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スーパー戦隊シリーズ50年目の最新作は「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」2024/12/25

スーパー戦隊シリーズ50年目の最新作は「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」

 テレビ朝日系では、スーパー戦隊シリーズが50周年を迎える2025年に「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」(日曜午前9:30)の放送を発表。2月16日にスタートする。

 スーパー戦隊シリーズは、1975年に放送した「秘密戦隊ゴレンジャー」が始まり。あれから半世紀を迎える記念すべき年に誕生する新たなスーパー戦隊「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」は、その名の通り、これまでのスーパー戦隊の中でも最高最強の《ナンバーワン》を目指して始動。子どもたちに圧倒的な人気を誇る動物や恐竜=《獣(けもの・ジュウ)》をモチーフにしたヒーローが活躍する物語として描かれる。

 本作で活躍するのは、愛想がなく口も悪いが腕っぷしが強くてやや乱暴者のゴジュウウルフ(レッド)。オオカミがモチーフで、近寄りがたい反面、根はいいヤツだ。そんなウルフと対照的なゴジュウレオン(ブルー)はライオンがモチーフ。男女問わず誰にでも優しい人たらしで、カリスマ性あふれる戦士である。世間知らずで何かとピンチに陥りがちなのは、ティラノサウルスがモチーフのゴジュウティラノ(イエロー)。とてもつもない怪力の持ち主でもある。イーグルがモチーフのゴジュウイーグル(グリーン)は、楽しいことが大好きな遊び人で、フットワークの軽さが自慢。そして、スーパー戦隊のレギュラー戦士では史上初の“女性ブラック”となるゴジュウユニコーン(ブラック)はユニコーンがモチーフ。クールながらとても家族思いな性格の持ち主だ。

 そんな5人によるゴジュウジャーたちが戦うのは、悪の軍団から派遣されてくる、あらゆる分野でトップを極めた「ナンバーワン怪人」たち。ゴジュウジャーは、ナンバーワン怪人たちとさまざまなナンバーワン対決を繰り広げ、無情にも争いに巻き込まれてしまった人々を救い出すことがミッション。それと並行して、今回公開されたポスタービジュアルに散りばめられている《指輪》=《センタイリング》を巡る戦いも勃発する。“指輪を全て集める”戦いに駆り立てられるゴジュウジャーの5人は、指輪を求め競い合うライバル同士でもあるという。

 そして、この5人以外にも、歴代レッドの力を持つライバルたちが続々登場、歴代レッドとゴジュウジャー同士が敵になるという展開は、これまでの戦隊作品と決定的に違う特色。「仲間であり、ライバルでもある」という関係のなか、毎週巻き起こるさまざまな戦いから目が離せなくなること必至だ。

 脚本を担当するのは、「仮面ライダーガッチャード」(2024年)の脚本に参加し、祖父・井上勝氏、父・井上敏樹氏に次いで一家三代で「仮面ライダーシリーズ」を手がけた井上亜樹子氏。演出を担当するのは「仮面ライダー」シリーズや「魔進戦隊キラメイジャー」(20年)、「機界戦隊ゼンカイジャー」(21年)、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」(22年)など、数々の特撮作品に名を連ねてきた田﨑竜太氏。さらに、音楽を「ドクターX~外科医・大門未知子~」などを手がける沢田完氏が担当する。また、アクション監督は自身もスーツアクターとして活躍してきた福沢博文氏、特撮監督は佛田洋氏が務め、これまで多くの特撮作品のプロデューサー補として活躍してきた東映・松浦大悟氏の記念すべき初プロデュース作品としても話題を呼びそうだ。

 同じくプロデュースを担当するテレビ朝日・芝高啓介プロデューサーは、「秘密戦隊ゴレンジャーが『ゴー!』の掛け声で変身してから間もなく50年。いよいよスーパー戦隊シリーズは半世紀を迎えます。さまざまな戦隊が駆け抜けていく中、たった2人がカレー好きだったのに“イエローはカレー好き”になったり、1体の鮭怪人がきっかけでクリスマスに鮭を食べることが話題になったりと、スーパー戦隊シリーズの文化は日本に深く息づいています」と50年の歴史を振り返る。そんな50年に敬意を評しつつと前置きをした上で「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーは、数々の伝説(レジェンド)や先輩達(センパイジャー)を超え、新たな世界(ユニバース)にこぎ出します!」と自信たっぷりに力を込める。

 松浦プロデューサーは「ナンバーワン戦隊とは何なのか?」と自身に問いかけながら、「50年という歴史は恐ろしいものです。とてつもなく膨大で、重厚で、奈落のようで。想像すると足がすくみ、手が震えます。だけどそれでも、ヒーローたちなら上を向くはず。ふさわしくないと、できるわけないと笑われるでしょう。 でもそれでいいと思います。ふさわしくなくても、上を向くことぐらいならできるはず。夢を見ることぐらいならできるはず」と思いを巡らす。

 そして、「主人公は狼のヒーローです。孤独なはぐれ狼は、新天地を求め群れから離れ旅に出ます。覚悟なんてありません。保障も確証もあるわけない。でも旅に出ようとする勇気なら、どうやら少しはあるようです。だから、ナンバーワンを目指してみます」という答えにたどり着く。さらに、「50年を蹴飛ばせるくらいのナンバーワン! 50番目ではなく、ここから始まる新時代の第一号(ナンバーワン)!――決して、狼だからナンバー“ワン”なんじゃありませんよ、決して! それでは皆さま! 『50周年』という最大のお祭りに、最高の応援を何卒よろしくお願いします! だワン!!!」とユーモアあふれるコメントで自身を奮い立たせた。

スーパー戦隊シリーズ50年目の最新作は「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」

 さらに今回、戦隊シリーズ最新作の発表に合わせ、ポスタービジュアルも解禁された。このビジュアルには、大きく手を掲げたレッドをはじめ、跳躍するブルー、イエロー、グリーン、ブラックら5人のヒーローと、圧倒的な存在感を放つ巨大ロボの姿が収められている。さらに、じっくり見てみると、あちこちに散りばめられた今作のキーアイテムである指輪《センタイリング》が。そこに描かれた、ティラノレンジャーと守護獣ティラノザウルス、ガオレッドとガオライオン、クワガタオージャーとゴッドクワガタ、そしてブンレッドとブンブントレーラー。これらはいったい何を意味するのか…。

 また、ポスタービジュアルでヒーローたちが右手に装着している「テガソード」は、物語にとっても非常に重要なキャラクター。今回は巨大ロボ状態のテガソードのビジュアルが特別解禁されている。1体のロボが五つの姿に変化し、変幻自在のテガソードが敵とド迫力のバトルを繰り広げる。


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