森崎ウィン×向井康二がピュアな恋物語描く。映画「（LOVE SONG）」25年秋公開2024/12/12 05:00
森崎ウィンと向井康二（Snow Man）がダブル主演を務める、東京とバンコクを舞台にした日タイ合作のオリジナル映画「（LOVE SONG）」が、2025年秋に劇場公開されることが決定した。
本作は、YouTubeで無料配信されるや驚異的な再生回数8億回超えを記録し、世界的なBLブームをけん引したドラマ「2gether」の立役者、ウィーラチット・トンジラー監督が手がける日タイ合作のオリジナルラブストーリー。東南アジアにルーツを持つ森崎と向井をダブル主演に迎え、異国の地で再会した2人が次第に心を通わせていく過程を温かな視点でユーモラスに描く。
物語は、突然の辞令で東京から海外勤務を命じられた研究員・ソウタ（森崎）が、バンコクで学生時代に思いを寄せていたカイ（向井）と再会するところから始まる。タイでカメラマン兼ミュージシャンとして活躍するカイの姿に心が揺れるソウタ。一方のカイも、学生時代に歌っていた“未完成の歌”をソウタが覚えていることに驚きを隠せず…。いつしか2人をつなぐ歌が再び胸の奥で響き始める。
ソウタ役の森崎は、「お話をいただいた時、自分と真逆のキャラクターで不安が大きかったですが、この作品に賭ける覚悟で臨みました。“絶対にこの作品で人生が変わる”と信じていました。それでも、脚本と向き合う中で不安が大きくなっていましたが、衣装合わせで向井くんと本読みをした際、カイを演じる彼の声を聞いて不安が一気に消えました」と当初の心境と向井への信頼感を明かす。
自身の役柄については、「監督からソウタの性格は真面目で几帳面と聞いていましたが、カイに出会った瞬間だけ少しおっちょこちょいな一面や完璧でない部分が見えて魅力的でした。自由さや柔軟さを持つカイが、ソウタにとって人生を広げてくれる“最後のカギ”なんだと確信しました」と熱意を込めて説明。
続けて、「監督をはじめ、タイのチームは楽しそうに撮影を進めていて印象的でした。日本のチームとの文化や言葉の壁もありましたが、お互い譲らずに乗り越えて一つになれた瞬間が何度もあり、それがいいシーンとして映画に刻まれていると思います。完成をとても楽しみにしています！」と期待感を膨らませた。
カイ役を演じる向井はタイにルーツを持っており、「僕にとってタイでお仕事ができるというのは大きなことなので、お話をいただいたときはすごくうれしかったです。緊張やプレッシャーもありましたが、それ以上に楽しさを感じていました」と振り返る。
そして、カイは「アーティスティックで不器用、素直になれない部分を持ちながらも、自分のやりたいことは明確なキャラクター」といい、「ソウタに対しても言いたいけれど言わないという、少し自分勝手な一面があります。ソウタのピュアで真っすぐな姿があったからこそ、僕もカイとして自然にいられたので本当に感謝しています」と、ソウタへの思いを述べた。
最後は本作について、「監督は日本が大好きで、撮影中もモニターを見ながらニヤニヤしている愛情あふれる方でした。撮影スタイルの違いに最初は戸惑いましたが、結果的に素晴らしい画が撮れたと感じています。タイ語のセリフにも挑戦し、普段のSnow Manの向井康二では見せられないような表情もたくさんあります。この映画が自分のプロフィールに堂々と載せられるような代表作になり、多くの方に共感していただければうれしいです」と真摯（しんし）に語った。
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