香取慎吾×志尊淳が初タッグ! 「日本一の最低男」クランクインで見せた意気込み2024/11/28 06:00
フジテレビ系で2025年1月9日から放送される香取慎吾主演の木曜劇場「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(木曜午後10:00。初回15分拡大)が都内の撮影所にてクランクインした。
香取が11年ぶりにフジテレビ制作の連続ドラマで主演を務める本作は、選挙で当選するためにイメージアップを狙う大森一平(香取)が、シングルファーザーの義弟・小原正助(志尊淳)とその子どもたちと暮らすことになることで巻き起こる出来事を描く完全オリジナル作品である。
このたびクランクインを迎えたのは、主演の香取と共演の志尊と2人の子役だ。初日の撮影は、第1話の冒頭で、一平が自宅の仕事部屋で1人、電話で誰かと話しているシーンからスタート。何かをたくらんでいるかのような一平の不敵な表情が印象的で、彼の“最低男”ぶりを象徴する重要な場面である。カメラや照明などの準備が進められる中、少し照れくさそうにしながら現場入りした香取は、「主演の香取慎吾さんです!」とスタッフから紹介を受けると、笑顔で「よろしくお願いします!」とあいさつ。続けて、及川拓郎監督が「心は熱く、ものづくりに励んでいきましょう!」と力強く宣言すると、隣に立つ香取も引き締まった表情を見せた。
撮影初日を終えた香取は、「非常に活気あふれる現場で、これから3カ月、このような現場で仕事ができるんだと思うととっても幸せです。何か、“あぁ、連ドラをやっているな”っていう実感がすごくあるんですよ。それこそ、今もこうして急にコメントを求められたりして“そうそう、この感じ、この感じ”みたいな(笑)。こういう慌ただしい感じは、ちょっと懐かしくもありますね」と11年ぶりのフジテレビドラマでの連ドラ主演に感慨深げ。
また、現場に入った時に、“大森家”のセットに驚いたと言い、「素晴らしく作り込まれたこの一軒家のセットで、今から“ニセモノホームドラマ”が繰り広げられていくんだなって、最初のシーンを撮っている時からもう、ワクワクが止まらなかったです。喜怒哀楽、いろんな感情が詰まったドラマになると思うので、本当に楽しみですね」と期待感を示した。
一平という“最低男”を演じた感想を聞くと「正直“こんなに最低でいいの?”っていうくらい、最低男になりきれているんじゃないかと思います(笑)」と笑う。「例えば、子どもたちに対してもものすごく冷めた態度を取るんですね。いつもは“子どもと一緒にお芝居をする香取慎吾”といえば笑顔で優しいイメージかもしれませんけど、今回は今まであまり見せたことのない表情を見せられるんじゃないかなと」と予告をしつつ「…まぁ正確に言うと、子どもの前では笑顔でいるけど、誰も見てないところでとんでもなく最低なことを考えて、最低な顔をしているっていう、一平という人間は、そういうヤツなんですけど(笑)。とにかく、演じていてすごく楽しいです」と新しい役柄を楽しんでいる。
また、義弟役の志尊とはどこかで会ったことがあったのではと思っていたらしいが…。「どうやら初対面らしいんですよ。最初の顔合わせで『初めまして』とごあいさつしていただいて。僕もこれまでかなりたくさんの方々と共演してきたので、どこかでご一緒したことがあるかもと思って『本当に、初めまして?』って確認したら『はい、初めましてです!』って…。だから、僕も敬語を使った方がいいのかな、みたいなところも含めて(笑)、これからしっかりと関係性を築いていきたいと思います」とちょっとトボけた香取らしいエピソードが飛び出した。
さらに「でもね」と続けた香取は「そんなことよりも、志尊淳という俳優さんは、とにかくかっこいい(笑)! 僕はいち視聴者として、いろんな作品を通じて彼のことを見てきましたけど、画面越しに見るより、実物の方が全然かっこいいです!」とタッグを組む志尊を絶賛した。
香取が1人で数シーンを撮り終えると、いよいよ志尊が2人の子役とともに合流。この日、志尊が最初に撮影に臨んだのは、正助と子どもたちが一平の自宅を訪れ、4人が初めて顔を合わせるシーン。そんな志尊は、撮影の合間など、カメラが回っていないところでも子どもたちと楽しくおしゃべり。そして香取は、その様子を少し離れたところから笑顔で見守り――。ドラマの序盤で描かれる“ニセモノ家族”のぎくしゃくした雰囲気とは裏腹に、スタジオは穏やかな空気に包まれていた。
「連続ドラマへの出演は久しぶりで新鮮」と言う志尊は、「今回は子どもたちと一緒にいるシーンが多い、というところがこの作品ならではのポイント。2人の子どもたちとの撮影は、本当に楽しいですね」と初日の撮影を楽しんだ様子。
妻を亡くして男手ひとつで2人の子どもを育てている正助を「仕事も頑張っているんですが、“やりたい仕事”と“やらなくてはいけない育児”をどう両立していくかという問題に悩み、常に葛藤しているキャラクター」と捉える志尊。「ただ、決してあきらめることなく、彼なりに打開策を常に模索している、前向きな人間です。そしてとても優しい。僕だったらとっくに爆発しているだろうなという感じなんですけどね(笑)。ですから今後、そんな正助の優しさや繊細さもしっかり表現していけたらと思っています」と役への取り組み方を考えているそう。
また、クランクインをする前からかなり脚本を読み込み、自分なりに一平というキャラクターをイメージしていたと言う志尊。しかし、香取が演じる一平を目の当たりにし、「うわ!! すごい、これが一平さんなのか!!」と感動したと明かした。「香取さんの人間力がそのまま一平さんに投影されていて。一平というキャラクターは嫌なやつなのですが、ものすごく魅力的なのです。とにかく、一緒にお芝居をする時間が楽しいです」とも語り、「そして個人的に、香取さんの間の取り方、セリフ回し、目線の送り方が最高で、気を抜くと爆笑してしまうので常に緊張感をなくさないよう心がけています」と撮影の手応えを話し、笑顔を見せた。
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