陳内将が地元・天草でオールロケの写真集を発売！ 「言い続けていれば夢はかなう」2024/12/23
陳内将が、地元である熊本県・天草で撮影した、自身2冊目の写真集「KOKYO」を発売。12月21日に開催された発売記念イベントに登壇した。
写真集は、自身の実家やアルバイトをしていた造船所など、ルーツとも言えるスポットから初めて訪れる場所までを巡り、天草で歩んできた軌跡と地元愛を詰め込んだ1冊となっている。
撮影時を「ゆかりのあるところもあれば、初めての地でのロケもあったので、『ただいま』と『初めまして』という感じの撮影でした」と振り返った陣内は、「“KOKYO”のタイトルの通り、天草での撮影では故郷の人たちが笑顔で迎えてくれて、この写真集で何か一つでも地元に還元できたり、元気づけたりできるのかなと思いましたし、自分が地元からまたエネルギーをもらい直せる1冊になりました」と充実感をにじませた。
写真集では、金髪、黒髪、茶髪とさまざまな髪色を見せている。ヘアメークをはじめ、衣装やロケ地も、スタッフと一緒に打ち合わせの段階からこだわったそうで、特にこだわったポイントは実家での撮影。「実は、僕の実家でのロケは候補になく、打ち上げ代わりにバーベキューしようということだったのですが、お渡し会の特典のステッカー4種類のうち3種類は実家でのカットになっていました（笑）。実家を選んでよかったなと思いました」と思いがけないエピソードを披露した。
陣内がお気に入りカットに選んだのは、幻想的な雰囲気の中で、そびえ立つ巨木に腰掛ける印象的な1枚。「まさにこれこそ初めて訪れたのですが、『アコウの木』といって、天草のラピュタといわれているらしいんです。パワースポット特有の澄んだ空気感があって、（写真集を）手に取って興味を持った方にはぜひ行ってほしいなと思いつつ、同じ写真を撮ろうと無謀な挑戦はしないでほしい。割と危なかった。スリリングに撮らせていただいたので、それだけはご注意ください」とおちゃめに呼びかけた。
また、お気に入りカットのほかに印象に残っているシチュエーションとして、上天草市出身の歴史上の人物・天草四郎に扮（ふん）したカットをセレクト。「一瞬でもズレたり、少しでも車が通っただけで撮れないような奇跡的な1枚で、合成より合成」とアピールし、「天草四郎役をやりたいとずっと言い続けてきましたが、もう柳生十兵衛の歳の方に近づいてしまったので、これは思い出深い1枚になりました」と冗談交じりに語った。
地元・天草の推しポイントを聞くと、「良くも悪くもくまモンに頼っていないところがいいですね」と答え、会場の笑いを誘った陣内。加えて、「実家の陳内鮮魚がおいしいスポットって言いたいけれど、言いすぎな気もするので、やっぱり海や山があって天草自体がパワースポットなところ」と明かした。
2024年は「30過ぎたら1年が早く感じるといろんな先輩たちに教えてもらってきたのですが、この1年は不思議とものすごく時の進みが遅く感じました」と告白。「近年は一つの作品が終わったらまた次の作品と、ありがたいことに忙殺していたのですが、それもとても大事な経験でありながら、今年は1つの役をしっかり1カ月やって、役を抜く期間を設けてというような、一つの役によりじっくり向き合ってきた期間だったのかなと思います」としみじみと振り返った。
2025年については「こうやって言っていると来年があっという間に終わりそうな気もしますが（笑）、個人的には7年やってきたMANKAI STAGE『A3！』の卒業も発表されましたし、まだ稽古も始まっていないのでどんな思いで最後の公演に挑むのかは分かりませんが、しっかり丁寧に演じながら、“エーステ”で得た経験を活かして、違う作品に飛び込んでも37歳になる時にできる表現と丁寧に向き合う1年にしたいです」と意気込んだ。
また、「医者の役がやりたいと2年ほど前から切に願い続けて、皆さんの前でも言わせていただいていたのですが、なんと来年の夏に『華岡青洲の妻』という作品で医者見習いの米次郎という役をやらせていただくことになりました」とうれしそうに語る陳内に、30代の俳優として成し遂げたいこと尋ねると、「言い続けていれば夢はかなうと知ったので、この場をお借りして、また別の役をやりたいと言っていればいつかかなうのかなと。カチッとした空気感を出せる大人になりたいので、弁護士とか、40代になる頃にはスーツの似合う役ができるようになれたら」と意欲的な姿勢を見せた。
最後に、「おかげさまで2冊目となる写真集を出させていただきました。天草でいつか写真集を出すというのも昔から夢に抱いていたことなので、そこに連れて行ってくださったスタッフの皆さま、何より日頃から応援してくださる皆さまのおかげで、また一つ大きな夢をかなえられました。ぜひ僕の愛する天草を写真集で感じていただきたいし、旅のお供にして天草をぜひ巡っていただけたら何より幸いです」とファンに向けて温かなメッセージを残し、会見を締めくくった。
【プロフィール】
陳内将（じんない しょう）
1988年1月16日生まれ。熊本県出身。山羊座。O型。2008年に俳優デビュー。主な出演作は、MANKAI STAGE「A3！」シリーズ、舞台「東京リベンジャーズ」シリーズ、「紅葉鬼」シリーズ、「文豪とアルケミスト」シリーズ、ドラマ＆舞台「あいつが上手で下手が僕で」（日本テレビ系）、「unrato#11『月の岬』」など。
X 陳内将（@chanjin0116）
Instagram 陳内将（@chanjin0116）
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