「新・暴れん坊将軍」吉宗の嫡男・家重役に西畑大吾! 「松平健さんに食らい付く」2024/12/08
テレビ朝日系で2025年1月4日に放送される、松平健主演「新・暴れん坊将軍」(午後9:00)になにわ男子・西畑大吾の出演が決定した。
「暴れん坊将軍」は1978年から2003年にかけて放送された痛快時代劇シリーズで、シリーズ12作のほか「最終回スペシャル」(03年4月)、「春のスペシャル」(04年3月)、「テレビ朝日開局50周年記念ドラマスペシャル」(08年12月)を合わせた放送回数は832回。同じ俳優が演じた単一ドラマとしては大川橋蔵主演の「銭形平次」(フジテレビ系)の888回に次ぐ。そんな“将軍”ドラマの原点にして頂点ともいえる「暴れん坊将軍」の最新スペシャルが17年ぶりに復活することになり、発表と同時に大きな反響を呼んだ。また、白馬にまたがる将軍・吉宗(松平)の最新ビジュアルも、当時と変わらぬりりしさで新旧ファンの喜びを誘った。
今回、監督を務めるのは三池崇史、脚本は大森美香が執筆。吉宗の治世となってから二十有余年を経た江戸の町を舞台に、世継ぎ問題に揺れる吉宗や江戸城内の人間模様、さらには城下町で起こる陰謀渦巻く難事件を描き出す。白馬にまたがり海岸を走るオープニング映像やおなじみのオープニングテーマなど、オールドファンにはたまらない不変さも残しつつ、新たなキャラクターと時代性が加わった令和ならではの演出も楽しみだ。
令和版スペシャルで西畑が演じるのは、吉宗の嫡男・家重。次期将軍候補の嫡男でありながら、病により右腕が動かず、言葉を滑らかに話すことができない家重は、身体や会話がままならぬもどかしさから別邸にこもりがちで政治にも関心を見せない。それゆえ城内でも文武両道の次男を後継に推す声が上がっており、吉宗も継嗣問題に頭を悩ませている。
そんなある日、新之助となって町に出た吉宗はある騒動に遭遇し、洋剣“レイピア”を自在に操る男と出会う。べらんめえ口調で商家の三男坊“徳長福太郎)”を名乗る彼こそ、ほかならぬ息子・家重で──。まさか自分と同じく、こっそり城を抜け出して庶民と交流していたとは…!? しかも、刀を握ることすらかなわないはずの家重が、しなやかな身のこなしでならず者たちをなぎ倒し、流ちょうに江戸言葉を話すとは…!? にわかには信じられない事態に吉宗は衝撃を受ける。一体、家重の身に何が起きたのか――。
利き手を封印し、左腕で異色の立ち回りを見せる“難役”に挑む西畑は27歳。「暴れん坊将軍」の放送開始(1978年)の19年後に生まれている。物心ついた時にはすでに大ヒット時代劇だった本作に出演することになり、「まさか、松平健さん演じる吉宗の嫡男に選ばれるとは思っていなかったので、めちゃくちゃびっくりしました。長く愛されてきた歴史ある作品に加わることができ、とてもうれしいです」と喜びを隠さない。嫡男として周囲からの期待が薄い家重を「身体の不自由さもあり、将軍家の嫡男であるにもかかわらず、周囲からよく思われていない人物。さまざまなものを背負って生きる彼の思いをどれだけ表現できるか、日々考えながら撮影に挑んでいます」と役に思いをはせる。
父・吉宗を演じるレジェンド・松平の芝居を「松平さんはひと言ひと言に重みがあり、長年、吉宗を演じてきた歴史を感じさせるお芝居をされます」と感嘆し「僕もそれについていかないと、という気持ちで精いっぱい、頑張っています」と日々の撮影に向けた姿勢を明かした。また、「羽二重(かつらの下地となる布)をつけて、時代劇に出演させていただくのは初めて」とのことで、「最初はあんばいが難しく、『眉毛を上げないで』と注意されることもあって苦労しました。でも、羽二重を着けることで気が引き締まるんです。特に早朝の撮影だと、目がパッと開く気がして助かっています」と初体験の感想を述べた。
そしてもちろん、時代劇最大の見せ場・殺陣にも挑戦している。しかも家重は、左手で洋剣(レイピア)を操るという異色の殺陣を見せる。「利き手の右手を使わず、左手での殺陣が成立するのか、最初はとても不安でした。そんな時、松平さんの殺陣シーンを拝見したらめちゃくちゃすごくて、ひたすらさすがで…。自分も食らい付いていかなければと思い、以来、左手を使うことを意識して生活するようにしました。家重なりの戦い方、家重なりの正義をしっかり見せていきたいですね」と、大先輩・松平の立居振る舞いに刺激を受けたと話す。
そんな型破りな殺陣を始め、新しい「暴れん坊将軍」の指揮を取った三池崇史監督のもとでの撮影も初体験だった西畑。「(三池監督の)作品は多々拝見していたので大変光栄だなと思いましたが、三池さんといえばバイオレンス作品ですし、コワモテな方ですし、やっぱり最初は『怖そうやなぁ』と思っていました(笑)」とその印象を告白。「でも、お話しさせていただいたらとてもフランクで柔らかい方。現場でも『こういう表情をしてほしい』『この角度の視線がほしい』など、身になるアドバイスをたくさんくださり、本当にありがたいです」と印象とは違う監督の姿に安心した様子を見せた。
視聴者へのメッセージを求めると「『暴れん坊将軍』がこんなにもド派手で面白い作品だと知り、その一員になれてうれしく思っています。初めて見る方も、ずっと応援されてきた皆さんも楽しんでいただける作品だと思います」との言葉が返って来た。若い西畑自身がその世界に魅せられたことは、連続ドラマ時代の「暴れん坊将軍」を見たことがない若い世代にも十分伝わる作品であることを証明したとも言える。
関連リンク
この記事をシェアする
ドラマガイド(最新シーズン)Drama Guide Season
【2025年冬】TVドラマガイド
2025年の冬(1月・2月・3月)にスタートする連続ドラマを曜日別で特集!
大河ドラマ「べらぼう」、松坂桃李主演「御上先生」、奈緒×松田龍平W主演「東京サラダボウル」、永瀬廉×山下美月初共演「御曹司に恋はムズすぎる」、黒木華や佐藤大樹らが出演する「風のふく島」、山田杏奈主演「リラの花咲くけものみち」、夜ドラ「バニラな毎日」など、深夜ドラマやBS放送の新着ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポート情報などを随時公開!
【2024年秋】TVドラマガイド
2024年の秋(10月・11月・12月)に放送された連続ドラマを曜日別の一覧で見やすく総まとめ!
朝ドラ「おむすび」、日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」、柳楽優弥×坂東龍汰「ライオンの隠れ家」、松本若菜×田中圭×深澤辰哉「わたしの宝物」、菊池風磨主演「私たちが恋する理由」、「放課後カルテ」「ザ・トラベルナース」など人気作のほか、深夜ドラマやBS放送の新ドラマを含め、出演者、主題歌、あらすじ、記者会見リポートなど満載で紹介☆