーンがあるのですが、その後の蛭川の『行かないで』の言い方がもう!(笑) お互いにこらえきれない気持ちがあふれた、はかないシーンで、すごくキュンとしました」
上村 「うんうん。つまり4話はヤバいってことだね(笑)」
――撮影を経てあらためて感じる、お互いの魅力はどんな部分ですか?
本島 「まず単純に謙信はカッコいいですよね。男としても、先輩としても、彼の優しさや思いやりが…」
上村 「彼!?(笑)」
本島 「謙信は!(笑) 僕が変なことを言っても『うん、そうだよな』という感じで聞いてくれるし、背中をポンポンとたたいてくれる、その安心感が半端ないんです。大人のカッコ良さ、余裕を感じるところに憧れます」
上村 「純政はリアクションが1個1個大きくて、びっくり箱みたいなんです(笑)。それにいつも明るいし、一緒にいると絶対に楽しいので。そういうところが純政の魅力だなと思います」
――9話以降、来たるクライマックスの見どころは?
上村 「大学編として、2人が再会するところから始まりますが、高校生の頃の2人とはまた違った一面を見られると思いますし、まさに“不器用に進行”してきた2人の行方が描かれるのが見どころかなと。1話から8話まで見てくださった皆さんには、きっと感動していただけるんじゃないかなと思います」
本島 「確かに。2人とも未成年だから“これができない、あれができない”という縛りがあり、離れ離れになってしまいましたが、成人して自由を手に入れた2人が再会し、どう物語が動いていくのかに注目していただきたいです。今後の2人を連想させるようなシーンも出てくるので、そこは皆さんに想像して楽しんでいただけるんじゃないかなと。ぜひ最後まで見守っていただけたらうれしいです」
――最後に、2025年の個人としての目標も教えてください。
本島 「僕は芸能活動を始めたのが約1年半前なのですが、『仮面ライダーガッチャード』(テレビ朝日系)をはじめ、この『未成年』でも今までの自分では考えられないような経験をたくさんさせていただいて…。これからもそれらを忘れることなく、培ったことを生かして、たくさんの方に感動を届けられるような俳優になりたいです」
上村 「僕は『未成年』をきっかけにお芝居への向き合い方が変わり、あらためて俳優としても頑張っていこうと思えたので、この作品で学んだことを他の作品でも発揮するべく、必要としていただけるように頑張りたいです。視聴者の方に何か伝えられるような、魅力的な表現者になれたらいいなと思います。あと、純政が先日ファースト写真集を出していたのですが…僕もいつか出してみたいです! かなった時には、純政にぜひリアクション動画をお願いしたいですね(笑)」
【プロフィール】
本島純政(もとじま じゅんせい)
2005年1月5日生まれ。東京都出身。A型。23年3月よりアミューズに所属。「仮面ライダーガッチャード」(テレビ朝日系/24年)で主演を務める。主演を務めたVシネクスト「仮面ライダーガッチャード GRADUATIONS」が、25年2月21日より期間限定上映。12月28日に開催される「Amuse Presents『最初で最後?!TEAM HANDSOME!冬の大運動会』」への出演が控えている。
上村謙信(かみむら けんしん)
1999年7月8日生まれ。愛知県出身。B型。ONE N’ ONLYのメンバーとしても活躍。近作は映画「バトルキング!! -We’ll rise again-」(23年)など。25年1月9日スタートのドラマ「私の知らない私」(日本テレビ系=読売テレビ制作)の出演を控える。主演映画「BATTLE KING!! Map of The Mind -序奏・終奏-」が、2月14日(序奏)・3月14日(終奏)に公開。
【番組情報】
「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」
読売テレビ
月曜 深夜1:35~2:05
※放送後にTVerで1週間見逃し配信あり
※FODで全話見放題独占配信。毎週月曜深夜2:30~最新話配信
取材・文/片岡聡恵
【プレゼント】
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【締切】2025年1月22日(水)正午
【注意事項】
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※当選で獲得された権利・賞品を第三者へ譲渡、または換金することはできません。
※賞品をオークションに出品する等の転売行為は禁止致します。また転売を目的としたご応募もご遠慮ください。これらの行為(転売を試みる行為を含みます)が発覚した場合、当選を取り消させていただくことがございます。賞品の転売により何らかのトラブルが発生した場合、当社は一切その責任を負いませんので、予めご了承ください。
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