羽生結弦の“奇跡の270秒”と、春高バレー髙橋藍、史上最大の攻防戦を振り返る2024/12/12 07:00
フジテレビ系では、本日12月12日に、東野幸治、渡辺翔太(Snow Man)がMCを務める「この世界は1ダフル」(木曜午後8:00。通常は午後9:00)を放送する。
本番組は、雑誌の名編集者、一流弁護士、人気ウエディングプランナー、脚本家など、さまざまな世界で活躍する一流たちが見聞きした“人生で1番スゴい話”、すなわち“1ダフル(ワンダフル)なエピソード”を紹介するバラエティー番組。実際の映像や当事者のインタビュー・事実を基に映像化したショートドラマなど、VTR形式で紹介し、さまざまな出来事の裏に隠された1ダフルなエピソードの数々をしっかりと見やすく届ける。
ゲストに篠原涼子、内田篤人、池田美優、梅澤美波(乃木坂46)、中岡創一(ロッチ)を迎え、スポーツ好き外国人1万人が選ぶ、本当にスゴい日本人アスリートベスト10を発表。さらに、フィギュアスケートの羽生結弦選手とバレーボールの髙橋藍選手の“1ダフル”なエピソードを紹介する。
世界50カ国1万人のスポーツ好き外国人に一斉調査。アンケートとインタビューをもとに外国人が本当にスゴいと思う日本人アスリートを今夜発表する。体操、陸上、バスケットボール、テニス、野球、サッカーなど、各界で活躍するアスリートが登場する。今年大活躍のあの金メダリストから日本が世界に誇る全米を席巻したあのレジェンドまで、感動の名シーンや、何度見てもスゴい名プレーと共に発表。ゲストの内田が語るあのサッカー選手の裏話や、篠原も思わず「カッコいい!」とコメントしたプレーも必見だ。
数々の名場面を撮影してきたスポーツ新聞のカメラマンが「人生で1番心に残った試合」として、2018年、平昌五輪・男子フィギュアスケート、羽生選手のフリー演技を紹介。66年ぶりの五輪2連覇での金メダル獲得となったこの演技は「奇跡の270秒」と呼ばれている。そこには五輪2連覇に至るまでの壮絶な物語が隠されていた。絶対王者・羽生選手の知られざる苦悩と涙の道のり、そして、突如姿を消した空白の3カ月。あの日あの時、彼に何が起こっていたのか…。羽生選手を幼少期から知るトリノ五輪金メダリスト・荒川静香の証言、貴重映像と共に振り返る。
子どもの頃からすべてをフィギュアに注いできた羽生選手は、「幼稚園から遊べていない。でも1番スケートが楽しいと思うから、それでもいいかな」と笑顔で語り、弱冠9歳にして3回転ジャンプやスピンを決め圧巻のスケートを披露。13歳の時には全日本ジュニア選手権で優勝、08年全日本フィギュアスケート選手権では14歳で出場し8位入賞と大健闘。全国にその名をとどろかせた。そんな彼が15歳の時に大技・4回転ジャンプに挑戦することを決意し、初めて挑んだGPシリーズNHK杯で成功。羽生選手の躍進を見守ってきた荒川は当時を振り返り、「(羽生は)その先を見てみたい。もっと高いところに上りたいという上昇志向。常に新しい世界を見てみたいという欲があふれていた」と語る。
そんな中、羽生選手らを襲ったのが11年の東日本大震災。練習拠点としていた地元の宮城・仙台のスケートリンクは大きな被害を受けて閉鎖を余儀なくされる。彼はそんな中でも「一生懸命スケートをやる姿を見せることで少しでも多くの方々の勇気になれば」と、現役を続行。12年には単身カナダに渡り、名将ブライアン・オーサーに指導を仰いだ。14年のソチ五輪では、ショートプログラムの史上初の100点超えを記録しつつも、フリーでは納得のいかない演技のまま金メダルを獲得。金メダルを獲得しながらも「悔しい」と語る羽生選手の目はすでに4年後の平昌五輪を見据えていた。翌年15年のグランプリファイナルではトータルスコア330.43という結果を残しギネス記録を樹立した。
平昌で、自分へのリベンジを果たすべく日々着実に努力を積み重ねていたところに、最大のピンチが羽生選手を襲う。それは平昌五輪を3カ月後に控えているタイミングでの公式練習中の負傷。彼を突如襲ったこの出来事に世界中から注目が集まった。その後羽生選手がメディアの前に現れることはなかった。平昌五輪出場も危ぶまれた中、試合直前に姿を現し、けがを抱えたまま強行出場することすることが判明。そして、歴史的と言われる奇跡の復活劇“270秒”が幕を開けることとなった。空白の3カ月に一体何があったのか…。世界中を魅了したその演技とは。奇跡の復活劇と語り継がれる“270秒”が今夜幕を開ける。
スタジオで見守った内田は「自分が求めるコーチを選ぶのもスケートをする上で大事なこと。スケートがうまくても、それだけでは上にはいけない。客観的に見て、誰の元でトレーニングしたらいいのか、どういうふうにトレーニングをしたらいいのか、それを自分で分かっているのがスゴい」と、同じアスリートとしての見解を述べた。羽生選手が起こした奇跡の復活劇に注目だ。
世界中のバレーボール選手を取材し続けてきたスポーツ記者が「人生No.1試合」としてセレクトしたのは、プロでもオリンピックでもなく、まさかの春高バレーでもなく春の高校バレー京都府予選決勝。それはパリ五輪にて男子バレーボール日本代表として共に戦った髙橋選手と大塚達宣選手が高校時代に繰り広げた死闘であった。
17年度春高バレー京都府予選決勝、東山高校vs.洛南高校。当時高校1年生の髙橋選手と兄・塁選手が率いる東山高校と、大塚選手が率いる洛南高校の一戦。“最強東山兄弟”vs.“最強洛南カルテット”の一戦は、春高バレー史に残る歴史的死闘で髙橋選手も「あれは苦しかった試合」と振り返り、大塚選手も「人生で1番過酷な試合。あそこまでの試合はなかなかない」と語る熱戦の模様に、東野も「アニメみたいだ…」とくぎ付け。1セット目から死闘を繰り広げ、2セット目の対戦時間はなんと43分。互いが一歩も譲らない熱戦、共に体力が削られ、思いもよらぬ長期戦にエースが次々と倒れていく中、制したのはどちらの高校か。手に汗握る熱戦を見守ったスタジオ一同も「見応えがありすぎる」「青春っていいね」と大興奮の展開が繰り広げられる。
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