阿久津仁愛&和田雅成共演の「バントマン」スピンオフドラマが配信2024/11/26 13:00
鈴木伸之が戦力外通告を受けた元中日ドラゴンズの野球選手を演じているフジテレビ系連続ドラマ「バントマン」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)。そのスピンオフドラマ「俺のヒーロー」が、11月30日の第8話放送後からFODプレミアムで独占配信されることが分かった。
「バントマン」は、東海テレビと中日ドラゴンズがタッグを組んだ、スポーツ・エンターテインメントドラマ。ドラゴンズのホームランバッターとして活躍するも、戦力外通告を受けてしまった元プロ野球選手・柳澤大翔を、自身も中学生まで地元のクラブチームで4番バッターとして活躍した鈴木が演じる。チームの勝利のために自身はひっそりとアウトになる、地味な役回りとも言える“送りバント”。そんな、犠牲を払って周囲をサポートする陰のヒーロー“バントマン”を主人公に、誰かの夢や願いをかなえるため、置かれた状況を野球のシチュエーションに例えて作戦を立てていく彼らの人生を、野球哲学を交えて描く。
「俺のヒーロー」で主演を務めるのは、「イニングナイングループ社」社長室所属でチームの縁の下の力持ち的存在・吉岡葉留樹を演じる阿久津仁愛と、大翔の後輩で元中日ドラゴンズの選手・真鍋義信に扮(ふん)している和田雅成。普段は淡々と自分の役割をこなしていく吉岡の隠された過去や、真鍋の大翔への秘めた思いなど、本編では語られなかったストーリーが描かれる。
阿久津はジュノン・スーパーボーイ・コンテストで準グランプリを獲得し、ミュージカル「テニスの王子様」で注目を集めた若手俳優。一方、和田は「刀剣乱舞」シリーズなど多くの舞台に出演。どちらも公演チケットがすぐに完売するという人気俳優だ。「バントマン」本編ではここまで共演シーンはなかったが、スピンオフでは丁々発止の演技合戦が繰り広げられ、「せっかく2人が出演しているのに共演シーンがないなんて」と思っていた舞台ファンも喜ぶような展開となっている。また、ほとんどのシーンが作戦室という舞台演劇のような設定も、ファンの心をくすぐるに違いない。
「イニングナイングループ社」CEO・櫻田誠一郎(坂東彌十郎)の野球愛が詰まった作戦室には、実はさまざまな野球グッズが置かれている。本編では、なかなかそれらに触れることができないが、このスピンオフではそれらにもクローズアップ。スピンオフ視聴後にあらためて本編を見ると、違った角度でドラマを楽しめるはずだ。
そして、気になる物語は、“”バントマンたちの作戦室に真鍋がやって来るところから始まる。中日ドラゴンズから戦力外通告を受け、第2の人生として大学進学を目指す道を選んだ真鍋。大学の下見のため名古屋から上京したついでに、先輩の大翔に手渡したいと、風呂敷に包まれた“あるもの”を持って「イニングナイングループ社」を訪れたのだ。
偶然、作戦室にいたのは吉岡ただ1人。吉岡は、真鍋とは初対面だ。自然と共通の知人である大翔の話になるが、お互いの「大翔との距離の近さアピール」が徐々にエスカレート。まるで口論のような様相になってしまう。
作戦室での撮影が初めてで、何より大翔以外のバントマンたちと一緒のシーンがこれまでなかった和田は、少し緊張した様子。「ほぼ、“初めまして”状態だったので、最初は完全にビジターの雰囲気でした。ただ、真鍋の“異物感”が今回のスピンオフでは重要な意味を持つので、僕自身もそこに乗っかってしまおうと思い、ビジターの雰囲気のまま撮影に臨みました」と、この状況を楽しんでいた。
阿久津は「スローモーションになるシーンがあるのですが、モニターでチェックしても面白くて、出来上がりが今から楽しみです。また、これまでの本編での出来事も随所に差し込まれるので、このスピンオフをきっかけに本編を見始めるのもありだと思います」と、撮影を振り返っている。
バントマンのメンバーにとっては、慣れ親しんだ作戦室で物語が展開することもあり、スピンオフの撮影はいつも以上に順調に進行。もちろん、大翔や藤堂俊介(平原テツ)、梶間響子(石川瑠華)といったバントマンメンバーも加わったわちゃわちゃしたシーンもあれば、見る側の胸を熱くするような展開もあるなど、その世界観はいつもの「バントマン」そのもの。いよいよ後半に入った本編をより深く楽しむためには必見の内容だ。
【コンテンツ情報】
「俺のヒーロー」(全1話)
FOD
11月30日・第8話放送後から配信
出演/阿久津仁愛、和田雅成、平原テツ、石川瑠華、宮下貴浩、鈴木伸之
脚本/富安美尋 演出/馬場三輝
土ドラ「バントマン」
フジテレビ系
土曜 午後11:40~深夜0:35
<第8話あらすじ>
最近、通勤途中や業務中に誰かの視線を感じるという梶間(石川)。「もしやストーカーでは?」と心配になったバントマンたちは梶間の警護を申し出る。大翔(鈴木)や根鈴華(倉科カナ)たちが交代で警護にあたっていると、そこに近づいてくる怪しい人影が…。その日以降、梶間の様子が急変し、とうとう会社にも来なくなってしまう。バントマンたちは梶間の近辺を探るが、自分たちが梶間のことを何も知らなかった事実にがく然とする。
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