日曜劇場「御上先生」2025/03/24

記者会見情報

TBS系の連続ドラマ「御上先生」で主演を務める松坂桃李が、都内の学校を訪問し約250人の高校生を前に特別授業を行った。サプライズ登場に生徒たちが大歓声で迎える中、松坂は劇中の役柄そのままに「今期からこの学校に赴任しました御上孝です」とあいさつ。「撮影中はこのセリフを言うとシーンとなるんですが、今日は温かくてうれしい」と笑顔を見せた。質疑応答では、役作りについて「生徒の皆さんにセリフをいかに届けるか、抑揚や声のボリューム、思いの伝え方を生徒主体で考えている」と説明。自身の高校時代について、好きだった女の子との思い出などを語ると再び歓声に包まれた。高校生へのアドバイスとして、将来の職業選択については「寄り道も大切。いろいろな経験をすることで好きなものが明確になってくる」と語った。最後に「謙虚に人と接することで、人の助けを得られ、次のステップに上がれる」とエールを送り、特別授業を締めくくった。

高校時代は茅ヶ崎の海まで当時好きだった女の子と自転車で走ったりしていました。（松坂桃李／御上孝）

御上先生は、天使のような悪魔のような…総じて言うと愛のある人なんです。もちろん授業は大事だと思っているけれど、卒業したその先のことまで考えて授業をしている。最初は冷たいと思われても、先を見た授業で後々響いてくるような、そんな教師を演じています。理想の教師像は、卒業して社会に出たときに先生の言葉を思い出せるような、その時は何も感じなかったけれど、後からその意味が分かるような先生が理想です。高校時代は茅ヶ崎に住んでいて、実家から10分くらいの所に海があったんです。友達とか当時好きだった女の子と自転車で走ったり…今になって思うのは、もっと語学をやっておけばよかったなということですね。好きな国の言葉を身に付けておくと、大人になって海外に行く機会ができた時により楽しめると思います。皆さんには謙虚さを大切にしてほしいです。スポーツが他の人よりできようが、絵がうまかろうが、勉強ができようが、社会に出た時に1人でできることには限りがある。誰かの助けが必要になる。謙虚に人と接することで、たくさんの人の助けを得られ、次のステップに上がれると思います。学校生活は一瞬。謳歌（おうか）してください。