堂本光一、井上芳雄らが集結! 「MUSIC FAIR」2週連続で「さよなら帝劇特集」を放送2024/12/25
フジテレビ系では、2025年1月11日と18日の「SHIONOGI MUSIC FAIR」(土曜午後6:00)にて、2月に休館を迎える東京・帝国劇場の思い出がよみがえる「さよなら帝劇特集」を放送する。
1966年に開場した現・帝国劇場は、人々の記憶に鮮烈に刻まれる350を超える演目の舞台を届けてきた。そんな帝劇が、2月公演のコンサート「THE BEST New HISTORY COMING」をもって、再開発のため休館を迎えることとなった。番組では、帝劇で上演された数々の魅力的なミュージカルの印象的な楽曲を、帝劇の名舞台で演じたスター俳優による夢のコラボレーションで2週にわたり届ける。
11日の放送では、堂本光一と井上芳雄が、熱い友情で絆を誓い合った2人の騎士を演「ナイツ・テイル~騎士物語~」から「騎士物語」を皮切りに、通算上演回数1569回を重ねる大ヒット作「ミス・サイゴン」で、ベトナム人少女・キムを演じた高畑充希が、幼い一人息子を命がけで守っていこうと決意する楽曲「命をあげよう」を熱唱。
さらに、市村正親が、自身の代表作である「ラ・カージュ・オ・フォール」から、「ありのままの私」を、また、堂本と中村麗乃が、国内演劇における単独主演の最多上演記録を持つ「Endless SHOCK」から、エンターテインメントを志すコウイチとリカが夢を語り合う曲「ONE DAY」を披露する。ラストは、堂本をリスペクトする豪華ミュージカル俳優たちや、「SHOCK」に長らく出演する前田美波里らが勢ぞろいし、フィナーレ曲「CONTINUE」を歌い上げる。
続く18日は、天才作曲家・モーツァルトの波乱に満ちた生涯を描いた「モーツァルト!」より、「僕こそミュージック」「影を逃れて」の2曲を、井上、中川晃教、山崎育三郎、京本大我(SixTONES)ら歴代のヴォルフガング役のメンバーが披露するほか、世界中で愛される不朽の名作「サウンド・オブ・ミュージック」からは、名曲「私の好きなもの」を花總まりと上白石萌音が披露。そして、鳳蘭、海宝直人、甲斐翔真による「ラ・マンチャの男」の「見果てぬ夢」も必見だ。
2週に渡る特集のフィナーレを飾るのは、これまで3459回の公演を行ってきたミュージカル界に燦然(さんぜん)と輝く名作「レ・ミゼラブル」から、「レ・ミゼラブル」日本初演キャストの島田歌穂が、「オン・マイ・オウン」を歌い、「ワン・デイ・モア」を劇場でも見ることのできなかったスペシャルキャストによる一夜限りのステージ。
今回、番組に初登場した市村は、「僕が最年長として若い人たちと出演できて、俳優生活50年続けてこられてよかったなと思いました」と喜びながらも、「現・帝劇がなくなってしまうことは残念ですが、こういう機会をいただけたことは良い思い出になりましたし、お客さまにとっても、普段一緒に見ることができないメンバーの共演を見られるのは良いですよね。『屋根の上のヴァイオリン弾き』も来年公演の旅に出ます。西やん(西田敏行)が亡くなり、彼の分まで生き切らなければいけなくなりました。森繁(久彌)のおやじも天国で“いっちゃんがまだやっているよ!”と見守ってくれていると思います」と、帝劇への思いを語った。
井上は、帝劇がなくなることを悲しみつつ、「僕たちはミュージカルをやり続けますが、今まで帝劇で上演されてきた、ミュージカルの代表ナンバーを素晴らしい仲間たちと一緒に歌えるというのは新しい喜びだと思います。初舞台の『エリザベート』『モーツァルト!』『ナイツ・テイル -騎士物語-』…。そして、出ることのかなわなかった『SHOCK』。僕自身にとって夢がかなったり、懐かしかったり、気持ちもせわしい収録の時間ではありましたが、見てくださるお客さまにとっても、いろいろと思い出したり、新しい発見のあるすてきな時間になりますように!」とメッセージを寄せている。
そして、鳳蘭は、「『ラ・マンチャの男』、『屋根の上のヴァイオリン弾き』は世界屈指の作品。人の在り方が描かれ、歌詞も曲も心に沁(し)みて最高です」と笑顔で話し、音月桂は、「偉大な先輩方が魂を燃やし続けた舞台。お客さまの拍手の雨が降り注ぐ客席。歴史ある劇場に携わらせていただけたことは、生涯の宝物です。多くの方に愛される帝国劇場のこれまでと、これからに思いを込めて精いっぱい歌わせていただきます」と力を込めた。
また、甲斐は「そうそうたる皆さまとの共演、大変光栄です。現帝国劇場の締めくくり、そして新たな時代を作る一員として心を込めて歌わせていただきます」と感謝し、海宝も「今回、長く愛され続けている名作からの2曲に、素晴らしい皆さまと共に参加させていただきます。大切に、思いを込めて歌います」と意欲を見せた。
さらに、上白石が「憧れの先輩方とご一緒できる夢のような機会です。帝劇の歩みに思いをはせながら大切に歌わせていただきます!」と話すと、京本は「この度、帝国劇場への思いがたくさん詰まった企画に参加できること、うれしく思います。感謝を込めて歌わせていただきます」と真摯(しんし)にコメント。
続けて、島田は「人生を大きく開いてくれた曲『オン・マイ・オウン』。心からの感謝の思いをこめて、精いっぱい、歌わせていただきます」と言うと、高畑が「キムを演じたあの夏はきっとこれからも一生忘れないと思います。こんなすてきな企画で、またあの夏を体験させてもらえること、とってもうれしいです!」と明かした。
「MUSIC FAIR」のスタッフに感謝を伝える堂本は、「帝劇の特集で、たくさんの名曲がそろうなか、『SHOCK』の『CONTINUE』という曲を選んでもらえただけでもありがたいことなのに、さらにたくさんの方が参加して歌ってくれて、非常に光栄です。本来、自分が『ここにいたらあかんやろ(笑)』と思う、『レ・ミゼラブル』の『ワン・デイ・モア』。まさか美波里さんとテナルディエを歌うと思っていなかったです。帝劇を彩ったメンバーたちが、お祭りのような感じで歌いました。共演したことのない方ともご一緒しましたが、なにか不思議なつながりをみんなで感じられ、これは帝劇がつなげてくれたんだなと思いました」と振り返った。
次に、中川が「19歳の僕は、『僕こそ音楽!』の歌を魂の叫びのようだと思い、役として歌う喜びを知ったのがこの帝国劇場の舞台でした。精いっぱい歌わせていただきます」と回顧し、中村は「帝国劇場で歌わせていただいた大好きな楽曲を、このすてきな企画で、また歌わせていただけて大変うれしく思っております。ぜひご覧いただけたらうれしいです!」と喜んだ。
また、花總は歌唱する「秘めた想い」について、「帝劇での世界初演ミュージカル、私の帝劇初主演という思い出深い曲です。心を込めて歌います。そしてすてきな方々とご一緒できる素晴らしい企画に参加できるのも帝国劇場が結んでくれたご縁です。全ての曲を感謝の気持ちを込めて精いっぱい歌います」と意気込み、26年振りに「ワン・デイ・モア」を歌う前田は、「緊張しますが、皆さんとご一緒の時間を楽しみたいと思います」と余裕を見せる。
収録を終えた山崎は「『さよなら帝劇』特集を『MUSIC FAIR』という歴史ある音楽番組で組んでいただけたことに感動しています。ミュージカル界でたたかってきた仲間たち、音楽チームと、帝国劇場がクローズする節目の年に、こうして大々的に楽曲を届けられることに感謝しながら歌いました」と心境を語り、「今回は、自分が子どもの頃からずっと観て、聴いてきたエポニーヌ役の島田歌穂さんとご一緒できたことがうれしいですし、ぐっときました。自分が関わってきた『レ・ミゼラブル』『モーツァルト!』『エリザベート』を歌う時は、帝劇のステージでの光景が目に浮かび、いろいろな思いがこみあげました。これだけの素晴らしい作品が生まれたということを全国にお届けできることが幸せです」とあいさつした。
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