「民王R」キャスト続々撮了! トップバッター・大橋和也のボケに遠藤憲一がツッコミ2024/12/09
遠藤憲一主演のテレビ朝日系連続ドラマ「民王R(たみおうあーる)」(火曜午後9:00)が、12月10日にいよいよ最終回を迎える。全8話の放送の終了が近づくにあたり、絆を深めた豪華キャスト陣が充実のクランクアップを果たし、その際の写真が届いた。
「民王R」は、「半沢直樹」「下町ロケット」シリーズ、「ハヤブサ消防団」などで知られる作家・池井戸潤氏原作の「民王」より発想を受け、2015年の放送から9年ぶりに“Renewal”し、遠藤主演で“Reboot”=再起動。再び総理大臣の座に就くことになった武藤泰山(遠藤)は、なんの因縁か、またしても入れ替わりの事態に見舞われることに…。しかも今度の“入れ替わり対象”はなんと全国民。今作では、毎話、総理大臣が国民の誰かと“Random”=ランダムに入れ替わってしまうという奇想天外なストーリーが展開している。
メインキャスト陣の中で一足早くクランクアップしたのは、泰山の書生・田中丸一郎太を演じた大橋和也(なにわ男子)。クランクイン当初は緊張しっぱなしだったと言う大橋も、キャスト陣のサポートもありすぐに“チーム泰山”のメンバーに溶け込めたと言い、「3カ月間、毎回の撮影がほんまに楽しくて、もう終わんねやって名残惜しいです」としんみり。「だから明日もここにいたいです。普通にいたらすみません(笑)」とボケると、遠藤からは「明日から、台湾!」となにわ男子のワールドツアーへと旅立つ大橋に素早いツッコミが。
秘書の冴島優佳を演じたあのは、おなじみの総理執務室でアップ。ファンから「珍しく楽しそうだね」と声をかけられるほど撮影現場が楽しかったことを明かし、「またどこかでご一緒できるように頑張りたい」と次への意欲を見せた。
続いて、公安コンビの新田理&猫田マモルを演じた山内圭哉と山時聡真がクランクアップ。山内は「もう少し皆さんといたかった」と寂しそうな表情を見せつつ「今の時代に非常に必要なドラマなんじゃないかと。自分も含めて政治を考え直すような、そういう作品に出合えて本当に幸せでした」と充実したコメントを。山時は「クランクイン時はなじめるか不安だった」と感じたからこそ、「家族のように迎え入れてくれてすごく居心地の良い現場で、いろいろなことに挑戦させていただいて、すごくいい経験になりました!」と大きな感謝を述べた。
そして、“永田町のプリンス”こと白鳥翼役の溝端淳平、泰山たちの前にラスボスとして立ちはだかる政治評論家の蓮沼清彦役の満島真之介も続々とクランクアップ。溝端は「こうやってクランクアップですって言われて花束を渡されるということは、これが………つまり…………クランクアップということなのかなと実感しております」と“白鳥節”であいさつ。「今日で言えなくなるのは寂しいですが、一生記憶に残るすてきな役になりました!」と振り返る。
満島は「やっとギアが上がってきた頃にもう終わりなんですね」とまだまだやれる宣言。そして、「僕が遠藤憲一さん、岸部一徳さんと初めてご一緒したのは『ドクターX~外科医・大門未知子~』のシーズン2。あのとき、監督の厳しい指導に付いていくだけで必死で、最後まで心折れずにやり切れたのは遠藤さん、岸部さんのおかげでした。こうしてまたご一緒できる幸せをかみ締め、あの時の恩返しができるように頑張りました」と、恩人でもある先輩への謝意を述べた。
今作では旅先から折に触れて泰山のピンチを救った元秘書の貝原茂平役、高橋一生もクランクアップ。9年前の前作に続いての出演となった高橋は、「まるで昨日のことのようにお芝居ができたのは皆さんのおかげです。また皆さんにお会いできますように」との言葉を残して撮影を終えた。
そして、泰山役の遠藤、盟友の官房長官・カリヤンこと狩屋孝司を演じた金田明夫、民政党のドン・二木正一役の岸部一徳が同じ日、同じ場所で撮了。3人の中で一足先にアップした金田は「みんなが本気でアホやって、熱演して、久々に感動した作品でした。きっと後世に語り継がれると思います」と感無量。
泰山にとって“目の上のたんこぶ”であり、泰山を総理大臣の座へと押し上げた張本人でもある二木を演じた岸部は「新しいドラマに出合ったな、と実感しました」と率直な思いを伝え、「ドラマだけでなく音楽も映画もそうですが、何かが変わっていく時にはそのきっかけになるものがあり、この作品はその“きっかけ”になるんじゃないか」とベテラン目線での予告を残して現場を後にした。
岸部のありがたい言葉を受けた遠藤は「時代の流れの先頭を行く作品になれた、という言葉は本当にうれしかったです」と感激。クランクアップを果たした自身の気持ちは「この作品は間違いなく俺の俳優人生の中で一番大変でした!(笑)」と笑顔で語り、「でも、この歳でこんなに変化に富んだ役をいただけるのはものすごく幸せなこと。のちのち、『俺、あの時幸せだったな』って思い返す作品になると思います」と胸を張った。
第8話(最終回)。民政党のドン・二木正一(岸部)がついに動き出した。民政党を離党して新党「本家民政党」を立ち上げ、武藤泰山(遠藤)率いる武藤内閣に不信任案を突き付けたのだ。本家民政党は民政党の4割の議員を取り込み、さらに二木はスキャンダルで切り捨てかけた“永田町のプリンス”白鳥翼(溝端)をも仲間に引き入れようと画策。このままでは不信任案が可決され、内閣総辞職か解散総選挙を選ぶことになる泰山。しかし泰山は官房長官の狩屋孝司ことカリヤン(金田)や、書生の田中丸(大橋)らに「国民を信じる」と宣言。解散総選挙に打って出ることを決めるのだった。
時を同じくして、泰山に関する暴露や陰謀論の動画配信を世に放っていた覆面配信者が政治評論家の蓮沼清彦(満島)だったことも判明。いよいよその仮面を脱ぎ去り、新党・ネオニッポンの旗揚げと政界進出を表明する。「こんな泡沫政党は相手じゃない、あくまで敵は本家民政党だ」と息巻く泰山に、秘書の冴島優佳(あの)は不安そうな表情を浮かべ…?
そんな優佳の不安が的中したのか、民政党vs本家民政党の一騎打ちと見られた選挙戦はネオニッポンも加えた三つどもえの様相に。アイドルや元アナウンサーなど有名人を続々出馬させる戦略でネオニッポンは一躍、一大政党になる。時流を読んだ二木は蓮沼に近づき、ある提案を持ちかけて…。
そんな中、公安の新田理(山内)が、一連の入れ替わりの黒幕とみられるナリタカンパニーの成田崇彦(中村育二)の身柄を拘束。対策本部に連れて来られた成田と対面した泰山は衝撃の事実を告げられ…!? やがて真の黒幕が動き出し、明らかになる裏切り者の正体。そして入れ替わりテロは思いもよらぬ方向へと進んでいくことに。
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