究極の愛憎劇！ “サレ夫”渡邊圭祐と“シタ妻”瀧本美織「財閥復讐」で初共演2024/11/29 07:00
テレ東系ではドラマプレミア枠で、2025年1月6日より「財閥復讐 兄嫁になった元嫁へ」（木曜午後11：06）を放送することを発表した。
渡邊圭祐と瀧本美織がW主演を務める本作は、テレ東×アミューズクリエイティブスタジオが共同制作した完全オリジナル漫画が原作。地上波・配信を問わず原作があるドラマが多い昨今において、メディアミックスを見据え、ティーン・女性を中心に絶大な人気を誇る縦読みwebtoon漫画原作から自社で制作する試みを始めたテレビ東京。その作品をLINEマンガで配信し、地上波ドラマで放送する。
愛人の子どもとして親族から迫害されながら育てられた日本有数の伊勢財閥の次男・伊勢由貴也（渡邊）。家を出て自立した由貴也は、運命の女性・絵理香（瀧本）と出会い、人生で初めて“幸せ”を実感する。そして2人は結婚。この幸せはずっと続くと思っていたが──欲しいもののためには手段を選ばない絵理香はなんと、伊勢財閥を手に入れるために由貴也の兄・雅之の子を身ごもり、雅之と再婚するという裏切りを見せる。実家から迫害され、愛する妻からも裏切られた“サレ夫”は、どん底から伊勢財閥への復讐（ふくしゅう）を誓う。
このドラマを企画したテレビ東京の倉地雄大プロデューサーは、「昨今あふれるコンテンツの中で、どうすればたくさんの人に届くのかと答えを模索し続け、一つの大きなチャレンジをさせていただくのが『財閥復讐』です」と言う。その理由は、「日本のドラマではあまり見られない斬新な設定、続きが気になる怒涛（どとう）の展開、そして魅力的なキャラクター。海外ドラマに負けない作品を…という気概で、本作を原作から制作しています」と企画に込めた目標を明かす。
由貴也を演じるのは、今年、NHK大河ドラマ「光る君へ」（2024年）や映画「八犬伝」といった大作への出演が続く渡邊。今回は元妻や一族への復讐に燃えるサレ夫を演じるが、「復讐劇と聞いて凄惨（せいさん）なイメージを持っていたのですが、届いた脚本を読んで、上村監督の持つ優しさが存分にエッセンスとして加えられながらも心（しん）の通ったストーリーになっているなと感じました」とただの復讐劇ではない魅力がある作品であると感じたと言う。
演じる由貴也は「非常に計画的で頭のキレる反面、思春期に愛を知らずに生きたことで子どものような幼さや純粋さを持ち合わせている人間」と分析し、「やっていることに賛同できかねる部分はあるかもしれませんが、ほとんどの登場人物の言動・行動の根底にある部分に共感し得るものがあります。ぜひその部分に意見しつつ楽しんでみていただけるとうれしいです」と共感を得られることを期待。また、“シタ妻”・絵理香に扮する滝本については「どんな時でも明るいおちゃめな方です」と評する。「飾ることなく現場にいてくださるので、私含めスタッフの皆さまも瀧本さんがいらっしゃる日は気持ちにこやかにお仕事をしてる気がします」とその魅力を伝えた。
絵理香の瀧本は、本作の企画を聞いた時の印象を「タイトルからものすごい念がこもっているなと感じました」と印象を語る。また、財閥という壮大なバックグラウンドが愛憎の元凶になることについて「日本ではなかなかなじみがない、韓国ドラマのような要素を受け取りました。それぞれのキャラクターが強く濃いので時に滑稽で面白く、財閥という枠の中で生きるか死ぬかのような瀬戸際で闘っているんだなと。そういう人たちを描いていくというのは、視聴者の方々にもきっとワクワク見ていただけるのではないかと思いました」との感想を抱く。
また、財閥を自分のものにすべく、由貴也を裏切る絵理香という女性を「カッコイイ」と言う瀧本。その理由は「目的のため、貪欲に成り上がっていく女性で、一方から見ればひどいことをしていると思いますが、誰もまねできないことを行動に移していく姿はカッコいいです」と評価し、「それも過去の体験と切実な思いがあるからで、自分が幸せになることはもしかすると何かの犠牲の上に成り立つのかもしれない…と想像しています」と絵理香の背景を想像する。そのうえで「絵理香として強烈に幸せをつかみにいきたいと思っています」と意欲を燃やす。
絵理香が絶望のどん底に突き落とす由貴也役の渡邊とは初共演。「お会いするまではとてもクールな方なのかな？ という印象があったのですが、それぞれの地元のことだったり、撮影や取材の合間に初めてとは思えないくらいたくさんお話ができました。ご本人はローテンションだと仰っていましたが、静かにツッコミを入れてくれるのが絶妙で楽しくて大笑いしています！」と息が合う様子。
渡邊と瀧本の配役について、倉地Pは、「作品によって違う顔を見せ、気が付けばいち視聴者としてその活躍を追い続けていた渡邊さん。幸せな瞬間も、復讐に駆られる目に光がともるときも、丁寧に、そして繊細に演じていただいていて、現場で何よりもその表現力に心奪われ、ひきつけられています。そんな渡邊さんと相対する瀧本さん。その華やかな笑顔ときらびやかな妖艶さで、絵理香というキャラクターをすごく魅力的に表現していただいています。瀧本さんがセリフを言うだけで、絵理香という役が不思議な引力をまとい、羨望（せんぼう）と憧れのまなざしを向けられるような強い女性になりました」と説明。
そんなキャストが織り成す本作を「普段はとても朗らかで現場の空気を和ませてくださる2人の座長と、素晴らしいスタッフ陣とこの冬1番の意欲作にチャレンジができることが何よりも幸せです。全てを失ったとき、人はどう人生に向き合って行くのか。生きるのが難しくなった現代だからこそ、誰かに届くと信じております。愛の強さゆえの復讐劇、ぜひご期待ください！」と力を込めてアピールした。
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