山下智久ら「神の雫/Drops of God」チームが「東京コミコン」に登壇。新シーズン配信も決定2024/12/09
ワインブームに火を付けた日本発の伝説的大人気漫画「神の雫」(作=亜樹直/亜樹直名義で活動する樹林ゆう子、樹林伸の姉弟ユニット、画=オキモト・シュウ)を、Hulu Japanをはじめ日・仏・米の4社が共同製作で実写ドラマ化し、世界各国の視聴者の心をつかんだ話題作「神の雫/Drops of God」。第52回国際エミー賞の「連続ドラマ部門」(International Emmy® Awards 「Drama Series」)を受賞後初めて、主演の山下智久らが「東京コミックコンベンション2024」(以下、「東京コミコン2024」)のステージに登壇した。
世界的ワインの権威、アレクサンドル・レジェが残した総額160億円にもおよぶ“世界最大のワインコレクション”の相続権をめぐり、国境を越えたワインテスト対決に挑んでいくアレクサンドルの弟子・一青(山下)と、アレクサンドルの一人娘・カミーユ(フルール・ジェフリエ)。「神の雫/Drops of God」では、そんな“ワインに運命を翻弄(ほんろう)される男女”を軸に、“時代と国境を越えた華麗で芳醇な人間模様”を壮大かつ細やかに描き出している。
主演の山下、共演のフルール・ジェフリエ、オデット・ラスキン監督の3人が、世界最大級のポップ・カルチャーの祭典「東京コミコン2024」のシネマ・ステージに登場。2人がそろってイベントに姿を現すのは、2023年にフランスで開催された「Séries Mania 2023」のレッドカーペット以来2度目だ。また、日本のファンの前では今回が初めて。ステージの前には山下とフルールのサイン会も行われ、多くのファンとの交流を果たした。さらに、現在撮影中の「神の雫/Drops of God」Season2が、日本ではHuluで25年に独占配信されることも発表された。
大歓声を受け、まず山下が「たくさんの人に駆けつけていただけ、とてもうれしく思っています」とあいさつ。フルールは、ハートマークを作りながらリラックスした表情を見せた。そして「こんばんは、皆さん!」と笑顔で呼びかけ、にこやかな雰囲気でステージがスタート。
この作品の出演の決め手について、山下は「日本の漫画を実写化するにあたって、大きくストーリーを変えたヒューマンドラマに、人としてたくさん学べることがあるんじゃないかと思ったんです。1人の人間をしっかりと見つめるいい機会で、一青のことをもっとよく知りたいと思いました。今回ぜひ出演させていただきたいという気持ちだったので、携わることができて本当に幸せです」とコメント。一青は思っていることをなかなか表情に出さないキャラクターだったそうで、「心の中で、揺れ動く感情を表現することがすごく大変だったのですが、監督に導いていただき、多くの方に楽しんでいただける作品にすることができました」と明かした。
日本の漫画原作の作品に出演した感想を問われたフルールは、「ワインの漫画があるなんて思ったことがなかったので驚きました。漫画を読むことで多くのことを学び、発見がありました。感情の奥深さ、どのように感情を知るのか、ワインを飲むことによって、私たちの体や心の記憶にどういった影響を与えるのかということも知ることができました」と述べた。
ラスキン監督は、キャスティングの決め手に触れ、「一青役は、山下さんがやりたいとおっしゃってくださった。山下さんの過去の作品を拝見していたこともあり、手を挙げてくださってとてもラッキーでした。フルールさんは会って2分後に、彼女しかいないと思った。原作は男性だったのですが、女性だけど、ほかのスタッフが何を言おうとも彼女に決めたいと思ったんです」と太鼓判。
撮影中のエピソードに話がおよぶと、山下は「いろいろな国で撮影の旅を行い、セットや実際にあるワイナリーを訪れたりしました。監督と美術さんが細部にまでこだわってセットを作り上げていることを肌で感じ、まるでアート作品のように思いました。撮影はもちろん大変でしたが、そんな空間で演技ができていることに興奮して、とてもやりがいを感じながらチャレンジできました。毎回よい驚きのあった現場でした」と充実した時間を振り返った。
フルールは記憶に残っているシーンとして、「カミーユが最初にティスティングしないといけないシーンで、実はぶどうジュースを飲んでいたのですが、15〜16回ほど撮影を繰り返したのでフラフラになってしまい、監督に最後にしてほしいと頼んだこともありました」と裏話を披露すると、ラスキン監督はすかさず「本当のワインにすればよかった!」と笑い、おちゃめな掛け合いも披露。
そして、国際エミー賞の受賞について触れられると、おもむろにラスキン監督がかばんの中から金色に輝く国際エミー賞のトロフィーを取り出し、会場からあふれんばかりの歓声と拍手が巻き起こった。今回残念ながら、国際エミー賞の受賞式の会場に駆けつけることができなかった山下にトロフィーが手渡されると、「重みがすごいです。約10カ月間スタッフと一緒に撮影でさまざまな場を旅しながら、いろいろな試練を乗り越えて、心を一つに支え合いながら一生懸命に作品と向き合ってきました。それをこのように評価していただき、本当に幸せなことだと思います」と、あらためて受賞の喜びをかみ締めていた。
続けて、Season2について問われたラスキン監督は、「あまり多くのことは語れないのですが、実は朝5時まで撮影をしていたんです。その後、1日会場にいる山下さんはすごい体力と精神力の持ち主だと思いました」とハードスケジュールをこなす山下へ尊敬の念を口にし、「Season2は新しい場所に行き、お互いの内面・外見も発見し合っていくという重要なシーズンです」と、新たな物語が楽しみになるような見どころを披露。
最後に、ワインが好きかという質問に、山下は「フランスでの撮影の休日では、友人に教えてもらったフランスワインを飲むようにしていました。撮影後にはセラーを購入して自分でもいろいろなワインを集めて、勉強するのが楽しみになりました」と、この作品がきっかけでワイン好きになったことを告白した。
楽しい時間もあっという間に終わり、ステージから去る最後の瞬間まで大きく会場に手を振り続ける山下と、たくさんの愛を振りまくフルール、キュートな笑顔を見せるラスキン監督の3人での息の合ったステージが終了した。
【コンテンツ情報】
Hulu オリジナル「神の雫/Drops of God」(全8話)
Hulu
配信中
※Season2は2025年にHuluで独占配信予定
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