富田靖子&竜星涼が「35歳の少女」で柴咲コウの“新しい家族”に2020/09/02
富田靖子と竜星涼が、10月スタートの日本テレビ系連続ドラマ「35歳の少女」(土曜午後10:00、開始日未定)に出演。主人公・今村望美(柴咲コウ)の父・進次(田中哲司)の再婚相手である今村加奈を富田、その引きこもりの連れ子・今村達也を竜星が演じることが分かった。
ドラマは、同局の「家政婦のミタ」「同期のサクラ」の制作チームが集結し、「〇〇妻」以来、5年ぶりに柴咲と脚本家の遊川和彦氏がタッグを組むオリジナル作品。1995年。不慮の事故で突然長い眠りについた10歳の少女・望美が、その25年後の2020年に目を覚ます。心は10歳のまま35歳となって目覚めた望美が、すべてが変わってしまった世界に戸惑いながらも未来を生きる、“時を超えた”成長物語だ。望美の初恋の相手・広瀬結人役を坂口健太郎、妹・時岡愛美役を橋本愛が務める。
富田演じる加奈は、達也の実父と離婚後、進次と再婚。控え目で穏やかな性格で、進次が前の家庭に未練があることに勘付いていながら何も言えていないでいるが、少しずつ不満が蓄積しているという役どころ。
一方、竜星演じる加奈の連れ子の達也は、そこそこの私大を卒業後、そこそこの企業に就職したが、いじめに遭い、2年足らずで会社を退職。自宅の部屋に1年以上引きこもっている。食事や飲み物が欲しい時だけ、両親と顔を合わさないようメールを送ってから、部屋から出てくるというキャラクターだ。毎回、手にしたアイテムが、部屋での行動のヒントに。望美が眠っている間に、一家の歯車が狂ったことで生まれた、新しい家族。望美の目覚めは、この家庭にどのような希望をもたらすのか、その関わりに注目だ。
遊川脚本の作品には、16年放送のテレビ朝日系「はじめまして、愛しています。」以来、2度目の出演となる富田は「先日、衣装合わせを終えて、ワクワクが止まりません」と撮影を心待ちにしている様子で、「衣装の柄、生地の質感、丈の長さ、そして髪形の打ち合わせ。加奈という女性が息づいているのを感じます。遊川さんから、私の役名の加奈の名前の意味をお聞きしました。『奈』という漢字には、優しさ、華やかさという意味があること。それらを、人に与えられる人だそうです。優しさの中のもろさ、華やかさの足元にある闇を感じながら、加奈に向き合っていきたいと思います」と意気込みを語る。
そして、昨年の「同期のサクラ」に続く遊川作品への出演となる竜星は、「希望と絶望を巧みに操る遊川さんのオリジナル脚本は、いつも新しい台本を開くたびに世の中に大きな疑問を投げかけ、役者に演じる喜びをくれます。こんなにも早く、またこのチームに参加できるとは…この作品が持っている奇跡を信じて、自分の役割を全うしたいと思います。どうぞお楽しみに!!」とメッセージを寄せている。
大平太プロデューサーは「富田さんとは、初めての仕事ですが、優しく貞淑な妻を演じても、富田さんがやると、『きっと、何かあるに違いない』と期待してしまう存在感があります。もちろん、ただの大人しい女性で終わるわけがありません。最初は、向こうの家庭と、自分たちを行ったり来たりの夫・進次に少しずつ怒りのマグマをためている状態です。いつどのように噴出するのでしょう? 竜星くんは、昨年久しぶりにお仕事をして、すてきな俳優さんに成長していて驚きました。達也は、一体部屋で何をしているのでしょう? 両親にメールを送ってくるのも、何らかのメッセージを伝えたいのかもしれません。部屋から出てくる時に、彼が身につけているアイテムに、そのヒントがあるかもしれません。竜星くんが、きっと『新しい引きこもり』キャラを見せてくれると思います」と、2人の芝居に期待している。
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