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羽生結弦主演・制作総指揮「ICE STORY」第3弾が開幕! 30代を迎え「まだまだやれる」2024/12/08

羽生結弦主演・制作総指揮「ICE STORY」第3弾が開幕! 30代を迎え「まだまだやれる」

 羽生結弦選手が出演・制作総指揮を務める「 ICE STORY」の第3弾「Yuzuru Hanyu ICE STORY 3rd “Echoes of Life” TOUR」が12月7日、さいたまスーパーアリーナで開幕。休憩含め2時間半を超える公演では、映像と羽生さん自身のナレーション、そして「産声~めぐり」や「Ballade No.1 in G Miner,Op.23」など全12曲の演目(本編)で「命」と「生きること」をテーマにした壮大な物語を氷上に描きました。

羽生結弦主演・制作総指揮「ICE STORY」第3弾が開幕! 30代を迎え「まだまだやれる」
羽生結弦主演・制作総指揮「ICE STORY」第3弾が開幕! 30代を迎え「まだまだやれる」
羽生結弦主演・制作総指揮「ICE STORY」第3弾が開幕! 30代を迎え「まだまだやれる」

 またこの日は、羽生選手の30歳のバースデー。アンコールでは羽生さんが「誕生日です!」と話し、歌をリクエストすると、会場を埋め尽くした1万4000人の観客が「ハッピーバースデートゥーユー」の大合唱で祝福しました。

羽生結弦主演・制作総指揮「ICE STORY」第3弾が開幕! 30代を迎え「まだまだやれる」

 公演後に行われた囲み取材の模様を紹介します。

――初日公演を終えた感想をお願いします。

「とうとう開幕したなという感じが一番強いです。本当にたくさん緊張しました。すごく時間をかけて毎日、毎日、トレーニングも練習も積んできましたが、やはり本番になってみて、皆さんの前で滑ってみないと成功なのか失敗なのか分からないところもあったので。とうとう始まったなっていう気持ちと、まずは初日、けがなく“ストーリー”として完結できて良かったなという気持ちでいます」

――改めて、今回の「ICE STORY」に込めた思いや願いについて教えてください。

「元々“生命倫理”というものを、小さい頃からいろいろ考えたり、または大学で履修したりしていく中で、“生きる”ということの哲学についてすごく興味を持っていました。そこからずっと自分の中でぐるぐるとしていた思考であったり、理論であったり、そういったものをまた勉強し直して、この世の中だからこそ“生きる”ということについて、皆さんなりの答えが出せるような、哲学ができるような公演にしたいと思い『Echoes of Life』をつづりました」

――お誕生日おめでとうございます。たくさんのファンと共に迎えた30歳はいかがですか?

「『30歳になるんだなあ』という気持ちと、30歳と言われて『30歳か~』って思ったんですけど…。でも、自分が幼い頃からずっと思っていたその30代というものと、今、自分が感じている体の感覚や精神状態も含めると想像と違っていたなと思いますし、『まだまだやれるな』という気持ちでいます。また『Echoes』の中でも『未来って何?』『過去って何?』みたいなことがありますが、本当に未来は自分が想像してるよりももっともっと良くもなるし、“今”という中で最善を尽くしていくことで、自分の中では『30歳はおっさんじゃん』って思ってた頃とは違った30代を迎えることができたなとなんとなく思っています」

――改めて、30代を迎えた抱負を教えてください。

「“フィギュアスケート年齢”としてはなんか『劣化していくんだろうな』という漠然としたイメージがあったんですけど、例えば野球とかサッカーとかに置き換えて考えてみたら、これからやっとその経験とか自分の感覚であったり、技術だったりが脂が乗ってくる時期だと思うので。本当に自分自身の未来に希望を持って、『絶対にチャンスを掴むんだ』という気持ちを常に持ちながら、練習もトレーニングも本番も臨みたいなと思います」

 来年1月3日、1月5日には広島公演、2月7日、2月9日には千葉公演が開催されます。30代を迎え、新たな挑戦を続ける羽生選手から今後も目が離せません!

写真:高橋学



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